○ SL8 ○

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PC名:ヴァイオラ(Viola・・・由来は瞳の色から。「冒涜者、涜神者」の意も)

正式名称:ヨカナン・トルゥ=ヴァイオラ

愛称:ヴァーさん

クラス:クレリック

出身:フィルシム王国クダヒ

登場時属性:Lv1  CG  女  20歳  髪・黒/瞳・菫青

 

コンセプトは「破戒僧」

かつ基本スタンスは「燻銀の親父キャラ」

BGM/「ああ人生に涙あり」、「鳩を飛ばせに行くんです」

 

 

両手持ちの長柄モーニングスター(通称「宵の明星Vesper」)の先っぽ(返しの部分に鈎状の棘がある)に小酒樽ぶら下げている酒飲み。目深に被った帽子に口元を覆うスカーフ、鎧の上に地味な茶色のサーコート。腰には細身の短剣。聖章は表に出さないので、全くクレリックに見えない胡散臭い人。
しかしサーコートを裏返すと、神官用の外衣になり、TPOに合わせて使い分けている。
顔が良い(Com17)ゆえに、危ない目にあったり煩いお誘いが頻発。それに懲りてわざと胡散臭さを演出している。あからさまに痛そうな武器を肩に担いでいるのは威圧行為であり、実際にはさほど好戦的ではない。
しかしやり始めたら、かなりえげつない事も平気でやる(かもしれない)。
守り石として身につけたアイオライトの襟飾りは「カジャ丸おじさん」からの贈り物。


行動指針は「自分の好きなように生きる」。
座右の銘は「信じる者は救われる」(何を信じるかは本人の自由。ちなみに彼女は「自分を信じて」いる)。
基本的に「選択の自由」を最も大事にしており、それを奪われる事、理不尽に押しつけられる事に強く反発する(神の法に対するものも含む)。
彼女はWISが高いのでボーナススペルが使えるが、修道院にはその事を黙っている。階位が上がって覚えたものは神殿の為に使うけれど、自発的に使えるようになった分については自分の好きなように使わせてもらおうと思っているためである。
「仲間」のためには使うけれど、基本的に「教会」のためにはその力を振るうことはない。


後述の理由により女子修道院で幼い頃を過ごしたが全く肌に合わず。厄介者&問題児として成長する。そのためクレリックとしての資格をとるのが遅かった。窮屈な修道院からしょっちゅう抜け出していたが、ふとした事で知り合った下町の怪しい連中と意気投合し、ますます偏狭で退屈な生活に縛られることを嫌うという悪循環。最後の一、二年は貧民街に救済にいくという名目で裏世界に入り浸り(スペルの闇取引による利益を分け合う事によって、その絆は深まる)、ほとんど仲間同然の扱いをうける。その結果、寄付金をちょろまかして具合の悪い売春婦のお姉さんに宿を奢ったり、奉納された食料をかすめ取って稼ぎの少ないスリの子供と分け合ったりした事が発覚。処分待ちの身だった。

 

 

○裏町の友人達  元ストリートキッズな人々

トール(22才)
物静かで優しげな風貌の青年だが、鋼の精神の持ち主。この年にして裏街の一角を牛耳る(らしい)。
メイ(20才)
トールの妹らしいが、何故かその話題はタブーとなっている。きつめの美人だが男嫌い。トールの参謀役。
キーロゥ(24才)
寡黙なダガー使い。黙って立っているだけで滲み出る威圧感と鋭い目つきの持ち主。子供好き。
ミリー(13才)
キーロゥが拾った孤児。少々足りない(Int 5か6)が、素直ないい子。小動物や草花の世話が異常に上手。
センティム&エト&ルー(14才)
キーロゥやトールを「兄貴」と呼んで慕っている三つ子のスリ。時々見かける。

馴れ初めは5年ほど前。ミリーが「仕事」に出たキーロゥを追っかけて道に迷い、別の縄張りでガキ共にからまれていたところに通りかかったのが発端。道々周りに尋ねながら送ってあげたところ、途中屋台で買い食いしたり、飴玉買ったりしたせいですっかり懐かれる。
(この時以来、飴玉常備)
この連中とつきあうようになって、飲む・打つ、変装を覚える。 尚、ちょくちょく入り浸るようになった頃、「仲間」の証しにキーロゥから質の良い細身のダガーを譲って貰った。ついでにこの短剣を使ってのジャグルも彼に教わった。以来、常にそれを腰に差している。

 

 

●生い立ちなど〜中の中階級出身


正式名:ヨカナン・トルゥヨカナンの第三子=ヴァイオラ  エスタートン卿ヨカナンの三女

父:ヨカナン・ニーム=エスタートン(婿養子)
母:ミルテ=エスタートン
長女:ヨカナン・ウーノ=リリア(そこそこの家に嫁いだ。現在第一子妊娠中)
次女:ヨカナン・ドゥ=ローザ(出世頭と目される若手官吏と婚約中)
四女:ヨカナン・クヴァ=ナルーシャ(COM 18。玉の輿狙いでは家族一の有望株)



○「カジャ丸」おじさん

カジャ・マール=ラガット  ラガット家当主で母親のいとこ(らしい)。年齢不詳。
「カジャおじさん」、又は「カジャマルおじさん」と呼んでいる。
何をやって生活しているのかよくわからないが、金持ち。いわゆるディレッタントで、しばしば旅(?)に出て長いこと戻って来ない。


女ばかり四人も生まれた没落貴族(現在は下級官吏)の家の三女として育った彼女は、昔から家族とそりがあわなかった。礼法・裁縫・舞踏など、有力な家と縁組みするための教育が大嫌いで、しょっちゅう庭の隅に隠れていた(そして見つかって物置に閉じこめられた)。
そんな中、唯一「カジャおじさん」だけは味方になってくれ、度々外に連れ出しては色々な事を教え、かわいがってくれた。両親も何故か彼には逆らえないらしく、しぶしぶ黙認していた。
彼が旅に出ている間に、これ以上増長しないようにと、女子修道院に放り込まれた(当時12才)。そしてそれから8年、手紙のひとつも遣り取りできず(親は取り次がず、本人は住んでいるところを知らない)、現在に至る。
両親にとっては矯正に失敗した以上、早いところなるべく良い条件の家に片づけてしまいたい娘。現在、本人の知らないところで勝手に縁談(相手は新興の成り上がり)が進められている。

 

 

 


 

 

 

 

○ 夢見石 ○

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PC名:リッキィ

正式名称:リエンナ=パッカード

通り名:「ブラックサイクロン」リッキィ

クラス:ファイター

出身:ラストン近郊の村

登場時属性:Lv3  LG  女  17歳  髪・金/瞳・緑

コンセプトは水滸伝の黒んぼ猿「黒旋風の李逵」

 

負けず嫌いで薪割り好きな戦士。
頭(と顔)は悪いが、その分素早く器用である。両手から稲妻のように繰り出される、二挺斧の「ざくざく攻撃」にはどんなに堅い切り株もイチコロだ。家のカラーである黒衣を身に纏った彼女が斧を振るう時、人は畏れを込めてこう呟く。
「まるで黒い旋風だ」と。

 

 

 

●生い立ちなど〜中の上階級出身

代々高名な戦士を輩出しているパッカード家の末っ子にして長女
+ 454年時点 +
父:レイン(48)・・・・両手剣使いの戦士/LG
母:ステラ(51)・・・・エオリス司祭/TN
長兄:コーソン(26)・・・・魔術師/NG
次兄:リオン(23)・・・・槍使いの戦士/LN
三兄:シヴァ(23)・・・・エオリス神官/LG
四兄:オシアン(21)・・・・槍矛使いの戦士/CG
五兄:ヴァンプール(20)・・・・長剣使いの戦士/NG

 

戦士の家系パッカード家に生まれ、幼い頃から兄や親父に鍛えられて育つ。そういう環境だけに、自らも戦士となる事を疑うことなく、15才には一人前の冒険者として独り立ちする。しばらくギルド紹介のパーティと行動を共にしていたが、2Lvになった頃彼女の人生を揺るがす出来事に出会う。
近所の樵(バン親父、当時42才)に、『立派な剣を下げていても、薪ひとつ満足に伐れないんだから戦士なんて役立たずだ』と鼻で笑われ、生来の負けず嫌い故に次の日から斧に持ち替える。
この時点では戦斧を使用しているが、NSな為戦力ダウン。パーティの仲間と意見が合わずに脱退。実家に戻って家族のアドバイスを受けつつ修行。ハンドアックス二挺に戦闘スタイルを移行する。末っ子に甘い父親の口添えもあって、たまたま戻ってきていた三兄のパーティの中に加えてもらい、実戦で技に磨きをかける。
3Lvになる頃には、この戦闘スタイルでやっていける見通しがつき、本格的な修行の為斧の師匠を捜しに旅に出る。この頃には、一部地域で「ブラックサイクロン」の名が通るようになっている。ちなみに、この旅に出る時、親父からお守りとして「黒旋風」のルーンを織り込んだサーコートを餞別に貰っている。
斧の師匠にSKを習った帰り道、どこかの地方でギルドから声を掛けられ、早速習った事を試すいい機会だと、その依頼をうける。→「夢見石」

現在、薪も割れて敵も倒せる戦士を目指して日々精進を続ける。また、どこかに切り株vs+5斧がないかと半ば真剣に探している。
夢はバン親父との樵勝負で圧倒的な勝利を得る事。

 

 

 

*-- 以下、キャラクターイメージ --*


「必殺!トルネードアタ〜〜ック!!」
リッキィの両手に構えた斧が、目にも止まらぬ速さで敵の身体に叩き込まれた。まさに「ブラック・サイクロン」の異名に相応しいその戦いぶりを見せる彼女の背中で、ひらりと黒いマントが翻る。
その瞬間、そこだけ織りの違う守護の文様が、光にあたって浮かび上がった。
『黒旋風』
この呪的文様に守られて、リッキィは今日も元気に敵を屠る―――

 

 

 

 


 

○ Gシリーズ「時の狭間」 ○

PC名:リッキィ

正式名称:リエンナ=パッカード

通り名:「ブラックサイクロン」リッキィ

クラス:ナイト

出身:ラストン近郊の村

登場時属性:Lv12  LG  女  22歳  髪・金/瞳・緑

+++「夢見石」の5年後

 

 

○「夢見石」以後、リッキィの足取り

454年
「夢見石」
455年
勝負をしに村へ戻るがバン親父(当時45才)がぎっくり腰により引退。
悲嘆にくれて各地の樵100人抜きを開始。
457年
100人抜き終了の報告をもって家に戻る。
目的は果たしたので、当初の予定通り親父の元で騎士としての修行を積む。
458年
ハイブ出現。親父達と共に村人を守ってディバハへ避難。
バン親父はどさくさで死亡。
459年
「強敵と書いて、ともと読む」間柄だったバン親父の敵討ち及び村を取り戻す為、第一次ハイブ討伐隊に参加。
知らせを聞いて戻ってきた兄達(長兄、三兄)、父、母及びジャガノート運転手と共にラストンへ。
迷宮内でテレポーターに引っ掛かり、家族とはぐれて見知らぬ場所に飛ばされる。→「時の狭間」

 

 

*-- 気を失っている間に見た昔の夢 --*

 

13years ago.jpg

『シーちゃん、もう行っちゃうの?』

『うん。今度は少し長いかもしれない。―――リッキィ?』

『やだ』

『ほら、いい子だから』

『やだ』

『じゃあ悪い子かな』

『う、やだ』

 

 

 

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文責:柳田久緒