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Title「2025年山口県総合防災訓練」 参加しました... (2025.05.29)
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<山口県総合防災訓練>
2025年5月25(日) 山口県の総合防災訓練が行われました。
今年は山口市と防府市を会場にして行われました。
防府市の会場は防府市の「道の駅 潮騒市場」の西側広場です。
私が所属する「防府市アマチュア無線災害ボランティア」は防府会場で行われた訓練に参加しました。
(Hofu Amateur Radio Disersters Volunteers : HARDV)

防府会場の訓練では08:35に大地震が発生したという想定で12:00迄行われ、消防、警察、自衛隊、海保、医療機関 等が参加しました。
私も「HARDV」のメンバー有志と共に非常時の訓練を兼ねて参加しました。

「炊き出し」の訓練も行われ、訓練終了後には「カレーライス」及び「豚丼」が参加者、見学者に振舞われました。

当日は風が強く、寒い中での訓練でしたが無事終了しました。

<Fig 1>防府市のPRパンフレット <Fig 2>訓練ガイドブックです…       <Fig 3>県下の会場です…...


      災害訓練の様子…     


先ずは冒頭(08:30)で大地震の発生のアナウンスがあり、全員 シェイクアウト訓練です。
 ( *シェイクアウト訓練 : 3つの安全行動 「まず低く、頭を守り、動かない 」 )
会場にいた人全員、机の下に隠れたり、その場にしゃがんだり...動かない...
なかなか皆さん真剣に取り組んでいました。...HI 

このあといろいろな防災関連の車両、自衛隊、海上保安庁のヘリコプター等が飛来し、訓練を盛り上げて?いました。
終盤には消防による4階建てビルからの人命救助、はしご車を含む、消火訓練等が行われました。

<Fig 4>シェイクアウト訓練…       <Fig 5>いろんな車両が並びます… ...


<Fig 6>はしご車を含めた消火訓練…           <Fig 7>自衛隊のヘリコプターです… ...


「防府市アマチュア無線災害ボランティア」の活動… HARDV


アマチュア無線クラブHARDV(Hufu Amateur Radio Disasters Volunteers)メンバーは会場に4名、
自宅から参加2名, 移動運用で2名、 会場及び向島運動公園移動の掛け持ち参加 1名でした。

  <防府会場の訓練内容は...>

総合防災訓練の設定が「地震の発生による市内の災害と、地震による向島連絡橋の損壊により向島地区の孤立」
という想定であるため次の様な訓練にしました。

1 孤立地域と会場基地局との通信訓練(画像通信を含む)
2 市内各所と会場基地局との通信訓練

<1 孤立地域からの通信訓練>
・孤立地域と会場基地局との通信訓練 (145.52MHz/FM)
・画像通信を使用して向島運動公園から潮彩市場会場基地局に被災者搬送ヘリコプターの離陸報告。(433.52MHz/DV)

<2 市内各所との通信訓練>
・自宅待機のHARDV メンバーと会場基地局の通信を実施 (145.52MHz/FM)
・市内各所に移動できるHARDV メンバーと会場基地局との通信訓練  (145.52MHz/FM)

以上を行いました。

● ブースの様子 =====  

<Fig 8>会場のブースはこんな感じです... <Fig 9>ブースの見学者もいます…

<Fig 8>と<Fig 9>はHARDVのブースの写真です。 右上の写真(<Fig 9>)は他の参加者がブースを訪れている写真です。
アマチュア無線に興味を持つ人が時々来ました。 皆で取り囲んで?説明しています。HI
小さくて良く分かりませんが女性と赤い帽子の人がお客さんです。
いずれにしても興味を持ってもらう事は良いことです。

この様な催し物でHAM人口が増えると良いのですが...HI。

● 使用したRig ===== 

下の写真<Fig 10>と<Fig 11>は使用したRig と電源です。
この他にもハンディ機があります。

<Fig 10>使用設備と電源です  <Fig 11>電源は非常用バッテリーです

● 画像通信を含む非常通信の訓練の状況 ===== 

左下の写真(<Fig 12>)の様に孤立地域で撮った写真に文字などを入れて加工し、送信すると
右下の写真(<Fig 13>)の様に基地局で受信できます。
災害時を想定し直接波による訓練を行いましたが障害物があるためか100パーセント確実には届かないようです。
アンテナ、送信位置等を考慮つつ、リトライしながら通信する必要があります。
私はID-52 PLUSで受信を試みましたが全く受信できませんでした。

災害時の画像通信については更なる工夫が必要かと思いますが150.52MHzのFMによる通信訓練は問題なく通信でき、
災害時に於ける避難場所間の連絡等、通信インフラの補完には充分に有効であろうと思われます。

<Fig 12>運動公園から送信された画像例           <Fig 13>基地局(潮彩市場)のRIGで受信された画像例

● 礼状 ===== 2025.06.02 追記 

総合防災訓練に参加した各機関、各団体に山口県防災会議議長である県知事から礼状が届きました。
HARDVにも届きましたのでイメージで紹介します。

縦書きの礼状です。
PDFを張り付けるとサイズが大きくなるのでJPGにして縮小しました。
雰囲気だけ紹介します。

話は少しそれますが…
JARLのコンテストの賞状も遂にPDFになるようです。
最近入賞したした仲間が言っていました。
私が2021年にKCJのCWコンテスト7MHzで山口県1位になった時は
賞状はメールに添付したPDFで送られてきました。
   *このコンテストは県別にも入賞制度があり、
     山口県からこの部門にentryした人は数人?だった様です…HI

DXCCの Award は本物(紙)で送られてきましたが
そのうちPDFになるのではないでしょうか...
<Fig 14>        礼状          


< 余禄 >


右の写真は陸上自衛隊のヘリコプターの写真です。
一通りの訓練を終えた頃に展示されました。

機体の中には入れませんでしたが、外から覗く感じですね。HI
客室と云うか荷物室と云うか…大きな空間の後ろはエンジンと変速機とのこと。
大きな回転翼がぱたぱたと大きな音を発生しますがこの音と共に機体が振動する様です。

乗り心地は別にしてヘリコプターは災害発生時には無くてはならない存在です...HI。


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