究JYお勉強ページにようこそ。為になるお話その10

植物園の恋人達 その2(沖縄編)

  県全体が亜熱帯植物園と言える「沖縄県」、本島も南西諸島もすべて本土では見慣れない亜熱帯の植物で埋め尽くされます。

  沖縄旅行は植物観察の旅行と言っても過言ではありません。

  特に本土では花の無い時期、1〜2月でもヒカンザクラのお花見から始まりリュウキュウコスミレやハマジンチョウの花が咲きはじめます。ツアー料金も安い時期に花盛りの島に行けるだけでも楽しいではありませんか。

  3月にはツツジが咲き、4〜5月はテッポウユリ、7〜8月の沖縄の夏はサガリバナなど見たことも無い熱帯の植物と南風があなたを魅了することでしょう。

 

○東南植物楽園                                                     大人1000 小人500円 9:0018:00

            住所 :沖縄県沖縄市字知花2146

電話 098-939-2555

                            休園 :無休

  沖縄を代表する植物園であるにもかかわらず、ここは公的な機関が運営しているわけでは無いのです。中央の駐車場から左右の植物園ゾーンが広がり、オオギバショウやヤシの木が植えられた植物園と大きな池の水上楽園の規模には圧倒されます。

  春・・・・・ 園内の花の数が一番多い時期。カラフルな色に染まる。

  夏・・・・・ ネッタイスイレンが咲き誇り、ハイビスカス類も多く咲く。

  秋・・・・・ 歩いて園内を散策するベストシーズン。

  冬・・・・・ 南米原産の花木が咲くシーズン。

  亜熱帯の植物園ですが、四季おりおりの表情を見せてくれます。

 

○ビオスの丘                                          大人1000 小人560 (船込み) 9:0018:00

            住所 :沖縄県石川市嘉手苅961番地の30

電話 098-965-3400 

                            休園 :無休

<船から見る水松(スイショウ)>

  広島から那覇に着くAIR便を降りて、レンタカーで向かう最初の訪問地はいつもここなのです。毎時0030分に出航する、人気の「湖水鑑賞船」に乗り込むと、ジャングルツアーが始まります。「堂ヶ島洋ランセンター」が経営していることもあって、園内は特にランの多さに目を見張ります。

  広大なビオトープに居るような不思議な感覚は沖縄ならでは。オフィスで見る観葉植物が露地でそのまま咲いている姿には感動さえ覚えます。

 

○やんばる亜熱帯園                                大人600 小人300円 9:0018:00

            住所 :沖縄県名護市中山1024−1

電話 :0980−53−0007

                            休園 :無休

<園内に広がるヒカゲヘゴの林>

  ちょっと遠いのがタマにキズ。それほど広大な敷地ではありません。ヒカゲヘゴのジャングルの中を歩くと着生ランが咲いていたり、サクラランなどのつる性植物が見られます。

  このヒカゲヘゴの数は半端じゃありません。まるでジュラシックパークに迷い込んだような感覚に襲われます。

  園内を出たら、おみやげ店で「さーたーあんだーぎー」でも買って食べましょうか。

 

○国営沖縄記念公園                                無料 水族館・熱帯ドリームセンターなど有料 

9:30〜季節により17:3019:00

住所 沖縄県国頭郡本部町石川424番地
電話 :0980−48−3140

                            休園 :木曜日 年末年始は開園

<遠く伊江島を眺める>

さすがに国営だけあって、スケールは大きいですね。

かつて「沖縄海洋博」の会場として設定された施設です。

園内は電気自動車(有料)で回れます。イルカのオキちゃん劇場まで無料で見られます。

熱帯の植物が園内にたくさん。さらに熱帯ドリームセンターでは豪華なランの展示、一日いてもあきない広さ、無料の「エメラルドビーチ」も利用できます。海の向うに浮かぶ伊江島の光景、ここにいるだけで心が休まります。

 

○バンナ森林公園                                   無料 

住所 沖縄県石垣市
電話

                            休園 :なし

<聖紫花(セイシカ)の橋>

石垣島の市街地に近いバンナ岳周辺に広がる自然公園。市の蝶であるオオゴマダラなどの蝶が放し飼い状態で見られるすごい場所です。熱帯・亜熱帯の植物が2500種といいますから、まずここに無い熱帯植物は無いと言っても過言ではない。

遊歩道も設けられピクニックには最高。展望台からは、石垣市街や石垣の山々のみならず、竹富島、西表島など八重山の島々が一望できます。公園の東口入口近くには沖縄唯一の吊り橋、聖紫花の橋があり、セイシカの花もここで見られる。

いろんなゾーンが設定してあって、歩いていればキリが無いくらい広い。

 

○平良市熱帯植物園                                無料 

住所 沖縄県平良市(宮古島)東添1166−286
電話 :09807−2−4778

休園 :なし

  あまり手入れが行き届いているとは言えない自然公園で、沖縄の公営植物園としてはみすぼらしい部類に入ります。

春のデイゴ並木は立派、交通の便は余り良くない。

 

○ナゴパラダイス                                   大人520 小人260円 9:3018:00

            住所 :沖縄県名護市幸喜1774

電話 :0980−52−6262

                            休園 :無休

  ハーブ園を中心に果実、ヤシなど魅力ある植物が見られます。

 

○ネオパークオキナワ                                          大人1000 小人500円 9:0018:00

            住所 :沖縄県名護市名護4607−41

電話 :0980−52−6348

                            休園 :無休

  園内に入るとフラミンゴなど大型の鳥が放し飼いにされていることに驚かされます。大きなカゴの中に入って歩き、自然を満喫しましょう。


その他

城址、霊場はどこも植物が保護されています。その数は数え切れないくらい。けっこう植物の名札が付けてありますから勉強もできます。河口はマングローブが保護されている場所が多く、本土では見られない海浜性の植物が咲き乱れます。街路樹だって本土と違いますよ。まさに島全体が植物園なのです。
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