紀伊半島ツーリング
11月21日〜23日

参加者
・雷蔵氏:ディバージョン900
・OH!NO!氏:TZR250(後方排気)
・ろどりー嬢:VTR250
・Jr.:TDM850

今回は、3連休を利用して、あまり走った事が無い紀伊半島の晩秋を 体験する為、雷蔵氏企画の基、強行日程で挑んだ。 まさか、これほどまでの事件が起きるとは思わなかったインパクトのあるツーリングだ。


11月21日

「第一集合地点は、伊良湖フェリーターミナル。時間は9:00」
「第二集合地点は、曽爾高原キャンプ場」

元々、関東方面の人は第一、関西方面の人は第二で集合である。
雷蔵氏の”E−MAIL”による指令に従い、 第一集合地点を目指す事にする。
さて、伊良湖は 家から高速を使っても 400km弱の距離がある。

3時に起き支度を済ませ、4時には出発。
R6→首都高→東名で浜松ICまで 給油休憩のみで一気に走りきる。 さすがに道は空いているが時期が時期だけに、結構冷える。 防寒装備をしっかりしていたのでそんなに苦しむ事は無かったが、 まだ暗かったので、精神的に早くも疲れてしまった。

浜松ICに着く頃にはすっかり日は昇っており、トロトロしていたら、 時間に間に合わなくなるので、 ”浜名バイパス”を利用して急ぎ 伊良湖を目指す。 K45→R1→浜名バイパス→R42で 一気伊良湖フェリーターミナルへ。

着いたのは8:40頃。 ターミナル併設の ”道の駅クリスタルポルト”には ディバージョン900の姿があった。 だが、周囲を見渡しても雷蔵氏の姿が見えない。 館内も探すが見つからない。仕方無くバイクの所に戻り、道の駅を眺めると 食堂のテーブルで眠りこけている雷蔵氏を 発見!
悪いとは思いながら、食堂に入って雷蔵氏を起こす。
「一睡もしないで来たんで眠くてたまらん。」
「ずっと一般道で来たんだよ」って。
「おいおい(^^;)、大丈夫かよ?」
「何時間かかったの?」

「うーん、0時頃出て来て、8時過ぎに着いたから8時間くらい。 でも途中で睡魔に勝てず道端で少し寝て来た。」
そうだ。
まったく、たいしたもんだ。
「フェリー、9:10発があるからそれで行こう!」と言う事でチケットを購入、 鳥羽を目指す。
それにしても、風が非常に強くてたまらん。体感温度がぐっと下がる。 早くも今晩の寒さが脳裏をかすめた。

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フェリーでは2人共爆睡。 あんまり寝てないもんなぁ。 だから、あっという間に鳥羽に到着。 鳥羽はなぜか風が穏やか。しかも天気が良いのであったかい。 日の光がとっても心地よい

曽爾高原に向かう事にするが、 まずは、バイクと人間に満腹になってもらう事にする。 人間の方は行く途中の勢和村 おきん茶屋 「おきん餅」だ。
R42→K37→K13→R42でおきん茶屋へ。 てっきり峠道に入っていくものと思っていたのに、国道脇に建っていて拍子抜け。 今日のお土産も兼ねて、10個800円で購入。駐車場でとりあえず2人して食す。 なかなかおいしい

給油は、2人共”出光”フリークなので、 進む道はR368なんだけど、一旦素通りして、 栃原駅のちょい先の出光で給油してUターン、R368に入る。
R368の飯南町美杉村間は非常に狭くうねうね道だった。 しかも、2人の前に木材を積んだトラックが 黒煙撒き散らしながら、 トロトロ進んで立ち塞がっていた。 トラックは我々に道を譲る気が無いのか我々を無視して、道をトロトロと進む。 もう、いい加減、切れそうになった。

美杉村を過ぎ、 R368→R369で御杖村へ。 ここから山間の狭道で曽爾高原に向かった。高原のキャンプ場はすぐに見つかったが

「テント一張り1000円
に悩んでしまう。 結局は、雷蔵氏の4人用テントのみ設営して、Jr.はテントにご厄介になる事にした。

ここまで、途中で何処にも寄らなかったので買い出しがまだである。
近くの”香落渓””赤目四十八滝”を見学しながら 名張市で買い出し、 温泉に入って戻る事にした。

”赤目四十八滝”有料だなんて知らなかったよ。
「まぁ、折角ここまで来たんだから」と言って、金を払って入るも、 これが失敗であった。

「こんなのまで滝と言うのか(怒)!」
って感じで無理矢理四十八滝にしている。 滝も立派なのがほとんど無く、まさにガッカリ
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「もぅ、二度と来るもんか」

”赤目温泉”で入浴しようと思ったら、 日帰り入浴の時間が終わってしまってだめだった。 仕方無く、買い出しへ。山のように買込んで帰るも、既に日が暮れようとして 薄暗くなっている。”青蓮寺温泉”も諦め、 薄暗い中、”香落渓”をひた走り、 曽爾高原を目指した。

暗い中、高原手前で、バイクが2台止まっていた。 1台はTZR250OH!NO!氏だ。 でも、もう1台は・・・。 なんと、OH!NO!氏の会社の方で、急遽ツーリングに参加する事になった、 ロドリー嬢VTR250だったのだ。

「わーい、むさい中に花一輪」
早速、キャンプ場に向かい、宴会をする事にする。

でも、ロドリー嬢、なんか装備が貧弱だぞ。 それもそのはず、 OH!NO!氏の誘いでは「日帰り」 前提だったそうだ。それでも一応シュラフがあるが、この時期寒そう. しかも今、かなりの強風非常に寒い
結構な防寒対策をしているJr.でもキツイと感じているのに大丈夫なのだろうか?

あまりの強風の為、 悪いとは思いながらも、炊事場がちょうど3方囲まれているので そこで宴会をする事にする。それでも強風で ガチガチ寒い。 あまりにも寒くて、入り口に、Jr.持参のドカシーで風の進入を抑えようとするも、 努力の甲斐もなく、寒いままであった。 それでも、寒い中、楽しく宴会は行われた。
まずJr.が眠くなったので、宴会を打ち上げ、就寝する。
雷蔵氏のテントに当人他、OH!NO!氏とJr.が宿泊。
OH!NO!氏のテントにロドリー嬢が宿泊。
寒く長い夜を送った


11月22日

うぅ、寒い!
普段は一番最後に起きるOH!NO!氏が既に起きている。
「あまりにも寒くてほとんど寝てない」そうだ。 そりゃぁ、ぺらぺらの寝袋だけじゃ寒かろうに・・・。
どうやらロドリー嬢も同様らしい。 ホッカイロだけが拠り所だったみたいだ。 寒さを和らげる為、ストーブに火をつけ、暖をとり、湯を沸かした。
山にはばまれて、テントには日が直接当たらない。しかし昨日のような 強風が無いのでまだマシである。 そういや、昨日外に出しておいたパンが荒らされている。どうやら猫みたいだ。 それでもあまり気にせず、かじられていない部分をJr.は食した。

「さぁ、出発の荷造りが完了したら、目の前にそびえる山にちょっと登ってみよう」 と、雷蔵氏の提案で途中まで登る事にする。一面のススキに気分は
「その者、 蒼き衣をまといて 金色の野に降り立ち・・・」ナウシカ 状態
ある程度登って、平原を眺め引き返した。

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さて、今日の目的は温泉。キャンプ予定の 渡瀬温泉に向かう途中の 天の川温泉を目指す。
大体先頭は雷蔵氏かJr.。その後をロドリー嬢が走り、最後尾にOH!NO!氏が走る。 OH!NO!氏は2ストなのでこういう順番となる。
K81→R369→K218→K31→K217→R370で 大宇陀町に向かう。 本当はK218→R166→R370の予定だったが、Jr.が道を間違えてしまって、 こうなってしまった。 ”道の駅宇陀道大宇陀”で休憩、 お菓子をほうばる。

R370で吉野町を過ぎ 下市町でR309に入る。 天の川温泉に行く途中、 黒滝茶屋で、 湯上がりに皆で食べようと 柿の葉寿司を購入した。 川合で間違ってR309をそのまま進んでしまったが 何とか、天の川温泉に到着した。

それにしてもなんと人の多い事。こんな(失礼)山間の温泉にどうしてこんなに人がいるんだ。 駐車場から車ははみ出し、路上駐車で身動きが取れない。 それでも何とかバイクしか止められない場所を見つけて駐車。 温泉にGO!

温泉の中もまぁ、混んでる混んでる。順番待ち状態だ。 それでも、すきを見ては場所を確保して体を洗う。 湯船もあまり広くなく露天風呂も狭い・・・

湯上がりにロビーで集合、先程の 柿の葉寿司を食べる事にする。
なかなかおいしい。買って来て正解だね。
それにしても髪の長いロドリー嬢は、髪を乾かすの大変そうだなぁと思った。 バイクに乗るから濡れたままだと風邪ひいいちゃいそうだもん。

さて、結構時間が経って、早くしないとキャンプ場に辿り着けない。 いつまでもヌクヌクしていられないので 出発する。 K53→R168で南下。 谷瀬の吊り橋をじっくり見たかったが既に日は暮れようとしていたので 仕方無くそのまま進む事にする。それにしてもこんな所で 大渋滞に捕まるなんて。 吊り橋目的なのか観光バスが沢山走り、 道の狭くなった所で、バスが往生して、 渋滞発生。 しばらくは我慢していたが、 まず雷蔵氏が切れた
ウルトラC級ですり抜ける。 Jr.も続きたいが、ロドリー嬢はバイク初心者らしいので あまり厳しいすり抜けはヤバイのでどうしたもんか思いながらも、少しずつすり抜けていった。

岩村辺りだろうか 店があったので、今日の食材を買込む。
でも、この時既に辺りは真っ暗
内心、今日のキャンプは厳しいなぁ。と思いはじめる。 それに追い討ちをかけるように、 雨がパラパラと降り出した
店の人の話だとすぐ先にキャンプ場があるとの事。向かう事にする。

そこは国道を逸れた所にあった。しかし、真っ暗な上、河原で大きな石がゴロゴロしていて とてもじゃないがキャンプできそうな所じゃない。R168に戻る。雨はもう止んだ。 この先、地図に記載されているキャンプ場の ”西川出合キャンプ場”を目指すも見つからずに K735を上湯温泉まで行ってしまい、 引き返してR168に戻り、 本宮町を目指す。

そして事件は起こった・・・。

竹の本を過ぎた辺りの コンビニ風のお店の前だった。 ちょうど工事中で片側交互通行、信号待ちをした時だった。
Jr.は暗くて地図での場所の把握ができてなかったので、 店に寄って場所の確認をしようと提案して店にバイクを止めた。 タンクバックから地図を見て確認、休憩がてらお店で物色をした。 物色を終えて、お店から出ると、OH!NO!氏が、工具をバックから出して何やら始めた。
「何してんの?」
「アクセルの調子が悪い。さっきから何度もアクセルが戻らん」
たしかにアクセルが 異常固く自然には戻らない
駐車場でお店を広げる事になった。
TZR250は、 アクセルワイヤーが非常に入り組んでいてまた、途中で何本にも分岐している。 タンクを外し、エアダクト類を外し、原因を究明しようとするがさっぱり分からない。 そしてさらに悪い事に、その内アクセルが

完全に固まってしまった。
我々から血の気が引いていく「どうしよう」

現状をなんとか打破しなくてはならないが・・・。 まず、最悪バイクをここに置いてとりあえず、キャンプ場を見つけ、明日再度 分解する事を考え、雷蔵氏にキャンプ場の探索&確保を頼んだ。 OH!NO!氏とロドリー嬢とJr.でTZRの修理をした。

キャンプ場 (熊野本宮古道温泉キャンプ場)はすぐに見つかったみたいだ。 しかも現在地からすぐ近くに。
次は、”バイクをどうするか”であるが、 最後の頼みとばかりに地図の最後に載っていた ”二輪ロードサービス”に委ねる事にした。
しかし、これが全く役に立たなかった
詳しくは分からないが、 電話したら断られて別団体を紹介された。 そっちの方にコールして来てもらう事にした。

レスキューが来る前に、キャンプ場に荷物を運ぶ為に雷蔵氏、ロドリー嬢、Jr.が キャンプ場に向かい、荷物を降ろし、雷蔵氏は、OH!NO!氏の荷物を取りにお店に戻った。 ロドリー嬢とJr.でテント設営をして、今度はOH!NO!のバイクが動かない時の事を考え Jr.がお店に戻った。

Jr.がお店に戻ると、ちょうど バイク屋の軽トラが着いた。Jr.の前を走っていた車だった。 雷蔵氏のディバージョン900には既にOH!NO!氏の荷物が括り付けてあった。 バイク屋の主人は、懐中電灯ひとつであれこれ調べるがようとして進展しなかった。

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あまりロドリー嬢を待たせても悪いので、OH!NO!氏の荷物をTDM850に載せ換え Jr.はキャンプ場に向かった。

キャンプ場では、ロドリー嬢が心配そうに待っていた。 OH!NO!氏の荷物を降ろし状況説明をして、OH!NO!氏を待つ事にした。

どの位待っただろう。 いい加減来ても良いはずなのに一向に来ない。 しびれを切らしたのか、ロドリー嬢はお店に行く事にした。 暗闇の中にVTRを見送って俺は寒い中、テントの前で待つ事にした。 40分位たったであろうか、ロドリー嬢が1人で戻って来た。
「お店には、誰もいなかったです。お店も閉まっていました。」
仕方無く帰って来たようだ。

もう日付が変わろうとしている。寒い中待てども2人共姿はおろか連絡(携帯)すらない。
「2人が来るまで少しテントで仮眠するから」 と、俺がテントに入ってすぐであった。
2人が帰って来た。
OH!NO!氏は雷蔵氏のディバージョン900の後ろに乗っていた。
「結局、原因はわかったのだが、パーツが無いので直らない事もわかったので、 バイクショップの倉庫に置いて来た。」そうだ。
そして、2人はおっきな手荷物を差し出し、
「コンビニの人にパン・おにぎりを沢山もらってきた。 バイクショップの奥さんからももらった。」
店の人が見かねてくれたのだろう。 ありがたや。

かなり遅くなった真夜中の宴会が始まった。 とはいえ、周囲はもう就寝時間。迷惑のかからないように、炊事場で始めた。 昨日に比べて風が無いので寒さもそれ程感じない。 ずっと待っていてお腹が空いていたので普段より沢山食べて、 満足になったところで寝る事にした。
今日は雷蔵氏のテントに雷蔵氏&OH!NO!氏、OH!NO!氏のテントに ロドリー嬢、Jr.は自分のテントで就寝。


11月23日

ものすごい霧だ!
河原のキャンプ場のせいか、 一寸先(オーバーかな) も見えない。
そういや、昨晩は前の日に比べて本っ当に快適でした。

何しろ寒くない!
これ程快適に感じられるのは、 よっぽど前が酷かったのでしょう(^^;)
さすがに疲れたのか、いつも通りなのか、OH!NO!氏は全然起きてこない。

いつも早起きの雷蔵氏が早くも朝食の準備をしている。 朝食は昨日頂いたパン類・おにぎり類とベーコンエッグ。 手際良く雷蔵氏が朝食を作り、ロドリー嬢とJr.は食べるだけ(スマン)。 3人が満腹になる頃、ごそごそと眠そうにOH!NO!氏がテントから顔を出した。 まだ、眠り足りないのか惚けたままテントの中に戻ってしまった。

OH!NO!氏が朝食を済ませ、ちょっと河原で遊んでから出発の準備をする。
OH!NO!氏のTZRの故障は アクセルワイヤー劣化によるもので、 家に戻ればワイヤーがあるので、今日は電車でおとなしく帰って、来週に バイク屋に来て修理するとの事。
今日は荷物を宅急便で送って、当人は電車で帰る。 OH!NO!氏宅は京都市。 遠いなぁ。
でも、荷物を宅急便で送るにも、取扱店までは持っていかなくてはならない。
相談の結果、
OH!NO!氏の荷物を雷蔵氏とロドリー嬢に託し、 雷蔵氏にはJr.の荷物の一部も持ってもらい、Jr.の後ろにOH!NO!氏を乗せて、 取扱店へ向かう事にする。また、OH!NO!氏は雷蔵氏・Jr.の帰り道、鳥羽付近の 近鉄の駅で降ろす事にして、出発する。

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湯ノ峰温泉渡瀬温泉を眺めて、R168を走る。
大津荷付近で、取扱店を見つけ、 OH!NO!氏の荷物を宅急便に託した。

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そして、ロドリー嬢とは、ここでお別れ。
ロドリー嬢はR311で西に向かい大阪まで帰るのだ。
「今度のGWにツーリングしましょう」無理矢理?約束させ、お別れした。

これからのルートは、湯の口温泉に寄って、 そこからはひたすら 鳥羽を目指す事にする。
それにしても、 タンデムなんてほとんどした事無いのでちょっと緊張する。 しかもこれから結構な距離を走る。
果たしてOH!NO!氏は、Jr.は 大丈夫なのだろうか

OH!NO!氏によれば TDM850の後ろはものすごく快適だったそうだ。 あまりに居心地が良くて眠そうだったそうだ。
さすがツーリングバイク!
思わずうなってしまう。しかもJr.は背が低く、OH!NO!氏は背が高いので、 後ろに座っていても、前方もばっちり見れて、 景色を見るのに最高だったようだ。

湯の口温泉はJr.が どうしても行きたかったのだ。 ここには鉱山鉄道が走っていて、 温泉客を乗せているのだ。 それをぜひ観てみたい。 そして、湯の口温泉に着いた。 あった、ありました、鉱山鉄道が。 瀞流荘駅にバイクを止めて、 鉱山鉄道を観る。
本当にちっちゃい列車に感激
乗ってみるとその小ささを実感できる。 腰を屈めないと入れない本当に小さい 坑内電車であった。

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時間が無かったので温泉には入らず、出発する事になった。 それにしてもなんて天気が良いんだろう。日差しがとても暖かい。 昨日までの寒さが嘘のようだ。
「この天気を待っていたんだよう。なんでもっと早く暖かくなんなかったんだ。」
と雷蔵氏が叫ぶまったくだ
R311→R42をひた走る。途中のドライブインに、 ”めはり寿司”の文字が!
早速バイクを止めて店を覗くともう既に ”めはり寿司”は売り切れ。 しかーし、”さば寿司””柿の葉寿司”は健在。 ここで昼食とする。

昼食後は途中、1回休憩しただけで 鳥羽を目指す。 OH!NO!氏を結局、JR多気駅に送って、一路鳥羽港を目指す。
フェリーは、時刻表によれば最終が17:40多気駅17:00に出たので、かなり厳しい。
さすがに普段は大人しい走りをする雷蔵氏もこの時は違っていた。 フェリーに乗れなければ、 名古屋まで周って行かなくてはならない。
これは時間的・精神的・金銭的非常につらい
2人共多少の無理を承知で飛ばす。 この時とばかりに大排気量車本領発揮鳥羽を目指す。

想像もつかない集中力で飛ばしに飛ばして 鳥羽港に到着。
時間は・・・、17:35
普通ならもう乗船は終わっているだろうが、頼み込めば何とかなるだろうと、 向かうと、係りの人が、
「伊良湖に行くのか?」と聴いて来た。
「そうです」と答えると、
「じゃぁ、これ渡すから受付して来て」 と言われ、
「そこにバイクを止めておいて」 と指示された。
正直、「やったぁー」と思った。
雷蔵氏も安堵の色を隠せないようだ。そして、こう言った。
「もう、あんな走りはこりごりだ」と。

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我々はちょっと勘違いしていた。 我々が乗れるは、 17:40の便では無い。
臨時便 18:10の便だった。
それを聴いて、ちょっぴりがっくりした。 臨時便の存在を知っていればあんな無茶な走行はしなかったろう。 でもまぁいい。フェリーに乗れるのだから。
15分程暇になるだろうからと、土産屋を覗く。 伊勢と言えば”赤福”。 そこで土産に買う事にした。 が、しかし、安い方は売れ切れており、高いのが2個だけ売れ残っていた。 雷蔵氏は迷わす買った。そして残りは1個。
Jr.は財布としばし相談し、意を決して買う事にした。
今日最後の1箱をゲットした。

フェリーではやっぱり爆睡
しかし、子供が騒がしく走り回ってうるさくてたまらなかった。
親、何とかしろ(怒)

伊良湖に着き、 浜松ICを目指しひた走る。
R42→浜名バイパス→R1→K45で 浜松ICへ。
東名高速をひた走るが、ここで我々を待っていたの 40kmもの渋滞だった。
なかば諦めの中、SAで休憩、雷蔵氏に託していた荷物をTDM850に載せ換え、 渋滞の中を走り抜けた。

海老名を過ぎた辺りで渋滞を抜け、 首都高→R6で帰宅。
深夜1:00を過ぎていた・・・。

明日の会社の事を考えると頭が痛い。


2泊3日の強行日程強行スケジュールも思い返せば楽しいもんだ。 OH!NO!氏のアクシデントもインパクトあったし、印象深いものがある。 ただ、注文を付けるとしたら、走るだけだった気がする。 やはりもっと時間を持って、余裕のあるツーリングだったらもっと良かったと思う。

追伸
OH!NO!氏のTZR250は2週間後(12/5)に無事修理して、 自走して帰って来たそうだ。よかったね。


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