アドバイス-上空編




  • 飛ばしているうちにフルハイでブヒブヒしてしまう。
    フルハイでブヒブヒ?ニードルの絞りすぎ?ニードルを開けても症状が変わらないとき,ニードルにゴミが溜まっているかも。フルハイにするゴミがニードルを塞いでしまってニードルを絞った状態になって絞り過ぎの症状が現れているのかも。地上でニードルをめいっぱい甘くしても甘くなるような傾向がなく,ちっともニードルの変化が現れないとき,ゴミを疑いましょう。 燃料フィルターもチェックしましょうね。
  • 上空で少し飛ばすとすぐにエンストしてしまう。
    何度飛ばしても同じ。「エンジンの調子が悪いな」って疑う前にタンクの中の重りを確認してみましょう。タンクの中で重りがプレッシャーのパイプに引っ掛かっていませんか?経験では正宙返りや垂直上昇をしてみてブスブスとエンジンがいっていたらこれかもよ。
  • 背面飛行中にエレベータ・ダウンを間違ってアップを引いてしまって機体は真っ逆さま。
    こんなとき、エレベータ・アップのまま水平1/2ロールをかけてアップのまま危機を抜け出します。急激なエレベータ操作は指ミキシングでラダーも同時に入ったりします。機体がスパイラル状に落ちていったりします。
  • 上空で機体の方向がわからなくなった。
    とりあえず、軽くエレベータ・アップ。上昇すれば正面です。次に軽くエルロンをどちらかに切る。切ったほうに機体が傾くようであれば自分から機体は遠ざかっています。電波が届いているうちに自分の方へ戻しましょう。
  • 高度は十分にね。
    ストールターンなどの縦物演技の練習ではエンストになる可能性が多いので余り高度を低くまで落とすと、万が一のとき滑走路まで戻れなくなりますよ。
  • 垂直降下を続けてしまうと...
    たまには機体が小さくなるまで上空へあげたくなりますよね。そんなとき、高度を下ろすときに注意してください。降下が続くとエンジンに燃料が届かなくなってエンストする率が高くなります。私は、見事エンストさせて滑走路外に軟着陸する羽目に陥りました。
  • エンジン調整のあとには...
    エンジンの調整を地上で入念にやったときは飛ばす前に燃料をもう一度満タンにしましょう。修理上りのエンジンを時間をかけて調整後,予定飛行時間前にガス欠で機体を壊す羽目になりました。
  • 垂直上昇をしたとき,どうしても機体が左右どちらかに曲がっていってしまう。
    エンジンのサイドスラストも要因ですが,エレベータのリンケージも確認してみましょう。左右のエレベータの舵角が違っていたりしませんか?舵角が大きいほうに機体は曲がってってしまいます。
  • ふらふらしないで飛ばすには...
    スタント飛行を目指すなら飛行機がふらふらしないように押さえ込む必要がありますよね。押さえ込むってどういうこと?試しに送信機スティックを上から指で「ギュ」っと押さえ込んでみ。あ〜ら不思議。スティックにちょこんと軽く指を乗せて操作をする時にくらべて飛行機をなんだか力ずくで押さえ込むような感覚が。飛行機もふらふらしないし,これはいいぞ。JRA曲技飛行個人ランキングでおなじみの佐竹嘉孝選手から仕入れた情報です。
  • 上空で不幸にもエンストしてしまった。
    滑走路より右側なら右旋回,左側なら左旋回して滑走路に進入させた方がうまく着陸できる確率が上がるかな?理由は,滑走路に近づける方に旋回すると滑走路を短く使ってしまわなければいけない状況に陥る可能性が大きくなります。そうすると,滑走路をオーバーラン。オーバーランさせるよりも滑走路に届かない場合の方が機体にダメージを与える力が絶対的に小さいです。届かない,イコール,速度が遅い。オーバーラン,イコール,速度が速いですからね。あとは,着陸までの時間的距離的余裕が遠い方に旋回させることによって得られるかな?これは初心者の経験的アドバイスですので正解かどうかは保証しませんよ。あしからず。
  • 気持ち良く飛ばしていても4〜5分後にいつもエンスト。
    こんなことってありませんか?そんなときは燃料タンクを覗いてみてください。燃料がちょうど半分くらい残っていませんか?タンク内のアルミ管が折れているとこの現象が発生します。初心者のころはよくはまりました。
  • 背面飛行でのラダーの打ち方って正面飛行と反対になるので難しいですよね。
    ついつい反対の舵を打ってさらに悪化させてしまう。そんなとき,背面飛行からの垂直上昇への立ち上げで機体のお腹が見えている状態では傾いたほうにラダーを打てばいいよ。水平背面 飛行では?そのときには機体の背中が見えているので普通に正面飛行からの垂直立ち上げで傾いた方と反対にラダーを打ちますよね。水平背面 飛行では下からのぞき込んでいるのだから正面飛行からの垂直立ち上げ時の修正と同じなんだって。これ,長畑宏明選手からの受け売りです。
  • エンコン・スティックの位置は...
    水平飛行で使うスティック位置がニュートラル(真ん中)位置になるように送信機のスロットルATVを調整するべし。そうすることによってF3A演技もし易くなるそうです。これ,世界の成家チャンプから聞いた話です。


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    このページは、 02/12/31 1:11にアップデートされました。