レゴン・ダンスは12、3世紀の宮廷での悲哀物語。



金色のトンボを追いかけて、ランケサリ姫は、森に迷い込んでしまう。

彼女の美しさに惹かれていたラッサム王は、迷った彼女をさらってしまう。


ラッサム王のランケサリ姫に対する求婚は、あっさりと断られた。

激怒したラッサムは、ランケサリのダハ王国を征服しようとする。


戦が始まれば、多くの人の命が失われる。

ランケサリの懸命の懇願も、怒り心頭のラッサムの決意を変えられない。


いよいよ出陣しようとするラッサムの前にガルーダが現れる。

ガルーダは不吉を象徴する鳥だ。


「ラッサムよ。おまえはこの戦で死ぬだろう」

出陣をやめさせようとガルーダは血を吐いてあばれる。


ラッサムはガルーダの勢いにひるむが、決意を変えることなく

死が待つであろう戦場へと向かって行った。