旅の時間のほとんどはロウソクの火を見つめ続けるようなものだ

揺れる炎を見つめるように湧き上がる感情を眺める

からっぽになって眺めていると黒い感情はやがて消えてしまう

流れる白雲が青空に吸い込まれてゆくようにいつの間にか消えてしまう

俺の放浪は長い長い瞑想