世界はひとつの歌だ。




命と年月と風土が折り重なった歌だ。




全てが共振して絶え間なく世界中に鳴り響いている。




肯定と対話と寛容だけがある歌だ。




何が勇気なのかを知っている歌だ。




エゴが描き出した現実を追い越す歌だ。




子供達が笑いながら自由に走り回る歌だ。




好きな時に好きなように歌う好きな歌だ。




それぞれがそれぞれの命を生きてひとつのハーモニーが生まれる。




生きている喜びに叫びだしたくなる祝福の歌だ。




世界はひとつの歌だ。














            2003年10月14日 東京