旅の空からの伝言
2004年5月23日 ケツァールテナンゴより
サンクリストバル・デ・ラスカサス→シウダー・クアウテモック→
ラ・メシア→ウエウエテナンゴ→ケツァールテナンゴと移動してきました。
初めての陸路での国境越えは、あまりにもあっけなく拍子抜けでした。
(悪人がうようよいて騙されまくるイメージ)
グアテマラは雨期に入って緑が美しく輝いています。
元気です。
■こうじくんへのレスポンスより
元気です!ありがとう!
こうじくんも元気そうだね
名残惜しさは暖かい。
キューバで話してくれた優しさについても、よく思い出します。
こちらはやっとグアテマラまで来ました。
とりあえずヴィザを90日間もらってるので
どーなるだろう、いつ南米に入るのだろうといった感じです。
世界中の美女と日の丸を振るこうじくん、是非、見たかったなあ。
これからは、おじいちゃんと一緒の旅だね。
会えなくても、いつも一緒だよ。
良い旅を!
ペルーも気を付けて!
2004年5月24日 ケツァールテナンゴより
お元気ですか。
ケツァールテナンゴにいます。
こちらは5月24日の午後12時20分。
明日からグアテマラ人の家庭にステイします。
そして、明後日からはスペイン語の学校に通います。
グアテマラ(特にアンティグア)はスペイン語学校で有名ですが
ここ、ケツァールテナンゴ(シェラ)は、まだまだ穴場です。
スクールが1時間約300円、ホームステイが1泊(3食付)約500円という値段設定です。
この先一年くらいは、ずっとスペイン語圏の旅になります。
ある程度、話せるようになってから南へ向かおうと思っています。
アディオス!
2004年5月28日 ケツァールテナンゴより
ホームステイ先で覚えた言葉は「ビエンプロベッチョ」(食後に、みなさんごゆっくり)
スペイン語学校で覚えた言葉は「ノーエンティエンド」(分かりません)
学校は入学二日目にして退学です。
椅子に座って何かを学ぶというのに耐えられない。
動悸が激しくなり呼吸が苦しくなり心臓が痛くなってきた。
言葉はストリートで覚えます。
37歳になりました。
やっぱ相変わらずなのだなあ。
■Masaくんへのレスポンスより
ありがとう!
おばちゃん(フランシス)がハッピーバースディの歌を歌ってくれました。
スペイン語の歌詞があって、ショコラテ食べてお祝いしようみたいな歌詞らしい。
スペイン語学校の先生は偶然にもマサくんと同じマリヴェルだったよ。
(すでに過去形)
気持ちは次に向かっています。
■はーfさんへのレスポンスより
ありがとう!
ここケツァールテナンゴは、かなり標高の高い街。
石畳の坂道を登ると息が切れます。
だんだん吹き残るローソクの数も増えてゆくのだろうな。
日々変化してゆく自分自身を感じながら、世界を見つめています。
毎日が誕生日。
良い日々の旅を!
■やじまくんへのレスポンスより
ありがとう!
少年のような・・・は心の中だけにして、グローバルな頑固ジジイをめざします。
もう、宿題なんか始めから全然やらないし、
先生にさされたところで、分かっても分からなくても、どおってことない。
そんなボクです。
よろしく頼みます。
もうスペイン語学校は初日からしんどくて登校拒否状態。
無理して二日目も行ったら、呼吸が苦しくなってきて、心臓がキューッと痛くなってきたよ。
ホントに。
とんだ37歳のバースディでした。
「ノーエンティエンド」を連発して、時々「モーメント」と言って心臓を押さえてうずくまる。
そんな俺に教えなくてはならなかった先生も気の毒だったと思う。
やっぱ自分に合ったやり方で進んでゆく。
■美穂ママさんへのレスポンスより
ありがとうございます!
旅をしていて一番感動するというか、心が動くことは、
やはり人が生きているということです。
変わってゆく自分、変わらない自分、同じようにつきあいながら、
日々旅してゆきたいと思っています。
■ユイユイへのレスポンスより
ありがとう!
寅さんを見ていて、つくづく思うのだけど、
やっぱ帰れる場所があるからこそ、待っていてくれる人がいるからこそ、旅が出来る。
出会えることの幸せも大事なのだけど、
待っていてくれている人がいる幸せも、忘れないようにしようと思う。
今、ユイユイは小浜島にいるのか。
どんな生活をしているのか教えて下さい。
そうそう、竹富島は運動会だよね。
俺は、去年の今頃、両親と竹富島(and波照間・石垣)へ行った。
ちょうど、そのことを思い出していたんだよ。
綱引きは父親と一緒に出た。
あの島の綱引きがまた良いんだな。
勝負がつくと、勝った方が負けた方に向かって
勝ち誇ったようにカチャーシーを踊る。
そのうち、負けた方も踊りだして、結局お互いが入り乱れて踊る。
ひとしきり踊りが続いた後で、また、次の勝負が始まる。
サイコーだね。あの綱引きは。
小池ちゃんもモリーも元気にしてたかあ。
また、みんなで会いたいね。
良い日々の旅を!
2004年5月31日 ケツァールテナンゴより
37歳になりました。
シド・ビシャスより長く生きています。
ジム・モリソンより長く生きています。
ボブ・マーレーより長く生きています。
ヴィンセント・フォン・ゴッホより長く生きています。
長く生きることだけが良いとは思いませんが、生きていられることは素晴らしい。
与えられた命を生ききりたいと思っています。
たくさんのお祝いの言葉をいただました。
ありがとうございます!
俺は幸せものです。
■コーヘイくんへのレスポンスより
早速遊びに来てくれてどうもありがとう!
嬉しいなあ。
俺は、この後、サンペドロ・ララグーナに向かいます。
舟でいくつかの村を廻りながら、ゆっくり滞在するつもり。
南米の情報を仕入れるためにアンティグアにも寄ると思う。
コーヘイくんとは、また何処かで会うだろう。
今度はゆっくり飲もうね。
良い旅、続けよう!
2004年6月2日 ケツァールテナンゴより
グアテマラは6月2日の午後6時15分です。
雨期です。
毎日午後になると降る雨が、今も降っています。
明日、ケツァールテナンゴを離れてサンペドロ・ララグーナに向かいます。
湖の畔の小さな集落です。
先日から、ずっと送れずにいる「あらゆる世界が ありうる世界を」のデータ。
送れないのはプロバイダの相性の問題である可能性が高いようなので
場所を動くことによってクリアになると良いのですが。
そんなことも含めて旅が動く日はワクワクします。
■かりんままへのレスポンスより
ひさしぶり!
素敵な報告をありがとう!
もう、そんなに大きくなったのか。
初めて立ち上がった時、それはきっと家族みんなにとって幸せな時間が流れたんだろうな。
当然俺は自分の時を覚えていないけど、ものすごい冒険だったのだろう。
子供って、そういう日々を繰り返して成長しているんだよね。
長く生きれば生きるほど、体験してないのに分かったような気になったり、恐れがストップをかけたり。
子供が成長するようにすくすく生きたいね。
ホント子供からは学ぶことは多いよ。
かりんちゃんと共に家族で前進していって下さい。
俺も子供の目と永遠の目で旅をしたいと思います。
2004年6月5日 サンペドロ・ララグーナより
本日、309日目の長い旅の途中。
グアテマラは6月5日の午後5時35分です。
思い起こせば一年前の今日、会社に提出した退職願が受理されたのでした。
静かな振動には「さあ、口笛吹いて旅に出よう」と書きました。
毎日毎日、かみ締める間もなく、旅が前に進んでいきます。
大切に過ごしたいと思います。
今、サンペドロ・ララグーナ(グアテマラ)にいます。
山に囲まれたアティトラン湖の畔にある小さな石畳の町です。
此処を拠点にして湖の畔にある他の集落へとボートで出かけています。
島旅にも似た感覚があります。
明日はサンマルコス・ララグーナへ行ってきます。
■唄者ともこぉへのレスポンスより
ひさしぶり!
遊びに来てくれたのか。嬉しいな。
ありがとう!
コザでは、おいしいパパイヤチャンプルーと心が震える唄をありがとう。
話してくれた、ともこの夢。
しっかり覚えているよ。
その時俺は、それをちゃんと絵として思い描けた。
だいじょうぶ、だいじょうぶ。
開いていたら、きっと来る時が来れば、現実になるよ。
また会うときが楽しみだな。
ともこの町の縁側で浜千鳥、歌おう。
2004年6月10日 パナハッチェルより
やった!
嬉しい!
ひさしぶりにデータを送ることが出来ました。
完成してから、ずいぶん時間が経ちましたが、やっとアップです。
是非、読んで下さい。
「旅」に「あらゆる世界が ありうる世界を」をアップ!
結構なヴォリュームがあるので時間のある時にどうぞ。
相変わらずアティトラン湖の畔にいます。
明日はアンティグアに移動します。
■キホさんへのレスポンスより
アミーゴ!
永遠の不良ジャズ・マン・ミスターキホ!
キホさんらしい反応をありがとうございます。
旅をして毎日様々な生き方に出会います。
以前の自分は自分の意見・考えを主張することに懸命でしたが
最近は、自然と他者の立場で考える比重が増えてきたように感じています。
育ってきた歴史や文化や環境の違いから境遇が大きく違いますから、
そうせざるをえないといった側面もあると思います。
自分が何気なく日本で送っていた生活が、
間接的に遠い国の人々の犠牲の上に成り立っていたことに気がつきます。
政治家や一部の人間を批判するだけでなく、自分は何をすれば良いのかを考えてゆかねばなりません。
考えます。
自分の意見を。
自分の言葉で。
戦います。
「あらゆる世界が ありうる世界を」を読んで、そうメールをくれた友人がいました。
日本に生きるもの、生まれたものには、その場所で、それぞれの戦いがあると思うのです。
希望を預けるだけでは、相手は、きっと困りますよね。
楽しむ心から生まれるパワーはとてつもなく偉大だ!
自分の戦いを思った時に、また別の友人の言葉を思い出します。
いろいろな戦い方があると思うのです。
俺は旅を通して異なる視点や価値観を同時に持てるようになりたいです。
また遊びに来てください。
キホさんが、みなさんが見てくれること、大きな励みになっています。
どうもありがとう!
またいつか飲んでいろいろと話したいです。
■ライター浅野智哉さんへのレスポンスより
「あらゆる世界が ありうる世界を」を読んでくれてありがとう!
嬉しいなあ。恐縮です。
東京でキーボードを叩き続ける浅野くんの戦い。
同じ時代に生きていること。
心強く光栄に思いながら俺は旅をしています。
プライベート・レボリューション。
ひとりひとりの戦いでもあるし、みんなで戦う戦いでもある。
良きときも悪しきときも拳を突き上げるときも血を流すときも。
人類が向かってゆく先には、どんな光があるのか。
それぞれの戦いを、一緒に続けてゆこう。
いつもどうもありがとう!
■コーヘイくんへのレスポンスより
再び静かな振動にようこそ!
俺も同じくアンティグアにいます。
昨日、チャッピーさんから、コーヘイくんが、この町にいると聞きました。
今日の午後にも会うかもしれないね。
俺はたぶん公園でポスト・カード売ってます。
今、泊まってる田代には、これから南米に向かう旅人もたくさんいるので
良い情報交換が出来ると思うよ。
良かったら遊びに来てみて。
明日、俺はグアテマラ・シティには寄らず、ここから空港に向かいます。
ちょっくら、お先に。
旅が前に進みます。
良い旅を!
2004年6月13日 アンティグアより
本日317日目の長い旅の途中。
アンティグア(グアテマラ)にいます。
こちらは13日の午前11時です。
山に囲まれた小さな古い町。
洗濯をしたり、本を読んだり、破れたバックの修理をしたり、ゆっくりしています。
明日、グアテマラを離れます。
コロンビア・ボゴタまで飛びます。
中米の旅がひと段落、いよいよ南米に入ります。
気を引き締めて行って来ます!
みんな同じひとつの旅です。
ほら 見なよ
あの雲が
俺を呼ぶのよ。