北岳・間ノ岳
(平成12年8月19日−20日)
文章D.

今回の参加者
ためちゃん
AT
村ちゃん
赤ちゃん
D.
計5名

8月23日
行程
新宿(夕方)−甲府

新宿駅に14:00集合、かいじの自由席に乗り込む
通常のアプローチは深夜急行アルプスで甲府まで、それから広河原行きのバスに乗るのだが、
以前アルプスにのったとき(北穂高)ほとんど寝れなかった事があり、甲府に前泊することにした。
甲府ワシントンプラザホテル到着後、銭湯捜し、宴会後早めの着床

○北岳へ
8月24日
行程
甲府4:00-広河原6:30-二俣-(右俣ルート)−肩の小屋11:30−北岳12:30−北岳山荘14:00 歩程 7:00

起床3:00、駅から少し離れたホテルなので、早めに出発する。
広河原行きのバスは既に停まっていた。アルプスは既に到着しているので席の心配があったが、お盆過ぎの平日ということもあってそれほど混んでいなかった。乗客は30名くらいでしょうか?
4:00甲府発、途中芦安で休憩後、夜叉神峠へ鳳凰三山目指す人たちで半分以上に降りた様子。長いトンネルをくぐり深い谷の中腹をバスが走る。今日の目的地北岳が谷の向こうに眺められる。広河原着6:00、朝食後ゲートを越え、少し林道を歩く川原の向こうに北岳の全容が、広河原から北岳山頂までの高度差は1600m上高地から奥穂ぐらいでしょうか。
つり橋を渡り右手に山小屋をみて大樺沢沿いの道を登る最初は樹林帯の登りで途中 御池への分岐をわけ、時折水流の脇を上ってゆく、しばらくして正面に崩壊地が立ちふさがりコースは対岸へ渡り巻き道をとる。巻き道からしばらく行くと草の斜面になりディーゼル発電機の音がして二俣へ、今回は利用しなかったが有料のトイレがありました。南アルプスは山小屋が少ないので、このような施設は必要かも。小休止のあと再び登山を再開。これから上は雲のなか、でも雲があかるいのでしばらくは雷の心配はないね
二俣から右俣コースに入りしばらく再び樹林帯のなか高度を上げる。やがて草すべりに出たが相変わらずの濃霧、
草すべりから稜線を目指す。稜線上にでると霧が晴れ谷のむこう側に仙丈岳が、どうも小太郎尾根の西側は雲がない様子
今回は眺望は無理かと思っていたので嬉しかったです。
程なく肩の小屋へ、日差しが強くて少々痛い。折りたたみの傘を日傘の代わりにして 昼食をとる。日焼け止めもってくればよかった・・
そこから一時間弱で北岳の山頂へ、ためちゃん曰く「きたー(北)」:一同沈黙・・・
バットレス方面は相変わらず雲の中だが南と西側の眺望が良い、大休止のあと北岳山荘へ(14:00着)
部屋は2Fの大部屋、布団は一人1枚(ラッキー)、早めについたので、鐘の近くで宴会をする。
夜は星空鑑賞、自分が懐中電灯を忘れたので村ちゃんに足元を照らしながらの行動になる。来年は忘れないぞ・・
 

○間ノ岳へ
8月25日
行程
北岳山荘6:30−間ノ岳8:00−北岳山荘10:00−(左俣ルート)−8本歯のコル11:30−二股12:30−広河原14:30−芦安温泉15:00−甲府駅−新宿 歩程 8:00

今日の予定は間ノ岳と下山
間ノ岳までピストンする。自分は荷物の入れ替えが面倒だったので、そのままの荷物で往復する。
コースは危険個所はないのだが3000m近い標高、空気が少々薄い気がする。
最後の登りあえぎながら登りきるとそこは間ノ岳、標識に静岡県静岡市とある・・・ここから静岡市?
昨日は雲があって遠望は望めなかったが今朝は快晴、遠くは北アルプスの峰が南に目をやると塩見、悪沢、赤石が・・今度は赤石・悪沢かな?
北岳山荘まで散歩気分で戻り下山の準備をする。
帰りは花畑のなか八本歯へのトラバース道を行く。しっかり整備されているので危険個所はない。,
やがて北岳山頂への分岐にでる。バットレスの上部が少しうかがえる。
ここからは8本歯へのコルまでは、岩石帯のごろごろした岩や高度感のある長い梯子を降りて行く。
なんとか八本歯のコルに到着、広河原が遠くに見える。風も悪くなさそうなのでパラグライダーのぶっ飛びで30分くらいかな?
ここで梯子は終わりかと思っていたら、このあと短い梯子などが結構あった。八本歯周辺で全部で20本ぐらい梯子があったかも、これら維持するのは大変と思いつつ、楽に安全に降りられるので非常に助かる。
そのあと大樺沢沿いに二俣へ、ここから昨日きた道を戻り広河原へ14:00着 14:30のバスには間に合った。
バス停で待っていると、乗合タクシーの人が甲府まで行かないか?と言ってきたので、芦安の金山沢温泉まで乗せてもらうことにした。
運転は上手いのだが、かなりのスピードで山道を疾走する。乗り物酔いに弱い村ちゃんは完全にグロッキー。
金山沢温泉着。15:00 平日ということもあって貸しきり状態、だいぶ焼けたようだ日焼けの個所が痛い。次は日焼け止めを忘れないようにしよう。
乗合タクシーは最初、芦安までの話だったが、交渉して甲府駅までにしてもらうことにした。
甲府からかいじの自由席で新宿へ
今回は天候もよく、大満足の山行きでした。

○温泉情報
【温 泉 名】芦安温泉
【施 設 名】金山沢温泉
【泉  質】単純温泉

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