メールどうもありがとう!


尊敬できる旅人からのメール。


嬉しいなあ。


俺は素直に楽しんでる鈴木さんの旅が凄く良いなと思っています。


もっと感じろ!


もっと優しくなれ!


もっと削ぎ落とせ!


最近、アップした文章は、自分で自分のケツを叩いてるようなもの。


ハッタリのようなものなのだけど、少しでも、近づいてゆきたいと思っています。


俺の旅は人々の生活を鏡に、自分を見ていることが多い。


観光地を訪れるのはオマケみたいな感じかなあ。


もともと旅のスタイルは好奇心や探究心に溢れたという感じでは無いし


人生の時間をどのように過ごそうかという選択が旅だったのだと思う。


自分から向かってゆくというよりも、やってくる時を楽しむ。


流れるままにというのはカッコ良過ぎるけど、ハズレてはいないし、目指してもいる。


やはり一年も旅を続けていたら、感じ方も、旅のあり方も、変わってくる。


同じ長い旅をしている者として、鈴木さんの状態は良く分かります。


俺は会社を辞めた時の気持ちも、旅立った時の気持ちも大切なんだけど


やはり過去のものだと思っている。


どんなにくだらないものであっても、垢が溜まっていても、今が大切。


鈴木さんの質問に上手く答えられているかなあ。


日々過ごした時間を抱きしめて、前に進みたいのです。


カメラを構えた写真は、自分で撮りました。


ホテルの鏡に向かって、自分で撮りました。


そんなふうにして自分を撮ったことが、今まで2回あります。


いずれもどうしようもない気持ちの時で、


しっかりしろと自分に向かってシャッターを切ったのです。


鈴木さんは、いよいよトルコですね。


東洋と西洋が交わる場所。


その後は、東に向かうのかな。


それとも、南に向かうのかな。


世界の何処で会えるのかな。


是非、鈴木さんと会って飲みたいです。


ホント絶対絶対。


お互い健康と安全に気をつけて旅を続けましょう。


それぞれの旅が交差する時を心待ちにしています。


良い旅を!



金子 鉄朗










      2004年8月24日 コカパバーナより