旅の空からの伝言


2004年11月3日 カファジャテより


このオウムはスペイン語が話せるのか。

まったくもって当たり前なのですが、始めはビックリしました。

宿のオウムが「オラ!」(やあ)と言ってくれたのです。

「チャオ」(じゃあね)を教えたのですが「オラ?」と困った顔をします。

今朝は30メートルほどトコトコ歩いてきて俺の肩によじ登ってオラ!と言いました。

アルゼンチンはスペイン語圏なのですが

ペルー・ボリビアと比べると使うボキャブラリーが随分と違うようです。

「???」なに言ってんのと感じることが多いです。

「ケタール」という言葉を良く聞きます。

これは「コモ・エスター?」と同じように「元気?」「調子はどう?」みたいなニュアンスのようです。

「ぼちぼちでんなあ」と答えてます。

サルタからカファジャテという小さな田舎町に来ました。







2004年11月4日 カファジャテより


事後報告ですまん。

「旅人・その1」に写真をアップした後に、

使わせてもらった旅人達にメールで報告をしました。

2週間が過ぎ、最近になってやっと返事が何通かまとめて来ました。

みんな相変わらずのマイ・ペースだなあ。

アマゾンから出てきた人。

イースター島に行ってた人。

半年前と同じ場所にいた人。

日本で仕事を始めた人。

それぞれに元気にやってるのを教えてもらえるは嬉しいものです。

みなさんは、お元気ですか。

俺は、明日、アンガスタコという町に向かいます。







■こうじくんへのレスポンスより


あの二人、日本に戻ったのかあ。

近藤くんは、旅の終わりホント良い顔になった。

4ヶ月ぶりくらいでラパスで会ったのだけど、初め本気で誰だか分からなかった。

それくらい変わった。

キトでは(最初に会った時)「こうじさんは完璧です」と言っていたよ。

今なら、こうじくんの葛藤にも気が付くかな。

いやいや、こうじさんは完璧です。

北鎌倉から江ノ島は、俺も大好きな定番コース。

釜飯&ビール(北鎌倉)→駄菓子(長谷)→おでん&ビール(橋の上)→焼き魚&ビール(江ノ島)

次回は、こうじくんアレンジのコースを廻ってみようかな。

ジョン・ジョンも、こうじくんの店も楽しみだ。

そうそう腕立てやらないと。

ナナちゃんが元気でいるというのは嬉しいね。

「踏んだり蹴ったり、毎日、すべてが旅!がんばりますよ!」は勝巳くんの言葉。

良い風は吹いてくるものだけど、自分で吹かすものでもある。

楽しんで修行に励んで下さい。

また会える日を楽しみにしています!







2004年11月8日 カチより


昨日、ひたすら荒野を歩いてた時のこと。

なんとなんと!

「ふんころがし」を見てしまいました!

可愛かったなあ。

ほんとに転がしているのです。

アナコンダを見た時より遥かに大きな喜びでした!

生ふんころがし、見たことある方はいますか(自慢)







■まゆ服部さんへのレスポンスより


すげーよ!

ふんころがし!

マジ感激した!

小泉今日子に会っても、広末涼子に会っても、「ああそお」としか思わなかった俺なのに。

神田うのでも藤井フミヤでもチャラでも矢沢栄吉でも雨上がり決死隊でも

デストラーデでも小室哲也でも柳沢慎吾でも「だから」としか思わなかったのに。

ああ、ふんころがし!

やっぱ、ふんころがし!

蛾二郎(寅さんにて御前様のお寺で鐘を突いてる人)に遭遇した時以来の衝撃!

(声をかけようか迷いながら30分ほど尾行してしまった)

質問のメールも来たので、この場をお借りして。

ふんころがしは、後ろ足で立って(半身)、前足でフンを転がしていました。

転がしながらでも動きはささーっと素早かった。

むちゃくちゃ可愛い!

いつまででも見ていたい!

最近は朝晩の気温差が大きいので長袖のTシャツで寝るようにしています。

どうもありがとう。

元気です。

人生の花も元気で!







■まきまきさんへのレスポンスより


まきまきさんのサイトには時々遊びに行ってますよ。

元気にしてること、今日も ゆっくり まわっていること、確認してます。

誕生日、おめでとう!

「忙しい&いーなー」を辞めたのは素晴らしい。

いいないいな。

言い訳でしかないこと気づいたのだから素晴らしい。

でも座布団は1枚。

救世主は厳しいのだ。

風景は心のように一秒で変わります。

ここカチの白い町は緑が眩しく幅1メートルほどの川が流れています。

雨季になったら10倍ほどの川幅になるんじゃないかな。

ゴツゴツの岩山と、頂に少しの雪がへばりついた山が、見渡せます。

明日は、バスで「PAMPA TIN TIN」という(名前に惹かれる)所まで行って、

歩いてカチの町まで戻って来ようかと思ってます。

完全に日が無くなるまで10時間(1本しかないバスの関係で)

30キロが歩けるかなあ。

最近は1時間に2・5キロ、1日20キロまで(8時間)というのがペースなのです。

紅葉の秋保温泉、最高だろうね。

美味しいものもたくさんだし。

いーなー。

また、いつでも飛んで来て下さい!

ユー・アー・ウエルカム!

まきまきさんのエネルギーなら地球なんて瞬きひとつ。







2004年11月10日 サルタより


メルカドにて指で頭に角を作りながら。

「カルネ・ポルファ・ボール、ムイ・リコ、トレス・シエン」

(肉ください。おいしいの。300g)

一番高いフィレが350gで3ペソ(1ドル=2.91ペソ)でした。

塩・黒胡椒・ニンニクで焼いたのですが、むちゃくちゃ美味い!

ぺろりと食べてしまいました。

(こぶし2つ半ほどのステーキ3枚)

ワインは1リットルが2ペソで手に入ります。

紙パックに入って冷やして売っていて充分美味しく飲めます。

(沖縄にいる時の泡盛のようにペット・ボトルに入れて持ち歩いています)

ボリビアと比べて格段に物価の上がったアルゼンチンですが

牛肉とワイン(&ビール)だけは格安です。

最近ベルトを3cmほど切ったのですが意味なかったかも。

今日の夜行バスで移動します。

サルタ→コルドバ→ブエノスアイレス。

ガイド・ブックの代わりに1万6千分の1の地図(のコピー)を使っています。

南米がA4、3枚。

アンデス山脈を走っていた頃は、ひと晩で1cmほどしか動けませんでしたが

この平らなアルゼンチンでは5cmも動けます。

ブエノスアイレスまでは約10cm、ディレクト・バスなら20時間。

俺はのんびり3泊(バス中2泊)かけて移動します。

11月13日(アルゼンチン時間)の午前中にブエノスアイレスに着く予定です。

大金を出して買ったバス・チケットをメモ代わりにして捨ててしまったようです。

(確か「まゆちん・ふんころ・すげー」と書いた)

まあ、何とかなるでしょう。

本日のBGM、60年代のローリング・ストーンズ。







■Shinnさんへのレスポンスより


書き込みありがとうございます!

Shinnさんも「いつかどこかで」も相変わらず元気なようで何よりです。

おかげ様で「静かな振動」も間もなく4周年を迎えようとしています。

早いですね。

お互い楽しんで自分のペースで続けてゆきましょう。

Shinnさんと会ったのは、俺が会社を辞める前の冬でした。

着ていたトックリ・セーターをなぜか良く憶えていますよ。

焼き鳥、喰いたいなあ。

あの時、引き合わせていただいた鈴木さん(Jさん)とも

旅人ならではのペースですが、付き合いが続いています。

今は、ゆっくりとサイトを巡る時間もなくなりましたが

ユーラシアを横断する際は「いつかどこかで」をじっくりと再読させていただきますね。

日々の生活に、旅に、サイトの更新に、良い時間を過ごして下さい。

また是非一杯やりましょう!







2004年11月13日 ブエノスアイレスより


「静かな振動」を見ていただきありがとうございます!

おかげさまで5年目に突入!

「嬉しい!」「楽しい!」「気持ち良い!」「愛しい!」「ありがとう!」

そんな振動が繋がって広がってゆけば良いなと思っています。

フラットなコミュニケーションの中で人と人が出会い、繋がり、広がり、深まる。

そんな場所になれたら嬉しい。

誰かに影響を与えようというのは思い上がりだと思いますが

何かが伝わってゆくこと、お互いに変化してゆくことは、素晴らしいことだと思います。

だからこそ何を伝えてゆくのか。

インターネット。

簡単便利で時代の加速を進めるメディアだからこそ、

ひとりひとりを思い浮かべながら、奥底の声に耳を傾けて、

奥行きのあるコミュニケーションを積み重ねてゆけたらと思っています。

みなさんの「リ・バイブレーション」あってこその「静かな振動」です。

これからもどうぞよろしくお願いします!

まだまだ長い旅の途中です。







■ライター浅野智哉さんへのレスポンスより


行間を読んでくれてありがとう!

静かな振動は、みなさまの想像力の賜物です。

内燃は祈りであり思考だね。

今、イランでの旅行者拉致・殺害について書いている。

(いつも浅野くんに出せていないメールの返事の意味も込めて)

ちょうど、このサイトでは今まで意識的に避けて来た「怒り」について書いている。

浅野くんの著書では、「泣く」ということが、印象的に書かれているのだけど、

今、そういったことが凄く大切だと思っている。

私たちが怒らなくなった事が(間接的には)幸田くんを殺したのだとも思っている。

(それは社会や政治に対してだけでなく、生活の中でという日常的なことも含めて)

薄ら笑いや苦笑いでやり過ごすのではなく、もっと「怒り」(人間的感情)を表すべきなんだ。

嬉しい楽しいみたいな感情を表す時は、それほど問題はないと思うのだけど、

「怒り」などのマイナスの感情には、浅野くんが書いてくれたように、注意が必要。

他者に責任を転化する「怒り」であってもいけないし、「怒り」を恨みや憎しみに変えてもいけない。

愛と信頼が根底になくてはいけないし、タイミングや決して諦めない意志も必要。

まず自分が見えてないと意味が無い。

怒りは怒りのまま。

簡単なようで難しい。

そんなことを思いながら、時には怒鳴ったり掴みかかったりもしています。

そのままの感情が表せるなら、その先は、祈りでも愛しさでも、

人それぞれで何にでも繋がって行けば良いと思うんだ。

浅野くんの言う「怒り」と「祈り」が似ているというのを、俺はそのように解釈しました。

闇と戦える方法は、思考の中にしかない。

浅野くんが教えてくれたことを繰り返し思いながら書いています。







■やじまくんへのレスポンスより


愛しさも怒りも出会いも争いも全てが人間なんだと改めて思う。

俺は幸田くんの行動は軽率だったと思う。

イラクへ行くという彼を止められる者は誰もいなかったのかとも思う。

ただ、そのことを責めることは出来ないし、

やじまくんが書いてくれた高校生の意見と同じように、非難の矛先が違うと思う。

南米にいると世論のような全体を感じることが出来ないのだけど

マスコミの論調は、無謀なことをした若者は「死んで当然」という自己責任論だったと聞く。

4月に3人が拉致された時にも、自己責任論が聞こえてきた。

何だか政府の都合に使われた硬直したオピニオンのように感じた。

「この忙しい時に、いくら金がかかると思うんだ」と発言した政治家もいた。

本音だろうと思う。

しかし、命への尊厳や想像力は何処へ行ったのだろう。

政府としての自己責任は何処へ行ったのだろう。

経済は理性のようなもの。

確かに必要なものなのだが、しかし、今はそこが大きくなり過ぎているように思う。

先進国や日本に生きる人々の多くは、命よりも経済を優先させることに何ら疑問を持たない。

真理やプライドは何処へ行ったのだろう。

人間としての感情は何処へ行ったのだろう。

理性や客観性の中に逃げない人間としてのそのままの感情。

人間への愛と信頼に支えられた怒り。

ひとりの人間としての考察と意見。

人間であり続ける覚悟。

自由の重さ。

命の重さ。

政府やマスコミにだけ求めるのではなく、自らに問い続ける態度。

世界には明日をも見えない人が多くいる。

問題は日本だけにあるのではない。

問題は海の向こうだけにあるのではない。

出来ることはなんだ。

繰り返されるなら何度でも問いかけよう。

常に今という出発点から清濁両方を見ながら美しい時間を積み重ねてゆきたい。

どんな状況からでも美しい未来を思い描いてゆきたい。

愛しいが増えたら国境は無くなる。

俺は旅を続けます。







2004年11月15日 ブエノスアイレスより


一、ブラジル・ヴィザについて調べる。

二、エアチケットについて調べる。

三、黄熱病の予防注射を打つ。

四、シティ・カードで現地通貨をおろす。

五、ごしごしタオルを買う。

六、世界地図を買う。

七、髪を切る。

八、タンゴを見る。

九、競馬場に行く。

十、本をあげる。

以上、ブエノスアイレスでやること。(+休肝日を作る)

ブエノスアイレスにやってきています。

最近の自分の動きを振り返ってみると同じ処に3日以上は泊まらずに移動を続けていました。

ブエノスアイレスでは、しばらくゆっくりする予定です。







■キホさんへのレスポンスより


オラ!アミーゴ!

ブエノスアイレスは美しい生活が身についてる人々の街だなと感じます。

おじさんやおばさんがカッコつけてて、それが自然で、素敵なんだよね。

キホさん、きっと好きになると思うなあ。

ただ俺が気になるのは、このアルゼンチンでも、

都市に近づくほど笑顔が減って、ストレスが増していったということ。

素敵な人は多いのだけど、眉間に皺を寄せている人、表情の無い人も、ホント多い。

自分はそういったことが気になる。

キホさんが以前、落としどころの話をしてくれたけど、もうそれは分かっているのです。

素敵だなあと思うけど、自分はもう都市に住むことはないと思う。

エトランゼとしてブエノスアイレスを楽しみます。

良い空気大きく吸い込んで綺麗な所も、たくさん感じたいと思います。

是非リベル・タンゴを街角で聞きたい。

カファジャテではエルマノ・hermano(el malo)にお世話になりました。

ホント、キホさんに会って欲しいな。ネルソン。

まじそっくり。

DEJA!DEJA!







■MASAくんへのレスポンスより


バイブーレーション伝えたい!

バイブーレーション受け取りたい!

やっぱ生きてるんだから。

そりゃあ攻めだよなあ。

ありがとう!

ブエノスアイレスでは3人の旅人との再会があった。

サンクリストバル、アンティグア、クスコで会った寺さん。

シェラで会ったヒデ(かまひで)くん。

コロニア・オキナワで会ったパクくん。

MASAくんは、寺さんとヒデくんは覚えているよね。

同じ空間にいて俺は3人を知っているのだけど3人はそれぞれを知らない。

寺さんはブエノスに1ヶ月間の沈没。

ヒデくんはグアテマラから2ヶ月で駆け足の南下。

パクくんはパタゴニアを廻って北上。

そんな3人が同じ空間にいた。

そして、今は誰もいない。

寺さんはカラファテへ飛んで行った。

ヒデくんはメキシコ・シティへ飛んで行った。

パクくんはニューヨークへ飛んで行った。

一昨日から昨日にかけて3人が、それぞれの場所へ飛んで行ったよ。

ブエノスアイレスは、まさに旅人の交差地点。

出会いの面白さと厳しさを噛み締めながら旅をしている。

MASAくんとも、またいつかどこかで!







■ユイユイへのレスポンスより


ユイユイひさしぶり!

パリにいるのかあ。

元気にしてるかなあと思ってました。

幸せを感じた時に、静かな振動を思い出してくれて嬉しいです。

ありがとう!

初海外一人旅、どきどきわくわくだろうなあ。

良い時間を過ごせてるみたいで良かった。

パリとブエノスアイレスで話せるのも何か良いよなあ。

俺は旅をしていて親切にしてもらった恩返しをどうしようかと良く思う。

結局、通り過ぎる存在としては、その方々にお返し出来ないことの方が多い。

やはり、旅をした自分として、この先どう生きてゆくかということでしか無いと思うんだ。

自分の生き方でお返しするしか。

人生自体が旅という解釈もあるが、前記した意味でも、俺は旅は終わらないのだと思う。

旅を終えてからがホントの旅なのだと思う。

旅は終わらない。

自分が癒されるだけの旅はしたくない。

ユイユイに世話になったことも俺は忘れないよ。

良い旅を!







■よりこさんへのレスポンスより


ふんころがしに反応してくれたのはサイコーの人達ばかりだなあ。

無限の音まで感じてくれてスペシャル・サンクス!

確かにそんな音が聞こえていたよ。

最近は止まるということを大切にしています。

スピードを落とすと不思議なほどバーッと視界が開けてたくさんのものが見えて来ます。

きっと時代や文明のスピードも同じだと思う。

俺は自由であるためには想像力が不可欠だと思っている。

想像力のない者に自由は危険。

まさに生きることが生活。

新しい生活。

大丈夫、大丈夫!楽勝、楽勝!

めざし喰おうね。







2004年11月20日 ブエノスアイレスより


ウルグアイへ行ってきました。

ボートで広大なデルタ地帯を渡っての国境越えでした。

印象の薄い国でしたが、基本的にヨーロッパ的な白人社会です。

首都はモンテビデオ。

ウルグアイ人口の半分(人口176万人)がこの都市に集中しているそうです。

郊外には牧草地と小麦畑が広がっています。

午前2時就寝、午前8時起床が最近の生活リズム。

すっかり生活リズムを崩してしまった。

午後11時就寝、午前5時起床が今までの基本ペース。

どうも体の軽さが違う。

どうも1日の長さが違う。

同じ睡眠時間なのに。

今日はビタミン摂って早く寝よう。

みなさんは気持ち良く目覚めていますか。