穂高岳
(平成8年8月18日−21日)
文章D.

今回の参加者
ためちゃん
AT
村ちゃん
D.
計4名

8月18日19日
○前穂高岳・奥穂高岳へ

行程
都庁駐車場23:00(18日)-上高地6:30(19日)-岳沢ヒュッテ−紀美子平−前穂高岳−紀美子平−奥穂高岳−穂高岳山荘15:00

深夜の都庁駐車場に集合、昨年同様、さわやか信州号の御世話になる。

今回の目的地は、前穂高岳と奥穂高岳、いままで白馬 常念と北アルプスの入門編をなんとかこなし
リハビリ登山として2週間前に富士山に、その前には丹沢へ登るなど準備を整えたが直前に風邪を引き体調はいまいち。でもたぶん大丈夫でしょう。

上高地6:00着河童橋を渡り岳沢沿いの道に入る。しばらくして、天然クーラの前に、冷気が出ているが、こんなもんかな?
樹林帯を高度を上げて行く。岳沢のむこう側にのこぎりのような西穂高稜線が見える。
しばらくして岳沢ヒュッテにと到着、小休止をとる小屋のテラスから西穂高の稜線が間近に見え時折岩が落ちる音が聞こえる。
去年は日焼けに苦しんだので、日焼け止めクリームをぬりまくり日焼けに備える。
岳沢ヒュッテから傾斜が増す。登山道は鎖、梯子が結構あった。これほど険しい道は北穂高以来かなと思いつつ高度を上げて行く。かもしかのお立場を過ぎしばらくして梯子を登り視界が開けたところにでる。雷鳥の踊り場はこの付近でしょうか?
はい松帯を登り斜度はそれほどではないが滑りやすい一枚岩を鎖で上がり紀美子平へ、上高地からここまで約5時間まずまずのペースでした。ここでリュックをおいて前穂高をピストンする。
ATは足の具合がよくないので留守番することに。岩場の道を約30分登って前穂山頂へ、鎖・梯子はありませんでいたが結構険しい道でした。
前穂高山頂へ上高地から5時間半(つかれた)。山頂は広く明神岳の稜線が間近に見える。眺望は良好で思う存分楽しんだ。ATもくれば良かったのに。
紀美子平に戻ろうとしたとき、登山道を外れて奥明神沢に下っている人がいたので、大声を上げて呼び止めた。(気がついて良かった良かった。)
紀美子平に戻ると、ATはタオルで日陰を作って休んでいた。昼食をとり吊尾根をとおり奥穂高岳へ、吊尾根の鞍部で涸沢側が眺められる地点にでる。その先には昨年登った常念岳が・・・
小休止のあと奥穂高の登りにとりかかる。鎖もあるが程なく南稜の頭へ、ここでATのデジカメで撮影するがバッテリ切れ・・・このあとの奥穂高山頂の写真は一枚もなし(とほほ・・)
程なく奥穂高岳山頂へ、ここまで上高地から8時間、残念ながら西穂高稜線は霧のため視界がないが、常念岳、涸沢岳は眺められた。しばらく休んでいると、奥穂高山荘からヘリが飛び立つのが見えた。
今日の宿泊は穂高山荘、山荘手前がいやらしい岩場になっていて慎重に下ってゆく、大分下ったとき、登山道の岩に血のりがべったりと・・・・さっきのヘリはこの件でしょうか、くわばらくわばら。
最後は慎重におりて奥穂高山荘着、上高地から前穂経由で8.5時間かかりました。(まずまずのペースでしょうか?)
布団は一人1枚、さらにロフトも使用していいということなので、結構ゆとりがあって満足。
これだから盆のあとの登山はやめられません。(口癖)
その晩、自分の風邪が良くないのとATは足の具合が良くないので、新穂高温泉に下るのを止めて涸沢方面に下山、3年前に泊まった徳沢ロッジに泊まる事にする。

○徳沢ロッジへ
8月20日
穂高山荘6:30−涸沢−横尾−徳沢ロッジ13:00

自分の体調及びATの足の具合が悪くなければ涸沢岳のあと新穂高温泉の予定だったが、安全策をとりザイテングラードを下山する。涸沢へ下山中、会社の先輩と出会う、入山のスケジュールは聞いていたので、もしかしたら途中で会えるかもしれないと思っていたが、山行きで出会うのは不思議な感覚です。お互い登山の無事を祈って下山を再開する。
涸沢まで鎖もあったが、北穂高のそれほどではない、すぐそばに北穂高の南稜が見える。そういえばあそこで苦労していたっけ3年前にはかなりの残雪があったが、今年は涸沢カールに少し残るくらい。涸沢小屋の近くには花畑もあり、3年前の冷夏とは様子が違った。本来はこちらの姿なのでしょう。
涸沢ヒュッテ着8:00着ここで横尾コースかパノラマコースに分かれるがATの足の件があるので、横尾コースをとり徳沢へ向かう。涸沢ヒュッテ直下に残雪が残っているが、たいした事はない、
やがて吊橋を通過し程なく横尾へ、かなりおりてきたので結構暑い昼食後、散歩気分で徳沢へ13:00
早くついたので散歩するなり、ささやかな宴会を開くなど時間をすごす。
いつも時間に追われる登山ばかりしているので、たまにはのんびりすごすのもいいですね。
今回は個室にしました。それでも1泊2食つき個室で9千円は安いかも、(入れ替え制の風呂もあります)
部屋はちょうど玄関の真上で、窓から眺める雰囲気がよいです。また登山道から少し離れているので、静かな点も気に入りました。

8月21日
徳沢ロッジ8:00−上高地−大正池−上高地
きょうは帰途、松本14:00頃のスーパーあずさを予約しているので時間が余る近くに温泉はないかなと探していると、上高地と大正池の間に上高地温泉があるので、少しより道して行く事に。
散歩気分で明神をすぎ上高地へ、ここで沢度までのバスの予約を行い、大正池へ
林や湿地帯を抜けて田代橋へ梓川の対岸にある上高地温泉ホテルについたが、この時間帯は
外来入浴は入れないとの事、(残念)仕方がないので上高地に戻りバスに乗り帰途につく。

3年前は大変だっのが今回は十分楽しめる山行きでした。
(ここに戻ってくるのに3年かかったとも言えますが・・・)
でも温泉に入れなかったのは残念!来年は槍+温泉にします。

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