北穂高岳
(平成5年7月30日−8月2日)
文章D.

今回の参加者
ためちゃん
D.
計2名

○涸沢へ
7月30日、7月31日
行程
八王子−松本−新島々−上高地7:00−横尾−涸沢14:00
深夜、八王子でためちゃんと待ち合わせ急行北アルプスのグリーン車に乗りこむ
今回2人とも北アルプス初体験である、富士山、丹沢はかなり経験はあるもののいきなり北穂高とは大丈夫かなと思ったが穂高に詳しい人が同行してくれるとの事。ところが案内人の突然のドタキャン。案内人からの伝言「落ちるなよ−」(おいおい)
出発は7月30日、北穂高は花畑があって良い、アルプスのグリーン車でなければだめだと言っていたのに・・・(後日談、案内人は彼女と別の山に行ったとか?)
18切符や周遊券で全国を回ったことがあるので、電車で寝れるのは経験あったが、隣に酔っ払い、またアルプスは停車駅が多いため荷物に注意を払っていたのでぜんぜん寝られず松本着。松本から松本電鉄で新島々へ、そこからバスと乗り継いで上高地7:00着(つかれた・・・)
上高地で穂高を仰ぎ梓川沿いに徳沢、横尾と順調にこなして行く、横尾までは、林道を歩いている感覚でしょうか?
横尾の橋を渡り涸沢へ、途中吊橋で昼食をとる。そこからしばらくして涸沢が望める地点にきた。
今年は冷夏と言っていたが、涸沢手前から残雪があり谷は多くの雪がある様子、スキーをしている人もいるようだ。
涸沢14:00着、ついたときヘリが遭難者を運んでいった。どうも今年は残雪が多く滑落する人いるらしい。(大丈夫かよ)
涸沢から山頂を眺めるが頂上は霧に覆われて望めない、ただ北穂高の南稜と北稜の間がわずかに望める。残雪は涸沢から北穂高山頂付近まである様子、明日はあそこまで行けるのかな?と思いつつ時間が余ったので山小屋で昼寝をとる。
2時間ほど眠ったあと、人のざわめきで起きると山小屋は人で満室 外は雷雨 いつのまにか人が座れるくらいのスペースしかない状態、こんな人数泊まれるのかなとおもいつつ夕食をとる。
その晩布団1枚に対して人2.5名、頭と足を交互にして横向きで寝ることに・・・それでも布団1枚に対して3名よりましなそうです。

○北穂高岳へ
8月1日
行程
涸沢6:00-北穂高9:30-涸沢12:00-横尾-徳沢16:00 歩程 10:00

朝食後荷物をパッキングしなおし登山を開始する。
ここから急に傾斜が増す。花畑?らしい個所を登るが今年は冷夏のため花畑らしくない、
2箇所ほどちょっとした岩をこなすがそれほど問題なし。花畑?から雪の斜面に、しばらくすると尾根に
取り付く長い鎖の下に出る。角度はそれほどではないが、これほどの長さの鎖は初体験なので慎重に登る、
尾根から岩交じりの道を上がって行くが、霧のためほとんど視界がない、しばらくして梯子と鎖にでる、
資料は「高度感注意」とあるが、濃霧なので恐怖感なし。(高位恐怖症は下がみえるから怖いのでしょうね)
キャンプ地を過ぎほどなく南稜の下へ、ここから北稜を目指すが雪の斜面を行くことになる。
ここも慎重に通過し北峰の頭へ、何とか無事に到着したが あたりは霧のため視界なし。
北穂高岳山荘で小休止のあと下りにかかる、北稜直下の雪の斜面を降りるところは距離が短いながら特に緊張した。(雪の斜面の下りで軽アイゼンなし、遥か彼方に涸沢ヒュッテが。。。)
南稜の頭、キャンプ場と通過し降下していたが、濃霧のためペンキマークから外れてしまい気がつくと×マークのペンキマークが・・・登山道に戻るとき少し肝を冷やしました。長い鎖を慎重に降りて涸沢へ、昼食をかねて大休止をとる。
当初の予定はもう一泊涸沢だが、時間があるので風呂のある宿がいいということで、徳沢まで降りることにする。
道は問題ないのだが、徳沢まではちょっと遠かった。それでも16:00に村営の徳沢ロッジ着念願の風呂と一人一枚の布団を確保(大満足)

8月2日
行程
徳沢8:00−上高地10:00−新島々−松本−八王子

徳沢を遅めに出発、上高地まで朝の散歩気分で歩く

天候はいまいちでしたが、怪我もなくまずまずの山行きでした。
また自分の登山技術が未熟と痛感した山行きでもありました。

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