旅の空からの伝言


2004年1月1日 深谷より


あけましておめでとうございます!

2004年になりました。

さあ、どんな年にしましょうか。

さあ、どんな世界にしましょうか。

詰め込んで、揺さぶって、手放して、繋がって、広がって、光になりたいと思います。

みなさんの2004年が健康で良い年になることをお祈りしています。

今年もよろしくお願いします!

静かな振動は続きます!

旅は続きます!







■Shinnさんへのレスポンスより


あけましておめでとうございます!

本日、153日目の長い旅の途中。

実家(埼玉・深谷市)で過ごしています。

海外では移動距離と自分の体力を考えて、カブはお留守番です。

基本的にバスと列車での移動です。







■かこさんへのレスポンスより


あけましておめでとうございます!

昨年は大変お世話になりました。

ご家族のみなさんは、お元気ですか。

きっと、たくさんの人が集まるあの家で賑やかに楽しく過ごしていることと思います。

笑顔でやりたいことが出来るのは、誰のおかげなのか、何のおかげなのか。

自分が笑顔の時は、そうじゃない人が見えにくい。

忘れないようにしたいと思っています。

書き込みから、かこさんのイキイキした様子が伝わってきて嬉しくなりました。

それぞれの旅がまた何処かで交差する時を楽しみにしています。







■ぴょんちゃんへのレスポンスより


あけましておめでとうございます!

こちらは、のんびりと実家で過ごしました。

こんな時間もしばらくは無いのだなあと思いながらも、

親子の時間なんてだいたいいつも通りでした。

今年は365日全部カレンダーぐりぐり赤丸です。







■ユリコさんへのレスポンスより


繰り返す一日一日は同じように感じて、時々見間違うようですが、

振り返るとずいぶん遠くに来ていることに気付きます。

夢見た遠い場所をよく見て、方向を間違わずに、一歩一歩。

後退しているように感じる時があるかもしれませんが、それは助走ですよ。 

みずたまり飛び越そうね。

お互い最高の一年を実現しましょう!







2004年1月4日 東京より


みなさんお元気ですか。

会社勤めの方は明日が仕事始めなのでしょうか。

昨日は実に半年ぶりに「26日の月」に行ってきました。

高田馬場にあるgallery barです。

そこでは以前個展をやらせてもらったのですが、それも既に一昨年のことなのですね。

月日の流れは速いなあ。

バーカウンターでひとり飲むのも実に半年ぶりで新鮮でした。

着物を着た明日香さん(店長)はカウンターではカニ、歩くとペンギンでした。

展示はモノクロ・モロッコ。

隣に座ったジャズマン(サックス吹き)と楽しく話しました。

ミルトン・ナシメント。

タンバ・フォー。

スティービー・ワンダー。

今日は久しぶりにCDを買いまくりの予感です。

やばいやばい。







■井原りかりかさんへのレスポンスより


暖かくて穏やかなお正月でしたね。

凧上げには向かないかな。

やっぱり異種格闘技的な対戦よりフィールドが近い真剣勝負の方が好きだなあ。

ミルコとノゲイラのような試合を期待していたのだけど。

おでんにビールはサイコー。

赤ワインも実はかなりおでんに合う。

カラシたっぷりでダイコン一本いっちゃうね。

初詣では甘酒を買ってしまう。







■ライター浅野智哉さんへのレスポンス


先日はどうもありがとう!

頻繁には会えないけど、こうやってお互いのことを時々認め合えるのは嬉しいこと。

ああいった時間も新しい出会いなのだと思ったよ。

「全ての人が悟りを開くことが出来る。それは出会いによって可能になる」

ダライ・ラマが言ってたな。

俺は光になりたい。







2004年1月8日 東京より


「最近、俺、物欲がないんだよ。

着る物も食べる物も何でもいい。

何も欲しくない。

旅の生活に満足してるんだね」

そう友人に語った帰り道、CDを買いまくってしまう。

ああ。

18枚。

インドなら100日間、滞在できた。

俺は矛盾する存在です。

そして、エリザベス・コットンを聞く。

コンボ・ピアノを聞く。

ミルトン・ナシメントを聞く。

カーリン・クローグを聞く。

ベン・ハーパーを聞く。

ジョイスを聞く。

オットを聞く。

安東ウメ子を聞く。

マヘル・シャラル・ハシュ・バズを聞く。

他にも聞く。

年明けから名古屋方面に向かう予定でしたが、滞在するはずの先方に不幸があり、東京にいます。

これからやるべきことを紙に書き出してみました。

実に多い。

実際に動き出すと、更にやるべきことが現れる。

ということで今日は税務署に行って来ます。

カブでぶーん。

寅さんも見ます。


ほら見なよ

あの雲が誘うのよ

それだけのことよ







2004年1月10日 東京より


「はじめてのお使い」という番組をテレビで見ました。

どんな人でも未体験のことに関しては少なからず恐れを抱くようです。

特に子供が、たった一人で行動する場合は大変でしょう。

今では、恐れも喜びも知っています。

確定申告を済ませました。

はじめての確定申告だったので、どういったものなのか不安もありましたが

実際に行ってみると気抜けするほど、あっけないものでした。

まだ税務署も忙しくなく、いろいろと教えてもらえたのも良かったです。

気が楽になりました。

三連休ですね。

良い休日をお過ごし下さい。

お仕事の方はご苦労様です。

宝くじ(一万円)が当たったので、築地で寿司を食べてきます。







■まゆ先生へのレスポンスより


そこにいる人と手を繋ぎ、向き合い、楽しみ、楽しんでもらう。

旅もペアダンスも同じだなあと思います。

そんなコミュニケーションを続けながら世界を廻りたい。

まっすぐ歩いてゆける人、良いなあと思います。

応援してます。







2004年1月12日 東京より


新宿御苑を歩いて来ました。

あちらこちらに春の息吹を見ることが出来ました。

季節が移ってゆきますね。

今週末にはミャンマーに飛びます。







2004年1月14日 東京より


誰だって片手に現実を、片手に幻想を持って生きている。

本日、右手にA型肝炎、左手に破傷風の予防接種をしてきました。

狂犬病はバンコク、黄熱病はパリで打とうかと思っています。

強烈な寒波が来ていますね。

東京もかなり冷え込んでいます。







2004年1月17日 バンコクより


バンコクに着きました。

10軒以上の宿で、フルと断られた後、やっとチェックイン。

シャワー(水)を浴び、パッタイを食べ、チャンビアを飲みました。

飛行機の関係でミャンマー入りは18日です。

バンコクは相変わらず排気ガスの街です。







■やじまくんへのレスポンスより


バンコクにいます。

初めてカオサンに宿をとったけど、うるさいなあ。

早くミャンマーに入りたい。

パガン辺りで沈没の予感。

エアーはビーマン・バングラデッシュ。

機内食は、なぜか天丼。

ビール飲めないんだね。

フライト・キャンセルもディレイも楽しんでこそ旅。

バンコクは暑いです。







■まゆ先生へのレスポンスより


そちらは雪が降ったのですね。

雪合戦。

雪だるま。

庭駆け回りましたか。

こちらは天井の扇風機を見ていて目が回りました。







2004年1月18日 バンコクより


カオパップーを食べ、シンハーを飲み、いよいよミャンマー入りです。

初の海外からのサイトアップをバンコクでトライしたかったのですが・・・

テキスト・データ作成中にバッテリー切れ。

残念。

断念。

ミャンマーはネット環境が厳しそうです。

アップ出来るかどうかは行ってみないと分からない状況。

しばらくご無沙汰するかもしれません。

それではヤンゴンまで飛んできます。

元気です。







2004年2月5日 バンコクより


こんにちは!

ご無沙汰していました。

本日188日目の長い旅の途中。

ミャンマー(ヤンゴン・ピィー・マンダレー・バガン)を旅して来ました。

バンコクにいます。

明日の朝には日本です。

寿司喰いたい。

味噌汁飲みたい。

餃子喰いたい。

日本は寒いのでしょうね。

此処バンコクはジッとしているだけで汗が出てきます。

初の海外からのサイト・アップに挑戦してみました。

変圧器の故障で電源が確保出来ず、急いで作ったので、写真のみ8点のアップです。

海外からサイトをアップするためにはクリアすべき課題も何点か見つかりました。

しばらくは日本で忙しい日々です。

そうそうミャンマーはすごく良かったです。

人々の親切さは抜群です。

旅の様子は徐々にアップしてゆきますね。







■キホさんへのレスポンスより


ミャンマーは思い切り仏教国です。

キリスト教、イスラム教、ヒンズー教、アミニズムなども存在しますが

国民の90%近くは仏教徒のようです。

タイやラオスのような托鉢風景も一日中、目にすることが出来ます。

人々の信仰心も厚いようで寺院には常にたくさんの人がお参りしています。

若い女性でも床に頭をつけて祈っていますよ。

御布施や寄付の額も物凄いらしく寺院も仏像もピッカピカです。

クリスマスには仏像がサンタの恰好をしたりもするらしいです。

この辺の感覚はよく分かりません。







■ぴょんちゃんへのレスポンスより


ミャンマー良かったですよ。

走ってるバスは全てと言っていいくらい日本で現役を退いたバスたちです。

「富士急行」や「箱根登山鉄道」などのペイントもそのままに元気に走っていますよ。

ミャンマーは思っていた以上に移動と衛生面がハードでした。

2年ぶりの海外。

これからの旅のために、良い経験になったな。







2004年2月7日 東京より


ミャンマーから戻って東京にいます。

御飯が美味しい。

味噌汁があたたかい。

イチゴが甘い。

ぐっすり眠りました。

綿棒での耳掃除が気持ち良く、テレビをつけるのにもワクワクです。

思っていた以上に体力が低下してるのでビタミン取ってゆっくりします。

次は19日に那覇へ飛びます。

本島周辺の島を中心に20日間の滞在です。







■ユリコさんへのレスポンスより


あの辺りの国(タイ、ベトナム、ラオスなど)は食事がおいしく

日本食が恋しくなるということは無かったのですがミャンマーでは違いました。

宿が同じになった日本人旅行者とは日本に戻ったら何が食べたいかという話をよくしていました。

これは単純に日本の食事は美味しく、ミャンマー料理はまずいということではなく

日本に育った自分がどのように感じるかということです。

おそらく大部分のミャンマー人にとって日本のお米はスティッキー過ぎ、おかずは薄味過ぎるはずです。

ミャンマー料理の店に置いているものは「カレー」なのですが、

これは油に数切れの肉が浮いているといった、私たちが想像する「カレー」とは大きくかけ離れた料理です。

カレーには小皿にはいった野菜が副菜としてついてくるのですが(店によっては15品とか)

これも油をたくさん使った非常に濃い味付けになっています。

ミャンマー料理の基本は油、そして濃い味付けです。

庶民が食べているような屋台には、もっとバリエーションがあるのですが

衛生面で問題があり(初日からお腹を壊した)ほとんど食べませんでした。

(これも単純に日本は衛生的で良いということではなく、

やはり無菌室のような環境にいるということにも問題はあり

そんな日本で育ってきた自分にとってミャンマーは厳しかったということです。

日本人でも何食べても平気な人もいますし、おいしく食べられる人もいます)

長々と書いてしまいましたが、単においしいとか快適だけじゃない経験をすると

自分自身や、自分が育った環境も見えてくるわけで、そういう点も旅が好きな理由のひとつです。







■百姓見習 おがわ@岩手さんへのレスポンスより


御心配をおかけしました。

ミャンマーではインターネットによる情報がかなり規制されていました。

まったく出来ないわけではないのですが、見られるのはヤフーニュース程度。

ほとんどの個人サイトは見れないそうです。(在留日本人学生からの情報)

フリーメール(ホットメール、ヤフー、グー、etc.)も出来ません。

料金もバカらしいほど高く、特に9日間滞在していたバガンでは

3時間やったらあちらで自転車が買えてしまうほどの値段です。

今後もこのような不在があるかと思いますが心配しないで下さいね。







■こげぱんさんへのレスポンスより


イチゴには育てた方の名前と写真が付いていました。

おいしくてそのまま食べました。

おいしいものを作る人。

おいしく料理を作る人。

それは笑顔で命を繋ぐ素晴らしい仕事です。







■さかえ通りの通行人さんへのレスポンスより


物質的に豊かで精神的にも豊かな人。

物質的に貧しくても精神的には豊かな人。

物質的に豊かでも精神的には貧しい人。

物質的に貧しくて精神的にも貧しい人。

国や場所による傾向はあると思うけど、結局は個人じゃないかな。

物のない表情豊かな人の国にも、お金や物が大好きな人はいっぱいいる。盗む人もいる。

物に溢れ死んだような表情の国にも、立派な人はいっぱいいる。

どんな国にもいろんな人がいる。

問題は自分の幸せや生きる目的を、物に転化したり、物に依存したりすることだと思う。

イコールなら、良い表情してると思うよ。

これは物に限らず旅や恋愛や沖縄も同じだから気をつけないとね。

日本に戻ると東京はストレスが多い場所だなと思うよ。

人々が生きることにビクビクしてるようにも感じるよ。

でも、それは全体的な印象。

東京は幸せや目的に向かって堂々と生きている俺の大好きな人達がたくさん住んでいる街。







2004年2月10日 東京より


Life isn't always what one likes.(ローマの休日より)

After all tomorrow is another day.(風と共に去りぬ)

「知らぬ間に英語好き 早見優の役に立つ映画セリフ集」を読んでいます。

ほとんど英会話が出来ません。

「このバスはエアポートに行きますか」と言ったつもりが「Is this airport?」と言っていたり。

「私はエアポートで降ります」と言ったつもりが「I am airport」と言っていたり。

話せたら良いのにとも思いますが、

一番大切なのは、コミュニケーションをとりたいという双方の気持ちなのだとも思います。

毎回、気持ちで乗りきってます。

吉野屋ホント並んでますね。







■ikejimaさんへのレスポンスより


オラ!コーモ・エスター?

アジアの方々の英語は、簡単な言葉を使ったシンプルなものなので、良い勉強になります。

(あまり学んでもいないのですが)

やはりネイティヴは話す速度も早くてボキャブラリーも多様。

しばらくバーッと話されて、単語ひとつしか分からなかったという状況も良くあります。

中には英語が話せないだけで、あからさまに見下したような態度を取る人もいます。

「このヤローおまえが日本語で話せ。

生麦生米生卵、生麦生米生卵、坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた、東京特許許可局。

どうだお前に言えるのか。おまえに意味が分かるのか」

などと言ってみたくもなるのですが・・・

要は、まず分かってもらいたい、分かりたいという、お互いの気持ちが大切だと思うのです。

「ミョーな奴」で書いたミョーとのコミュニケーションは

8割英語(のようなもの)、2割日本語(のようなもの)といった感じだったのですが

お互いの気持ちにプラスして、お互いの英語のレベルが同じくらいだったのも幸いしたようです。

これから頻繁に使うであろうスペイン語と平行して、英語も再トライしてみたいと今思っています。

You do a thing and that's what you are.(タクシードライバーより)

ある仕事を得れば、その仕事がその人になるんだ。

「知らぬ間に英語好き 早見優の役に立つ映画セリフ集」では上記のように訳されています。

自分の今の仕事は旅。

「この世界で出会う全ては、自分自身なのだ」と思っています。

シー・ユー・レイター、アリゲーター!







■ライター浅野智哉さんへのレスポンスより


写真・文章、見てくれてありがとう!

作り終えたページを見て、まだまだだなと思いつつも

これが今自分の出来ることだとも思いながら愛着もありつつアップしてます。

個人の一方的な楽しみとして発信しているサイトだけど、

こうやって自分の感じた何かが、誰かに届き、また別の何かに変化してゆく。

上手とか下手とか、人気の有る無しを越えて、何かが伝わってしまうという営みが哀しくも愛おしい。

負けるなよと自分にも向ける。

ミャンマーでは、ほとんどの家にバス・シャワーは無く、

町の片隅に共用の水汲み場があり、そこで水浴びや洗濯をしています。

あとは河で。

あの写真は市場の入り口で撮りました。

いつもポジティブ・インスピレーションをありがとう!







■カミサゴトモコさんへのレスポンスより


やっぱ健康。

そして安全。

あとは大きな心のキャパシティー。

やわらかな感性。

ミャンマーから戻って咳が止まらなくてね。

保険証も間もなく使えなくなるということで診療所に行って来た。

VIP待遇だったよ。

すぐに診察室に通してもらえるし(10人以上待ってたのに)

無料でマスクをもらえるし(この場ですぐかけてください)

待合室は特別だし(というか廊下、薬もおつりもここで受け渡し)

完全に鳥インフルエンザの疑いがかかっていたね。

あれは。

まあ、たいしたことないので御心配なく。

さがった2歩は遠くまで飛ぶための助走。

みずたまり飛び越そう。







2004年2月14日 東京より


ミャンマーで会った旅行者と東京の道でバッタリ。

びっくりしたなあ。

また何処かで会いそうだね。神田くん。

セルベッサ・サブロッソ。

オリオン・セルベッサ・サブロッソ。

泡盛もサブロッソ。

ひさしぶりに泡盛を飲みました。

遠路遙々友人達が集まってくれました。

俺は幸せ者です。 

静かな振動を訪れてくれる全ての親愛なる皆様へ。

笑顔を贈らせていただきます。

19日にはオキナワです。