國府田さん、GMスタッフの皆さん、こんにちは!
大変ご無沙汰をしていました。
元キングレコードの金子鉄朗です。
昨年夏に始めた俺の旅も、今日で403日目。
日本、ニューオリンズ(U.S.A)、メキシコ、キューバ、グアテマラ、
コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビアと旅をして、
現在は再度、ペルーにやってきています。
日本との時差は14時間ですので
だいたい地球の裏側と言っても良い位置だと思います。
滞在しているのは、クスコ。
インカの古い都です。
ここから100キロほど北には、あの空中都市マチュピチュがあります。
さてさて、これからが本題。
「うひうひ滞在記」の現地報告です。
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ペルーに来てから、気になっている、ある匂いがありました。
何の匂いなのだろう。
メルカドなど人の多い所や、人とすれ違った時などにポワンと香るのです。
以前、それぞれの国特有の匂いがあるというのを本で読んだことがあります。
日本ならば、ぬかずけ。
韓国ならば、キムチ。
その匂いは、非常に微妙で、ほとんど空気の一部となってしまっているので
その地に暮らしている者は、気がつかないのだそうです。
ペルーにも、そんな特有の匂いがあるのだろうか。
あの匂いは何なのだろうか。
そんな疑問を抱いていた、ある日のことです。
乗り合いタクシーの中で、また、あの香りが漂ってきました。
おお、これ、これ。
匂いの源を突き止めようと、何度も空気を吸い込みました。
うーん、何なんだろう。
やがて、あることに気がつきました。
前に坐っていた、おじさんが、微かにお尻を持ち上げた直後に
あの匂いが、漂ってくるのです。
もしや、これは・・・
決定的だったのは、その日の夜。
宿の部屋に、ひとりでいる時のことでした。
なんと、あの匂いが、自分の体から発射されたのです。
これだったんだ・・・
軽い衝撃を受けながらも、妙に納得している自分がいました。
ペルーの食事には、芋と豆が非常に多く使われます。
それに比例して、発射の頻度も多くなるのです。
その国特有の匂いは、やはり、風土や食文化と密接に結びついていたのでした。
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以上で「うひうひ滞在記」ペルーからの現地報告を終わられていただきます。
最後に、國府田さん、GMスタッフの皆さん、長い間お疲れ様でした!
この移り変わりの激しい世界で、10年を越える長寿番組というのは、ある種の奇跡です。
今でもスタジオでマイクに向かい、リスナーへと
真剣に語りかけている國府田さんの姿が目に浮かびます。
電波に乗って届けられた思いは、いつまでもリスナーの心に残り続けると思います。
旅を続けながら、時々立ち止まって、俺はそれを思い出しています。
そして、みなさんの更なる御活躍と御健康を、旅の空からお祈り致しております。
ホントお疲れ様でした!
ありがとう!
金子 鉄朗
2004年9月7日 クスコより