お元気ですか。

私、昨年6月30日に12年3ヶ月勤めたキングレコード(株)を退社いたしました。

その後、現在に至るまで旅の日々を過ごしております。

北海道・東北・四国・瀬戸内・沖縄と国内を旅して、いよいよ海外に出ます。

桜の咲く頃、中米に飛ぶ予定です。

数年かけて世界中を歩いてきたいと思っています。

しばらくの間、日本を留守にしますので何かありましたら下記まで連絡をお願いいたします。

尚、旅の様子を自身のホームページ「静かな振動」にて旅先からアップしてゆきます。

宜しければ一緒に旅を楽しんでください。

メールは随時チェックしてますので、そちらの近況なども教えていただければ幸いです。

それでは、また会う日まで。

お元気で。
                          金子 鉄朗

静かな振動(HP):http://www1.u-netsurf.ne.jp/~silent/

電子メール:silentvibration@mail.goo.ne.jp










絵葉書ありがとう。

元気そうでなにより。

金子の大きなものへのあこがれが伝わってくるね。

僕らはその大きな何かにたどり着けることはないのかもしれないけど

そうした何かにたどり着こうとすることは出来る。

その過程がいいんだな。

生きてるってことはいつでも宙ぶらりんだから、

精一杯その中であがいてやろうと思う。

大手を振って。

んではよい旅を!

吉冨 政宣




メールありがとう。

吉富の言うように生きるってことは宙ぶらりん。

だから何処にでも行けるし、何処にでも羽を休めることが出来る。

たどり着けなくても良いんだ。方向は分かっている。

そこに向かうこと。過程を楽しむこと。

俺のたどり着くべき場所は生ききるということだ。

俺は吉富がソーラーパネルを一枚取り付けるたびに

世界が良い方向に向かっていると思ってるよ。

高いところに気をつけて。

お千代さんと仲良くな。

ではでは。       

金子 鉄朗




金子くん

キングやめたのですか!知りませんでした。

いいなあ旅か。おめでとう・・・。

連絡無かったので「はじきよ」メンバーともども気にしていました。

早速HPにも遊びに行きました。

はじきよのツアーはホームページで追いかけ、BBSでもおしゃべりします。

東名阪ワンマンを終え、今月末は北海道です。

全校生徒9名という小学校の児童、先生と仲良しだったのですが今月で閉校になります。

曲を2曲プレゼントしたことで閉校式に呼ばれました。

そんな調子でゆっくり歩いています。

メンバーからもメールが届くと思いますが、世界のどこかで読んでやって下さい。

出発はまだですね。桜に送られて中米へ、身体に気をつけて元気で旅してください。

では、また。
                        たけなか




こんにちは。

メールありがとうございました。

連絡遅くなってすいませんでした。

キングを辞めてから何かとバタバタしてまして

一瞬落ち着いたタイミングで、昨年夏、北に向けてイッキに走り出したのです。

竹中さん・はじきよには、旅の途中でライブ(東京以外)に押しかけて

驚かそうと思ってたのですがタイミングが合わず今になってしまいました。

まずは3月17日にニューオリンズに飛びます。

ニューオリンズ、メキシコ、キューバ、グアテマラ。

そして南へ南へ。

一年後のカーニバルに合わせてブラジルに入れればと思っています。

ここ半年、旅をしながら色々な小学校にも寄りました。

特に瀬戸内には学校が無くなってしまった島が多く

お年寄りだけがひっそりと暮らしていました。

はじきよの音楽にも流れる人が生きる悲哀を感じます。

またいつか竹中さんにお会いしたいです。

はじきよの音楽もまた生で聞きたい。

よろしくお伝えください。

お元気で。

ではでは。

金子鉄朗




金子さん 

ご無沙汰しております。beluga@宮下です。

本格的な旅立ちの通知をいただきました。

中米から世界へ、ですね。いろんなものを見て、

五感で丸ごと今の世界を体験してきてください。

金子さんの本気度を思うと、「羨ましい」なんて言ってた自分が

オロカに思えてきます。大変だよね。

でもいつもの金子さんの視線で受け入れていけば、大丈夫。

シンドイときは<てーげー>に、Take it easy。

ただし体には十分気をつけて。

それにすべて性善説でオッケーの土地ばかりではないでしょうから、

ときに用心も必要です。

こんなこと旅のベテランにはよけいでしたねー。

とにかく毎日を楽しんでください。

ついでに世界中のあちこちに愛人つくっちゃいましょう<笑

では、Good Luck!

miyashita




belugaさん、こんにちは。

いただいたメールを読んで気持ちが楽になりました。

確かに旅から旅の生活を「羨ましい」と言ってもらえることは多く

他者の視点から自分を見たとしても同じように感じると思います。

ある種の身勝手さを抱えながらも

やりたいことをやっていると自信を持って言えます。

しかし、現在地に立つためには、いくつかの別れが必要でした。

身を切るような選択もありました。

また、海外に旅立つにあたって、怖れや不安があるのも事実です。

重い病気にかかってしまうかもしれない。

お金、カメラ、パソコンなど盗られてしまうかもしれない。

命だってとられるかもしれません。

そんなことを考えると、正直、怖くもなります。

そういったネガティブな面に焦点を当ててしまう

自分の歯切れの悪さに恥ずかしくもなります。

余分なものは持たずに生きているつもりが、まだまだ執着もあるようです。

さらに、自分が恐れていることは、まだ実際には起こっていないこと。

そのことによって歩みを止めることは、自分の生き方ではありません。

ごちゃごちゃと書いてしまいましたね。

ただ、本格的な旅立ちに際して、自分の弱さを確認出来て良かったと思っています。

ありがとうございました。

明日からまたシンプルに進みます。

行くぜ世界。

光に向かって歩いてゆきます。

ではでは。

金子 鉄朗












            2004年3月10日 東京