A1、通信を利用しての学習です。大学通信というだけあって、大学に入学して、大学のカリキュラムのもとに行われる学習です。卒業すれば、通学生と同様の学位記を取得できます。
Q2、通信の学習とはどのようなものですか?
A2、通信教材(テキスト)とスクーリング(面接授業)によって履修します。通信授業とは、テキストを読み、レポートを書いて提出し、テストを受けることによって成立します。スクーリングとは大学に行って授業を受けることです。それから、卒論を提出しなければ卒業できない大学がほとんどです。
Q3、どのくらい単位を取れば卒業できるんですか?
A3、多少の違いはありますが、通信授業とスクーリング、卒論をあわせて124単位程度履修しなければなりません。その内訳は一般教養が48単位以上、専門が68単位以上で、そのうちスクーリングで30単位履修しなければなりません(慶應の場合)。
Q4、在籍期間はどれくらいですか?
A4、学士入学のかたは、2年半以上(慶應の場合)、短大卒は3年、一般は4年以上です。最高で12年在籍することができます。(制限のない大学もあります。また、制限があっても引き続き在学できる制度もあります。)
Q5、学費はどれくらいかかりますか?
A5、これも大学により差があります。入学金を含めて6万程度から50万くらいまであります。が、ほとんどの大学が10万以内です(いわゆる文系の場合)。その外、スクーリング料金は別に払う大学が多く、1年で合計10万前後かかります。つまり、最短の4年で卒業すれば50万以内で卒業できるということです。
Q6、通信授業はパソコン(インターネット)でできますか?
A6、ほとんどの大学で実施されていません。まだ、実験段階のようです。しかし、98年開講予定の京都造形芸術大学は、レポートの提出や返却だけではなく、作品の展示などを他の大学に先駆けて取り入れるそうです。掲示板等を利用して情報交換や質問を受け付けるだけではなく、学生全員にメールアドレスも支給されるそうです。
Q7、ズバリ、卒業は簡単ですか?
A7、はい、簡単です。1年に35単位程度履修して、卒論を書けば4年で卒業できます。だいたい1日に4時間くらい勉強すればいいそうです・・・しかし、現実には最短の年数で卒業できる人は少ないようです。在籍している方の多くが就労中のため、実際には倍の年数がかかると言われています。もちろん、中には卒業をせずに勉強をし続けている方もいらっしゃいます。
Q8、サークル等、学生間の交流はありますか?
A8、もちろんあります。大学通信教育のほとんどの大学に学生会や交流会があります。特に地方の方は情報交換等を通じて友好を深め、励ましあって勉強しているようです。
もし、仕事等で会に出席できそうにないかたがいらっしゃいましたら、当HPのメーリングリストをご利用ください!「生涯学習メーリング」は、大学を問わず、さまざまな方が参加しています。大学を決め兼ねている方はそちらのほうで実際に学んでいる学生に聞いてみるのもいい方法かもしれません。