旅の空からの伝言
2003年11月25日 東京より
島ぞーりもった。
三線もった。
水筒(泡盛用)もった。
南の島のティオもった。
おにぎりもった。
以前撮った沖縄での写真をデータ化していたら、ほとんど徹夜になってしまいました。
今日のお昼前には与那国島にいるなんて不思議な感じがします。
行ってきます!
2003年12月1日 石垣島より
12月になりました。
ご無沙汰してました。
ISHIGAKI NET CAFEからの書き込みです。
BGMはワムのラスト・クリスマス。
強い風が吹いています。
与那国島から石垣島に飛んで来ました。
予定では一昨日、与那国から石垣に飛び波照間島まで渡るつもりでしたが強風により飛行機が欠航。
与那国島で二日間の足止めをくらっていました。
今日は、この後、竹富島に渡ります。
そうそう、与那国島の雑貨店「さくら」にて金子のオリジナル・ポストカード販売しています。
訪れる方は是非行ってみてください。
(在庫少・売り切れ御免)
子供にやさしいオモチャや自然食品などもある素敵なお店です。
たくさんの書き込みをありがとうございます。
船の時間が迫ってきたのでレスは後ほど。
明後日に登場予定です。
11月25日:東京→石垣島→与那国島 ふくやま泊
11月26日:与那国島 ふくやま泊
11月27日:与那国島 地球遊人泊
11月28日:与那国島 地球遊人泊
11月29日:与那国島 地球遊人泊 (飛行機欠航・足止め)
11月30日:与那国島 地球遊人泊 (飛行機欠航・足止め)
12月01日:与那国島→石垣島→竹富島 泉屋泊
2003年12月3日 石垣島より
島の人はお帰りと迎えてくれます。
「しばらく来れないけど、元気でいてください」としばしのお別れをしてきました。
いってらっしゃいと手を振り続けてくれました。
今回ほど島を離れたくないと思ったことは無かったなあ。
出会いと別れ。
帰る場所が増えてゆく幸せも感じながら長い旅の途中です。
家に来て下さいと言ってくれる旅人もいます。
時々、涙が出そうになります。
竹富島から石垣島に戻ってきました。
明日は鳩間島へ渡る予定です。
みなさんも良い日々の旅を!
12月01日:与那国島→石垣島→竹富島 泉屋泊
12月02日:竹富島 泉屋泊
12月03日:竹富島→石垣島 パナリ泊
■やじまくんへのレスポンスより
良いよね、八重山!
最高!
今、ストリート(安宿)はどうなんだろう。
あの後、石垣には安いゲストハウスがぼこぼこ出来て、泊まる所には困らないな。
どこにしようか迷うくらい。
今日はパナリに泊まります。
ここも良い宿だよ。
素泊まり1500円で市内送迎もしてくれる。
こういう宿ありがたいよね。
■さかえ通りの通行人さんへレスポンスより
今週末は、たぶん鳩間島かな。
波照間島は先週末に予定していたのだけど
与那国からの飛行機が欠航になった関係で断念。
たましろも予約していただけに残念。
また今度ということで。
学芸会は楽しみだね。
石垣ネットカフェも良かったよ。
料金も安いし、良い加減にほったらかしな感じが南の島。
■kazueさんへのレスポンスより
八重山は最近になって寒くなってきました。
こちらの人は冬の間中、暖房器具を買うかどうか、ずっと迷ってるのだそう。
ああなるほど納得というような気候。
太陽が出て風が無ければ半袖オッケー。
kazueさんはかなり三線を弾いてる感じですね。
俺は持ってるだけでほとんど触ってません。
半年ほどブランクがあるので「合」と「工」がごっちゃになってる。
「尺」が押さえられないとか。
今日は少し弾いてみようかな。
昨日、さっちゃん(泉屋)とkazueさんの話をしました。
■やじまくんへのレスポンスより
本島の方には、しばらく行ってないなあ。
粟国島、久高島、伊平屋島、伊是名島。
昨日まで、宿が一緒だった人が伊江島で宿をやっている方だった。
その宿が、また凄く良さそうで、是非そこにも行ってみたい。
バリアフリーで戦争体験も聞かせてくれる。
一泊1500円。
今日は暑くもなく寒くもなく風も気持ち良い。
島の人は上等さあと言ってたよ。
■土の宿(沖縄・伊江島:0980−49−3048)
障害があろうがなかろうが
お金があろうがなかろうが
肌の色が何色だろうが
そんな事はどうでもよいのです
ほんのわずかな時間でも
あなたがここで
疲れを癒し
そして何かを感じ
持ち帰ってくれたなら
それだけで素晴らしい
海が見える
命が見える
世界が見える
■ライター浅野智哉さんへのレスポンスより
現在、12月3日。
浅野くんは那覇にいるということだな。
よし、これからオリオン頼もう。
ありっ、カンパイ!
ちょっと飲みすぎかもと思いつつ、また一升瓶を買ってしまった。
どなん→八重泉→於茂登。
雨、風、雲、すべてが大切な恵みだね。
こちらは曇りが続いていて久しぶりに太陽が出たときは嬉しかったな。
今日は風もおだやかになり上等でした。
このぶんなら鳩間島への船は出港しそうです。
■aruさんへのレスポンスより
石垣島にいます。
明日は鳩間島。
那覇はまだまだ先です。
おばあのてんぷらと青い夜明けをよろしく!
2003年12月8日 石垣島より
穏やかな一日でした。
旅は良いなあ。
島は良いなあ。
海は良いなあ。
出会いは良いなあ。
何ものにも変えがたい時間を過ごしています。
鳩間島から波照間島に渡り、先ほど石垣島に戻って来ました。
はじめての鳩間島は思っていた以上に良い島。
またまたの波照間島は相変わらず良い島。
明日は多良間島へ飛ぶ予定です。
12月04日:石垣島→鳩間島 青空荘泊
12月05日:鳩間島→石垣島 根原荘泊
12月06日:石垣島→波照間島 たましろ泊
12月07日:波照間島 たましろ泊
12月08日:波照間島→石垣島 パナリ泊
■やじまくんへのレスポンスより
良いタイミングだったね。
鳩間島では体育館建設工事の人と飲んだのだけど
話し方が奈須さん(やちむん)にそっくりで、ひさしぶりに会いたいなあと思っていた。
そして近くにあったラクガキは新名さん(かぼちゃ商会)にそっくり。
どんな旅でも風景が変わり環境が変わる。
それだけでわくわくするね。
■サミーさんへのレスポンスより
ハイサイ!
先ほど波照間島から石垣島に戻ってきました。
竹富島ではありがとう!
初めてのひとり旅が素敵な旅になって良かったね。
伊江島ご近所同士サミーさんとナルミさんの出会いは傍で見ていても良いものだった。
うーん良いなと思った。
ナルミさんの「土の宿」には是非行ってみようと思う。
伊江島は今まで関心が無かったんだけど、サミーさん、ナルミさんの島だから、きっと良い場所。
どんな出来事が待っているのか今から楽しみ。
偶然と必然が折り重なった出会いの奇跡を感じながら毎日旅しています。
また何処かで会おう!
■しばちゃんへのレスポンスより
2日違い、竹富島でのすれ違いはホント残念。
でも、しばちゃんの話は泉屋の女の子達から聞いたよ。
相変わらずいつも笑っていた。
食事の時間にも隣の部屋から、しばちゃんの笑い声がずっと聞こえていた。
それだけで私達も笑ってしまって明るい気持ちになれたと言っていたよ。
素敵なことだね。
2003年12月10日 多良間島より
みなさん、こんにちは。
9人乗りのアイランダーで多良間島に飛んできました。
石垣島と宮古島の間にあるハマグリのような形をしたのんびりした島です。
今は多良間村公民館のパソコンを借りて書き込んでいます。
マステル君(5歳)が後ろから覗き込んでます。
いろいろなオモチャを見せてくれます。
おばちゃんが入ってきて「ホチキス貸してくださいね」とか
「かずえさんいます?」とか声をかけられます。
「ハイ、どうぞ」とか「たぶん奥です」とか答えています。
今日は気温も高く穏やかで気持ち良い風が吹いています。
人々も最高に暖かい。
この島は文化的に宮古島に近いようで昨夜は初のオトーリを体験しました。
たくさんの書き込みをありがとうございます。
パソコンの長時間使用は申し訳ないので、レスは後ほどさせていただきます。
2003年12月11日 多良間島より
本日132日目の長い旅の途中。
多良間島は最高です。
大好きな島が増えました。
また来たいので腹八分目の今日、島を離れます。
14時の船で宮古島へ渡ります。
素敵な人に出会える幸せ。
また会いたい人が、また会いに来てねと言ってくれる幸せ。
こうやって旅を見てくれる人がいる幸せ。
いつも感謝しています。
■石橋広之さんへのレスポンスより
波照間島ではありがとう!
さっそく遊びに来てくれて嬉しいです。
並んで朝陽を見たことが印象に残っています。
「うつくしかぁー」と呟いた石橋さんは格好良かった。
石橋さんのように仕事を頑張って、そして旅も楽しんでる人ホント良いなと思います。
農家の仕事は体が大変だと思いますが、日々の旅も楽しんで下さい。
■kazueさんへのレスポンスより
先日、泉屋に泊まった時のこと。
前日が結婚式だったという若いカップルが、新婚旅行の初日として訪れていました。
女性の方が民宿に泊まるのが初めてで若干の不安もあったそうですが、
旦那さんの実家が民宿をやっているので是非一度ということで泊まったようです。
一緒に飲んで夜の散歩に行って楽しい時間を過ごしました。
素敵な二人でした。
ホテルの良さもありますが、それぞれの思いが交差する民宿は大好きです。
■わかばさんへのレスポンスより
こちらは夏です。
Tシャツ、短パン。
朝から気温が高く、朝食時にクーラーがついていました。
日本は広い国ですね。
わかばさんが気になってる写真は、ドラマ「Drコトーの診療所」で使われたものです。
与那国島の南にある小さな集落、比川(ひがわ)にあります。
海に面した小・中学校のすぐ近く。
中には入れないのですが近くまで行って外から自由に見ることが出来ました。
ドラマの舞台になって、訪れる人が増えたようですが、
それでも、まだまだのんびりの良い島です。
■ライター浅野智哉さんへのレスポンスより
どの土地も立ち去りがたく
どの人とも別れがたく
それでも俺は欲深く
次へ次へと新しい旅が毎日始まります。
ありがたいです。
全部大切にします。
■ライター浅野智哉さんからのメール
沖縄に行ってきました。
今回は、平和祈念堂を訪れる目的がありました。
こんなご時世です。
あの場所に込められている、重いもの、重すぎるものと、
いま日本人として対峙しなくてはいけないと思いました。
20万人もの、罪もなく失われた命の名前が彫られた石碑。
そこに自分と同じ苗字を無数に見つけた時の思い。
どこからやって来たのか、まるで風景のように平和の泉の前で、一心不乱に経文を唱える僧侶。
波の音と南の風。
ああ。
ここは“沖縄”だなぁと心から思いました。
痛みも苦しみも、すべて呑み併せた王国。
青い空に向かって、静かに、手を合わせました。
資料館は強烈でした。
沖縄戦での惨劇。
生々しい写真。
戦時中から蒸発しないで、今も水の入っている水筒。
揺らすとチャポンという、水だけではない何か言葉のような音がしました。
戦時中の生き証人たちの映像や、着ていた子どもの生死が容易に知れる焼け焦げた半纏の前で、
修学旅行で来ていた今どきの女子高生が泣き崩れていました。
沖縄出身の芸術家・山田真山画伯の畢生の平和祈念の大仏像の前で、長く、長く祈りました。
「イラクで若い優秀な外交官がふたり殺されました。それを受けて、この国の首相は
近く“何か”を決断するそうです。相変わらず、私たちは愚かです。
沖縄の神様。
お願いします。
もう一度、平和を祈り直します。
だから、時代に合った外交と政治を執り行うとうそぶきながら、
わずか半世紀前の惨劇と、たった半世紀後の未来にさえも思いを馳せることのできない大人たちから
何かを行使する力を奪い取ってください」
届いたかどうかはわかりません。
ただ、この時期にここへ来られたことの意味を、受け止めてゆきたいです。
沖縄そばもブルーシールアイスもゆいレールも最高でした。
いつも通り、沖縄は素敵です。
今回の旅行もありがとうと言いました。
2003年12月24日 東京より
石垣空港に着くと「おーりとーり」と大きく書かかれた文字に気が付きます。
これは「ようこそ」とか「いらっしゃい」の意味。
那覇だと「めんそーれ」
宮古だと「んみゃーち」
一言で沖縄と括ってしまいがちですが、言葉や歌や踊りは島ごとに特色があって
それぞれの島は、それぞれひとつの国のようです。
八重山・宮古で3週間を過ごし、ひさしぶりの東京は、別の国のように感じました。
東京という国での常識は、単なる固定観念でしかないことに気が付いたりもします。
もっともっと広い世界を見たいと思います。
12月09日:石垣島→多良間島 ちとせ旅館泊
12月10日:多良間島 ちとせ旅館泊
12月11日:多良間島 ちとせ旅館泊 (船欠航・足止め)
12月12日:多良間島→宮古島 広瀬宅泊
12月13日:宮古島→来間島→宮古島 広瀬宅泊
12月14日:宮古島→大神島→池間島→宮古島 広瀬宅泊
12月15日:宮古島→伊良部島→下地島→宮古島→東京
2003年12月29日 東京より
大好きな人、大好きな場所、大好きな音楽、大好きな食べ物、大好きな時間。
そんなもの達がだんだんと増えてゆくことが、年を重ねてゆく醍醐味だと思っています。
みなさんは、どんな年の瀬をお過ごしですか。
今年一年を振り返っている方も多いかと思います。
私たちが、どこかで線を引こうが引くまいが、同じように太陽が上り、同じように時が流れます。
一日一日を大切に生きて、その延長として一年を過ごし、
新しい年を迎えられることがめでたいのだと思います。
旅を続ける全ての命に、心から良い旅を!
心から良い年を!
人生が前に進んでゆきます。
■ぴょんちゃんへのレスポンスより
あと3つ寝るとお正月。
元気ですか。
忘れ物は何なのでしょうね。
満足すること。
満足しないこと。
どちらも大切ですよね。
やり残したように感じるのはそんな気持ちからなのかなあ。
満足の向こう側に行きたいと思っています。
2003年12月30日 東京より
おとぎ話のように
はっぴいえんどならいいさ
でもしあわせなんて
どう終わるかじゃない
どう始めるかだぜ
社長さんのように
えらくなれたらいいさ
でもしあわせなんて
何を持ってるかじゃない
何を欲しがるかだぜ
「はっぴいえんど」 by はっぴいえんど