くぼた沖縄日記 2009 2月だけど半袖

 

★2月21日(土) 博物館に公民館

 

伊丹空港に向かうモノレール、隣の男性が鞄の中から、でっかい数珠と密教法具の五鈷杵を出す。何者!?

 

 

搭乗を待っていると、阪神タイガースの帽子をかぶった人がいて、ああ沖縄はキャンプ地やったなと思い出す。2月に沖縄に行くのは初めて。沖縄は青い海と青い空で売っている割に、実は晴れの日が少ない。特に冬はお天気が悪い。今回も予想では曇が続く。ま、しょうがないね。

 

 

那覇に着き、モノレール1日券を買って、まずは昼ご飯。小禄(おろく)駅で下車して、去年2号店が出来たばかりの「我楽そば」へ。どんどん晴れて、開け放った窓からの風が爽やか。は〜、いつもながらの澄み切った美しいおつゆ。満足。

 

 

去年も泊まった58号線沿いのホテルに荷物を預け、おもろまちにある県立博物館へ出かける。沖縄県立博物館・美術館は開館1周年。来るのは初めてだ。午後2時からの、博物館文化講座を聴く。事前に博物館のサイトで調べたタイトルは「沖縄と奄美の文化を語る」だった。どんな内容だろう。音楽のことだろうか、染織のことだろうか、言葉のことだろうかと思いやって来たら、「葬送儀礼の外部化を中心に」というサブタイトルが付いていた…。

 

 

これが、なかなか面白かった。講師は琉球大の先生で、歴史的に薩摩から直接支配を受けた奄美と、間接支配だった沖縄の葬送儀礼の違い、風葬から土葬、さらに火葬への移行で葬送業者の参入(外部化)が始まった話など、メモを取りコクコクとうなずきながら聴く。

 

せっかく来たので、博物館の常設展示も見る。モノレール1日券で、割引あり。沖縄の自然のジオラマが楽しい。小ぶりのナマコほどもある白いヤンバルヤマナメクジにびびる。ミュージアムショップに買いたい物がなかったのが残念だ。

 

 

隣にあるサンエースーパーが、素通りできない。やや、うちの近所ではまず売ってない越後製菓の「ふんわり名人チーズ味」があるじゃないか。さらに「みたらし味」なんて見たことがないものまで!

 

 

県庁前駅までもどり、「久茂地公民館まつり」に行く。7時からのプラネタリウム上映前に、天体望遠鏡で金星を見せてもらう。上部が欠けて、三日月ならぬ、三日金星。宵の明星だ。

 

 

古くてかわいい、120席のプラネタリウムは、ほぼ満員の大盛況。ここのプラネタリウムは日本で最も古く輸入されたもののひとつで、今でも現役なのはたぶんこの機械だけだそう。御年44才。

 

 

月探索衛星かぐやのお話と、冬の星座のお話を聞く。プラネタリウムって、小学生以来かも。日没から始まり、夜明けで終わるプラネタリウムの投影、隣の席の小学生の女の子と徹夜しちゃったねえと話す。子どもの頃から、プラネタリウムを見るとなぜか徹夜して疲れた 気分がするのが不思議。

 

 

その後、また天体望遠鏡で金星と、すばる(沖縄では群星・むりぶし)を見せてもらう。アンケートに答えてお手製のしおりをいただく。プラネタリウムのすぐ下の階では、社交ダンスパーティー真っ最中。おじさま、おばさま達が大勢着飾って踊っていらっしゃいました。

 

 

ホテル近くのスーパーユニオンで、晩ご飯のお弁当、大好きなタンカンなどを買う。あれ、ユニオン意外に安くないかも。ここでも「ふんわり名人チーズ味」は売っていて、なんでうちの近所では売ってないのかなあ。ず〜っとかかっている「ユニオンですから〜♪」というCMソングをあっという間に覚えて、一緒に歌ってしまう。

 

 

ホテルにもどり靴を脱ぐと、両方の靴下のつま先に、穴がっ!まだ新しいのに、ショック!お風呂に入り、ちょっとクーラーをつける。2月なのに…。

 

 

 

我楽そば 小禄店 那覇市金城5−16−14 TEL 098−859−0616

             11:30〜19:00 水曜定休

 

 

 

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