<ハムフェア 2023>
   アマチュア無線フェスティバル…

随分久し振りにハムフェアに行ってきました。アマチュア無線の祭典です。
8月19日(土)と20日(日)と2日間開催されましたが私は8月19日(土)一日だけの参加となりました。
昔(かなり昔ですが...)は2日間とも入場し、ジャンクと云うかガラクタをしこたま買い込んで持ち帰っていました。
目的があって買い込むのではなく、何かに使えるだろう...という感じです。 HI
勿論、ジャンクばかりではなくHAM Shopも多く出店しているので、ハムフェア価格?でRIGや附属装置を購入したこともありますが...。
ハムフェアとはHAM関連の情報を得ると云うより何か良い出物を漁る場の様でしたが...扨、今回は?...

入場券購入 受付
   JARL会員は ¥1,000 …

以前は横浜に居たのでBIG SIGHT行の直行バスで行っていましたが
今回はSecondに車で送ってもらいBIG SIGHTのゲートの近くに到着しました。
(Secondも一応HAMの従免は持っているのですがあまり興味は無いようです...。HI) 上の写真のゲートに辿り着くと傍らに看板がありました。
催しものが多いので人の流れについてゆくと関係ないイベントに行ってしまいます...HI。

  10時AM開場という事でしたので入場の行列を避けて(の、心算で)
 10時を少し過ぎたころに開場に到着しました。
 ところがナント入場券売り場の前は長蛇の列、行列が何重にも折り返していました。
 グループで来場した人は入場券を買うまで話をしながら時間をつぶせますが...
 独りで入場券を買う人にとってナント長い事か…
 結局、晴れて入場できたのは約20分後でした。¥1,000を払って...
 (前売り券を購入していた人は行列に並ばずにすぐに入れた様です...)

 取りあえず入場出来ました。
 昔は(と言ってもかなり昔ですが)
 入場すると何か記念品がもらえた様な気がします。
 私の家にJARLのロゴ入りのコーヒーカップがあります。これは記念品だったように思います。
 今はJARLも財政難でそんな余裕はない様です。 HI    

会場内は
   こんな感じです…


上の写真は会場内の風景です。
昨年より入場者数は多いとの事ですがなんとなく目に入る床の面積が多い様に思えます。
左の写真はCQ出版社と奥の方にICOMのブースが見えます。
CQ出版は書籍と電鍵を展示販売していました。
電鍵はGHDも展示販売していましたが姿、形は綺麗ですが結構な値段です。

右の写真はJARL関係のAブロックからRIGメーカーのDブロックを見たところです。奥の方にKENWOODが見えます。
写真の画質を制限していますので多少見ずらいかもしれませんがそこは雰囲気で...

RIGメーカー
   ICOM YAESU…


上の写真はICOMとYAESUのブースです。

左のICOMは従来からある型の展示ブースです。機器を展示し、客は機器を見ながら説明を聞いていました。
ICOMはNetwork機器にも進出をしていますが私は衛星電話について少し話を聞きました。
HAMの分野ではリニアアンプのIC-PW2が展示されていました。
コンパクトな形をしていましたが重量を聞くと22Kgとのこと。(私の使用しているJRL-2000は28Kgです)。
22Kgでも独りで持ち上げると腰を痛めそうですので誰か助っ人を頼む方が良いでしょうね...(余計なお世話でした)
22Kgは軽くはありませんが形がJRL-2000の様な立方体ではないので扱いやすいでしょう。
ちなみにお値段は?...\767,800とか...決して扱いやすくはないですね…。 HI

右の写真はYAESUのブースです。
このブースは他のブースと異なり、立ち見席ではありません。
腰を落ち着けてゆっくり機器を見定めてください、というように長椅子が用意してあります。
その前に低いテーブルを用意しその上に機器が並んでいます。
電源は入るようにしてあり、RIGの感触を得るには充分です。
以前からこのブース形式になっていたか否かは不明ですが良いアイデアです。
私はFTDX-101MPのユーザーなのでHF機はパスして端のほうのハンディ機か何かの前に座ってしばしの休息を得ました。
開場内の休憩場所の椅子が少なく、小休憩にはもってこいの?ブースです。HI 
余談ですがグループで集まる場所として休憩所を使用した場合は椅子が少ない為、場所取り(椅子取り?)が大変だった様です。

外国ブース
   HL 9M…

海外からは韓国とマレーシアがブースを開設していました。
韓国は隣国でありQSOを行うにもそれほど困難はありません。
マレーシアは私の開局当時(1961年)7MHzのAMでQSO出来るOverseaの国の一つでした。
Overseaという言い方は最近殆ど聞きませんが要するに海を隔てた外国という事です。HI
韓国については近い割にあまりJAとのQSOが多いとは言えないようです...。
 

HLとCW...
 私はよくCWを聴いています。
 時折韓国のCWも入ってきます。(CallsignでHLと確認)
 その中で欧文のモールス符号の不規則な羅列の交信を聞くことがあります。
 これは韓国の和文...ではなくハングルではないかと思っていました。
 この件についてHLのブースでハングルのCWについて聞いてみました。
 左の図はブースに居たHLのOMさんが手書きしてくれたCWの符号です。
 (紫色のハングルと赤い色の「こんにちわ」は私が記入したものです。)
 ご存知の方は当然のことと思われるでしょうが
 正にハングル文字のパーツを欧文符号で置き換えたものでした。
 
 和文は表音文字の「いろは...」に全て符号が割り当てられています。 
 欧文の符号と日本独自の符号とを併せて全ての文字を符号化しています。
 ハングルの場合は文字のパーツに欧文の符号が割り当てられているので
 1個のハングル文字を表わすのに欧文の符号が複数個必要です。
 これを考慮するとハングルのQSOはかなり長くなるのではないでしょうか。
 和文QSOも長いですが...。HI


<あとがき>
   ハムフェア…

久し振りにハムフェアを覗いてみました。今回は日程がタイトであった為、1日だけの参加となりました。
ハムフェアのcatchphraseは「さあ行こう! アマチュア無線の新時代」 となっていました。
アマチュア無線の新時代とは何でしょうか?
主催者の意図はよく分かりませんがそれはアマチュア無線の存亡をかけてアマチュア無線そのものを考える時代の様に思えます。

本来、趣味(囲碁でも将棋でもスポーツでも...)には面白さの中にSKILLがあり、それが向上してゆく過程で面白さが持続すると考えられます。
現在のアマチュア無線にはCWを除いて向上すべきSKILLと云えるものがありません。面白さの持続性を維持するSKILLが無いのです。
昔のアマチュア無線には向上すべきSKILLとしてCW 及び、マチュア的無線技術(RIGなり、アンテナなり...)があったと考えられます。
現在はCWの運用局(PCによる運用は除く)が少なく、また、後者の技術はメーカーにより代行されているのが現状です。
これも時代として致し方ないところですが後者の技術については商業ベースに乗らないマチュア的無線技術のSKILLがあるはずです。
CW SKILLとマチュア的無線技術のSKILL、これらを再認識し、学び直し、持続させるのが新時代か…とも考えられます。

アマチュア無線の人口を増やすことも大切ですが現役HAMへの、面白さを持続する目標、手段が必要です。
例えば交信機材を一部分でも作る、その為のSKILLを習得する、更に磨きをかける(Reskilling)、
この様な持続可能な目標を目指して活動することがアマチュア無線を趣味として、面白さを持続する事になります。

現役HAMの持続可能な目標は SRGs (Sustainable Reskilling Goals)です...。(勝手に決めました HI)

                                   Best 73 !!