レース

いいカッコしいの文語文法

なんとなく様になった歌を作るには「歴史的仮名遣い」と、
ちょっとした文語文法の知識があるといいかも。
でも知ったかぶりしてると間違いに気づかず恥をかいてしまうこともありがち。
ここでは、私が特に気をつけている事とよく使う言葉をあげました。

1 キー設定してある?「」と「
2 ありがちな「あり」(ラ行変格活用)
3 」と読むけど「」と書くの。。
4 やーねー「ヤ行」の動詞
5 気づかぬうちの助動詞



 文語文法には「ワ」行の仮名があるということまでは分かっているけれど普段使わないこともあって見としがち。そこで幾つかあげてみましょう。私がよく使うのは・・・
をり     (居り) ラ行変格 「・・・たけ足らぬカーテンさがる部屋にをり」     
ゐる    (居る) ワ行上一段 「座布団の上にゐる君と向かひあひ・・・」
ゐる    (率いる) 同上  「・・・先頭に立ち子らをて往く」
ゑむ    (笑む) マ行四段 「ほほゑみて・・・」
ゑふ    (酔う) ハ行四段 「・・・少しゑひたる君困らせる」
                   

漢字で書けば問題ないけれど作品によっては余り漢字を増やしたくないこともあるからね。


作風が固くなって、こなれてないように見えるの。
いろいろ意見はあるだろうけれど、とりあえず私はそう思う。


勿論辞書にはたくさんの「ワ」行の文字を使う言葉があってここには書ききれないけれど
それらを全て覚えるなんて受験生だってとても無理。こまめに辞書で調べましょう。


でも名詞に関しては漢字があればその方がいいです。
その方がわかりやすいから。
                               

 今の文法なら「ある。」でも文語文法だとこれは間違えになってしまう。基本的には「あり。」が正しいの。何となく据わりが悪いみたいだけど 「ラ行変格活用」といって少し他の動詞と違うの。

         
ラ行変格 送りがなが「り」(「イ」段)になる。・・・有。在。居。・・・など
その他の動詞 送りがなが「ウ」段になる。・・・走。見。閉。蹴。・・・など

「*」段、というのは、声を出してその字を伸ばしてみたときに残る「母音」のことです。
・・・〜〜〜〜・・・「ア」段
・・・〜〜〜〜・・・「オ」段


今の文法には「ラ行変格活用」の動詞はありません。
文語文法にも、「イ」段に句点(。)が付くなんてこれしかありません。




「思ふ」なんて書くとそれだけで文語っぽく見えるもの。語頭以外の 「はひふへほ」 わいうえお」 と発音します。

 発音  表記
いにし いにし
あら あら
おい ほひ


でもここに意外な落とし穴があるんだよねぇ・・・。

たとえば、私の恥ずかしい間違い
みなさん気をつけましょう。
  間違い    正しいのとそのワケ      
 つたち  たち・・・・「月立ち、つたち」だから「カ行」なの。
 ありがた  ありがた・・・・「ありがただから元々「カ行」なんです
  老る  る・・・終止形が「老だからこれは「ヤ行」なんです


今はもうない「ヤ行」の動詞。だからこそカッコもつけがいがあるというもの。まあ大雑把に
「・・える」となる動詞は怪しい。たとえば、


今の言葉 「。」でおしまい 時、事、人と続く ・・・なので
聞こえる 聞こ 聞こゆる 聞こゆれ
える ゆる ゆれ
える ゆる ゆれ
える ゆる ゆれ

という具合です。思いつくのはこの程度ですね。これだけ知ってれば何とかなるよ。(と逃げる・・・。)



誰でも知ってる「・・・べからず」(絶対やっちゃだめ!)。これなんか立派な助動詞ですね。短歌は使える字数が限られているので1〜2文字で言い表せる助動詞は、結構便利に使えます。


私がよく使うのは

「・・・する気でいるんだ!」 夜明くる前に窓あけ(開けるつもりなんだ)
べし 「絶対そうに決まっている」 我の嫉妬を見抜かざるべし(見抜くはずなんて絶対ない)
「・・・してしまった・・・」 飛行機雲はおぼろになり(ぼんやりしてしまった・・・)
「たった今終わった」 黒板の黄色チョークの文字消し(たった今消し終わった)
「・・・している真っ最中」 皿の苺を君とつまめ(つまんでいるところ)

例は全部終止形ばかりだけれど、そのうちに他の形についても何となく使えるようになるよ。
教科書のお尻に付いてる活用表より、自分で使って短歌作る方が絶対覚えられると思うんだけど・・・。



お気楽は文語文法について、こんな風に考えています。

文法2
文法3
二段活用について

トップ アイコン
トップ