Amateure Radio

Title<Super Fox Hound mode> (WSJT-X) キツネを追う猟犬… (2024.08.16)
2024年8月、アマチュア無線家のグループがジャービス(Jarvis)島に遠征し、全世界に向けて運用を行っています。
このDx Pedition ではFT8のmodeを上手く処理できる様に(一度に数多く処理出来るように)WSJT-Xに新しい機能が追加されています。
従来のWSJT-Xでも同様の目的でFox/Hound modeが用意されていますがこれを更に強化してSuper Fox/Hound mode が追加されたわけです。

従来のソフトでもLZ2HVの開発による  MSHV 等は複数件同時に処理(3件)出来ますがSuper F/Hは9件...更に上を行きます。
WSJT-Xを起動、管理するためのソフトウエア JT-Alert(直接WSJT-Xを起動することもできますが…)では
最新の版に上げるとFT-8で良く使用されるソフトWSJT-X MSHV JTDX等が選択できるようになっています。
しかしSuper F/Hの出現に及んでその必要も無くなった様に思われますが更に上を行くソフトが出現するかも知れません…HI。

今回はSuper Fox/Hound modeとTEST運用されたK8Rについてです…


FT8の運用に使用する WSJT-X… Super Fox/Hound…

Super F/Hを可能にするWSJT-Xはまだ正式版ではなくRC版です。
とりあえずv2.7.0-rc5をインストールしました。
私はテスト用のFolderを作ってその中にDownLoadしましたが現行のWSJT-Xの上にDLした場合は従来型の内容との競合?の為かCATがErrorになる…
というトラブルが発生することがある様です。
WSJTX/wsjt-x/bin の中に libhamlib-4.dll と libhamlib-4_old.dllがありますが何かのタイミングでうまく機能しなくなったようです。
(下図の左)
rc5では画面上にそれに関する(と思われる)ボタンがありましたが内容は良く分かりませんでした。
私も最初は良かったのですが何回か起動/停止を繰り返すうちに同様の現象に見舞われました。

再インストールしようと思い、Web siteを見に行ったところ、rc5は削除されており、rc6がDL出来るようになっていました。
様々なトラブルを認識していたと思われ、BUGを修正してrc6が出来たものと思われます。
早速rc6をDLして従来版と置き換えましたが今度はなんとなく?動いています。
DX Peditionもrc6でやっています。rc6では先ほどの変な?ボタンもなくなっていました…HI。
インストールを行う場合は旧バージョンをUninstallしてから行うとこの様なトラブルは発生しないようです。


SJTX/wsjt-x/bin内の libhamlib.dllです Hのボタンを押すと Super Houndです...

*画面を立ち上げるとこの様なRC版の警告が出ます。


DX Peditionの運用前に… Super F/HのTEST運用が行なわれました…

今回のDX Pedition運用の前にWSJT-X に追加した Super Fox/Hound modeのTEST運用が行われました。
Super Fox/Hound modeに対応したWSJT-X v2.7.0-rc6 を使用してその性能をTESTするとともにBUG Fixを行ったのではないかと思います。

この為にK8Rが立ち上げられ暫く運用していました。私も7月26日に14MHzでコンタクトしています。
私は最初WSJT-X v2.7.0-rc5 をインストールしてテストしていましたが前述の様にその後 rc6にして現在に至っています。
FT8の効率UPについては先述のMSHVというソフトもありこれも一度に3件処理できるとか…
私もインストールしましたがテストする機会がありませんでした。
複数処理では9件の方が上?なので今後はWSJT-Xに一本化されるのではないでしょうか。
12月末頃には正式版もレリースされるようです…
と勝手に思い込みましたが警告をよく見ると12月31日にこのTEST版は機能しなくなるとだけしか書いてありません。
現バージョンが機能しなくなるのは正式バージョンが出ると思ったのですがそうではないかも知れません。

今回のJarvis島のPedition ではFT8の運用はWSJT-XのSuperF/H modeに限られています。


Super Fox/Hound… 運用の感触

下の画面はK8Rの運用を行ったときの画面ですがFoxは ほぼ一定の周波数750Hz(帯域幅1,512Hz)で送信します。
HoundはFoxが聴いている範囲であればどこでも良い…(200〜5,000Hz)ということです。

FT8のFoxの信号は独特な音がします。
RTTYのピロピロ音に旋律を加えたような…  Super Foxの出ているところがすぐにわかります。750Hz付近です。

この独特な音が聴こえたらひたすら?呼びます…左下の図をご参照ください。

そのうちにSuper Foxから信号強度を表示したコールバックがあります…
こちらからも信号強度を返します。  R-02 とか… 
Super Foxから RR73の信号が返されます。 
以上で(勝手に)終了です。  簡単です。 Verified K8R (認証)も見えます。

*現在はK8Rは運用されていません。
K8R のSuper F/H 運用です Club LOGをsearchして確認です...


DX Pedition N5Jの運用に於ける Super Fox/Hound…

現在もDX Peditionは行われています。しかしこんな情報も入ってきました。

6mでJA向けに運用しています…(私は6mは難しいのでそのままにしていましたが…)
暫くして次の情報で… 
Super F/H対応が困難な局があるようなので通常F/HとSuper F/Hと2つの方法で運用します…
課題もあるのかも知れません。

<DX Pedition N5J> 
Jarvis IslandのDX-Peditionには一応参加していますので次回感想を述べてみたいと思います。


Best 73 !!