蓼科山
(平成14年11月3日)
文章D.

今回の参加者
ためちゃん
AT
村ちゃん
赤ちゃん
D.
計5名

11月3日
○焼岳中止、蓼科山へ

行程
女神茶屋7:00-蓼科山2500m付近10:00-女神茶屋12:00(歩程5:10)

高尾駅0:00集合
今回の目的地 蓼科山
当初は晩秋の焼岳を計画していたのですが
10月29日の雪によって黄色信号
11月2日の上高地のライブカメラと天気予報でどうするか判断することにしたが
11月3日の時上高地の天気が晴れのち雪に変わり焼岳は中止にすることに
しかし宿が安曇野の泉郷の予約はしていたので蓼科山に変更することにした。

幸い為ちゃんが蓼科山のガイドブックを持っており
7合目登山口なら1:30分女神茶屋登山口なら2:30とのこと
諏訪の天気予報は晴れ、先日の雪の影響で山頂付近に積雪がある可能性があるが
軽アイゼンは各自持っているので天候が良ければ大丈夫でしょう。

村ちゃんの車で諏訪を目指す。
諏訪ICをおりビーナスラインを経由して女神茶屋登山口をめざす。
次第に高度をあげ蓼科湖を過ぎピラタスの丘の分岐を過ぎたあたりから
路面が濡れている状態に(最初は雨でも降ったのかと思ったら次第に小雪が舞い始め
程なく女神茶屋登山口の駐車場へ駐車場はそこそこ広く資料では50台止められるとここと
すでに2台止まっている。そのうちの一つはテントを張っている様子。
これ以上積もらないでと願いつつ朝まで仮眠する。

雪は朝までには止んだようだ。早速6:00の天気予報で確認するが、予想以上に冬型が強く午後から雪との予報
朝食をとり少し遅くなったが7:00出発、登山口は駐車場から50m下ったところで、そこまでは車道を歩く
路面は昨夜の雪でうっすらと雪が積もりアイスバーン状態、滑り止めがないと危ないが、昼までには溶けるでしょう。
登山口から笹原に付けられた道を行き斜面に取り付く、積雪は1cmたらずで、特に問題はなし。
昨日の雪で森の中は霧氷で見事な景色

霧氷の森をぐんぐんと高度をあげる

だいぶ登って蓼科の景色が見渡せるところにでたが
ここで一瞬霧がはれて霧氷の蓼科の景色が眼下に広がっていた。思わずみとれてしまうが
すぐに深い霧におおわれてしまった。
今回デジカメを初めて持参したが、このシャッターチャンスを逃してしまった。
この風景を撮り逃したのは残念でした。(村ちゃんはしっかり納めました。)

やがて尾根が終わり蓼科山への取り付きが始まる。
いままで、森に覆われて気が付かなかったが、少し上はかなり風が強い様子。風が木にあたって唸りを上げている。
積雪は3センチほどだか、岩の上は結構すべる。
ときどき手を使いよじ登るが、軍手に付いた雪はすぐに振り払わないと湿ってしまい少々厄介
こんなことなら防寒用の手袋を購入すべきでした。

植相はやがてはい松たいとなり、程なく森林限界へ高度計の標高は2490m
付近の岩に頂上近く小屋有とありるが、いつの間にかふりはじめた雪と風のため頂上が確認できない。

後続とだいぶ差が開いてしまったので、ここで待つことにする。
ここで待っている間が寒かった。何度かデジカメの撮影をしましたが、液晶の色が変色していました。(凍る寸前だったのでしょうか?)

20分程まって後続が追いついたがこの時点で9:30分すでにコースタイムの2:30より時間がかかっている。
少しいって様子を見ることにしたが、これより先は岩稜で岩の上の雪は凍っている状態。
これでは、登れても降りるときに苦労するだろう。また天候の回復も見込めないので、ここで引き返すことにした。

下り始めてすぐに、地面が凍結していることに気が付く
5分間の間に3回スリップしてしまい登るより下る方が大変だと思ってしまった。

そのとき村ちゃんが軽アイゼンを着けたほうがグリップが良いとの事
なるほど先ほど見たいにスリップすることもなく軽快に下れる。
岩の上だと歯が欠けるかもと愚かなことも考えたが、そのようなことは問題にはならなかった。
ただ長時間の使用は足に負担が大きいのでは?と感じた

やがて今朝絶景がみれたポイントまで戻ったが、
すでに下界の霧氷は溶けて、紅葉の終わりの景色でした。
今朝のシャッターチャンスを逃したことが悔やまれる。
地面が凍ってないことを確認して軽アイゼンを外す。
駐車場にまで戻り昼食をとる

諏訪に下りると風は強いが晴れていた。
振り返ると蓼科から八ヶ岳にかけて厚い雲に覆われている。
教訓:下界の天気予報は山に当てはまらない 

宿は安曇野の泉郷へ恒例のお好み焼きと温泉につかり無事を祝う

この連休は穂高・槍・常念で遭難があり大変な天気でした。
蓼科登頂は失敗でしたがまずまず楽しめる山行きでした。
 

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