「顔」です.最終日.なんとなくおばさま方が多いような気がします.藤山直美 だから?関西でならば,藤山直美を見る機会がそれなりにあるのだろうけど,こ ちらでは探偵ナイトスクープの顧問で見るくらいです.ちなみに,松竹製作なん だけど,配給は違うんですね.
主人公正子は家にひっこみがちで,家業のクリーニング店の2階の自分の部屋で 洋服の直しや仕立てをしている.趣味は純愛ドラマと少女漫画.一方,妹は反対 の性格でホステス勤め.姉を嫌っている.ある日母が亡くなる.葬式の日の夜, 妹と口論になり,あげく殺してしまう.香典袋を持ってとりあえず10歳の時に 別れた父の元を目指すのだが・・・.
それほど派手というわけではないのですが,あきない展開.警察から逃げる正子. あちこちを転々とする.その先々で出会う癖のある人々.この人達がまたいい味 だしてるんです.それから,先々での偽名の付け方も面白い.
さすがは関西系のノリで,多分そっちの人だったらもっと小ネタでも笑えたりす るんだろうなという場面がちらほら.しかし,笑いの中に哀愁あり.そのあたり を藤山直美をはじめとする出演者のみなさんがうまく演じてます.
2時間を越える長さなのですが,あっという間です.ただ,終り方が話としては 尻切れっぽくて,「この後どうなるんだろう?」という謎が残ってしまいます. でも,ここは描かない方が正解なんだろうなぁ,多分.
音楽がcoba.こういうのも書くんだ.なんていうか歌謡曲というか.いい雰囲気 です.cobaが登場する前のアコーディオンって感じの曲です.
オープニング,足踏みミシンがでてくるんですが,これって実家にあるのと同 じかも.うちの母は私が小さい時から電動のが欲しいといってましたが,結局い まだに買ってません.
さて,今日はHMVとTOWERを回ってサントラ探しをしてきました.ターゲットはも ちろん「バタアシ金魚」.
サントラコーナーを探す.もちろん(?)ない.次,三柴江戸蔵,いや,今は三柴 理だ.でも,コーナーを作られているわけがない.一応,筋肉少女帯のコーナー を覗く.あるわけない.しかし,そのかわりといってはなんだが,ま た大槻ケンヂらと「特撮」というユニットをやってることを知る.「マタンゴ」 が入ってるらしいので,最新アルバムを衝動買いしてしまう.う~ん,相変わら ずの超絶技巧.
さらに,「世にも奇妙な物語」のTV版サントラが復刻されているのを知る.実は こいつは前の版を持ってるので買わない.だが,その帯から,はい島邦明の作品集 がでているのが分かる.これも買ってしまう.
街中で,ユニクロの袋を飽きるほど目にします.大人気なのね.