お気楽センセの授業だヨット!其の2


最近漢文の授業をしています。これが結構楽しい。ほとんど寺子屋。

ほら、時代劇を見ているとき、寺子屋の風景がでてくるでしょ?私の漢文は、あんな感じなのです。


 白文に訓点を振らせる。

ここでも例によってプリントなのです。大きめの字で、本文の書いてあるものを使わせます。教科書は、字間が詰まりすぎていて何か書き込むときに困るのです。かといって、予習として、ノートに書いてくることを要求するのは余り現実的でないので、少々過保護ではありますが、こんな具合です。

プリントは全て訓点無しの漢文です。生徒は教科書の指定されたページを見て、赤ペンか何かで返り点と送りがなをつけます。私が、黒板に本文を書いている間、生徒は黙々とこの作業をしています。余り静かなので不気味に思い、時々振り向くと、案の定寝ている生徒もいるので、起こしてあげたりもします。そうかと思えば、すでに書き下し文に着手している生徒もいます。(偉いなー)


 読み順を書き込ませる。

じつは、プリントの本文には、一文字一文字の右横に丁寧にも( )が振ってあります。生徒は、自分で記入した訓点を元に読み順を書き入れるようになっているというわけです。前のページにも書きましたように、生徒は「美しいプリント」作成に燃えていますので、間違えを書いてあとで訂正しなくてはならないかもしれないことをとても嫌いまして、この段階では記入を躊躇しがちですが、うるさく言って何とか自力でやらせます。「あとで黒板写せばイーや」ですと、まったく力が付きませんからね。



 書き下し文を書かせる。

文の左には、少し広めのスペースがあって、書き下し文を書かせるようになっています。生徒は、これまた自力で書き下し文を作ります。間違えそうなtころについても、聞かれない限りはこの段階では教えません。わざと間違わせて、あとで赤で直させる方が後々いいのです。

生徒が間違えやすい所は大抵決まっていて、

置き字を書いてしまう。 
助詞、助動詞を漢字のまま書いてしまう。(使む、不る・・・)
かぎかっこの閉じ方。(「・・・。」と。) 
ダ行音とザ行音の混同

句読点の脱落

と言ったところですかね。


 黒板に書かせる。

「誰でもいいから黒板に書きにおいでー。」こちらが言うと、ざわざわ、がさごそ、がたがた・・・という物音とともに、幾人かの生徒が前にでてきます。私や、友達の方をちらちら見ながら反応を確かめているようです。この年頃じゃみんなそうでしょうが、生徒は人前で間違うのを極端に嫌いますからね。今度は、いくらかアドバイスを与えて、割と正確な答えが書かれます。解答には署名をさせて、あとで、プラス点にすることにしています。


 答え合わせをする

黒板に書かれたものは、だいたいあっているのですが、それでも答え合わせは必ずします。着席している生徒のプリントを見て、多くの生徒が間違っているものに関しては、黒板に書かせている間、わざとアドバイスをしないでおいて、このときに指摘します。どこを間違えたか、記録させることが大切です。


7 現代訳をする。

漢文は、額面通りの訳だと、素っ気なさ過ぎるので、かなり、意訳が入ってしまいます。ですから、古文のように、書き下し文に補って・・・という風にはちょっと出来ません。まぁ、いわゆるフツーの現代訳です。テンポは漢文の命みたいなものですから、トロトロしないように、文面をこっちで考えます。


 さぁ、それじゃ読むからついてきてねー。

一度こっちで範読して、「せぇのぉー」で読み始めます。初めは、「えーっ!?」「小学生みたい!」などと言っていやがっていた彼らも、最近は、ほとんどやけっぱち的大声で、読んでいます。(そもそも私の声がそんな声なのです。)書き下し文を読んでくれても、余り意味がないので、黒板の書き下し文は消して、黒板を読ませます。私が、手で、黒板の一字一字を示し、それについてくるように読ませています。初めはゆっくり、だんだん早くなり、何回か繰り返すと、生徒は覚えてしまうので、逆に私の手が着いてゆけず、変なところを指してしまったりすることもあります。漢文は読めてなんぼのものだと思いますので、すらすら読めるようになれば、しめたものです。

はーい、じゃ、今日はおしまぁーい
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