始めて見たバリ舞踊とガムラン。

想像以上のすばらしさであった。


ロスメンに帰っても感激がさめない。

「あの演奏は神業だ」

「目の表情と指先の緊張感がすごかった」


そんな話をしていると、このロスメンを常宿にしている旅行者が

ここの娘さんが踊り手であることを教えてくれた。

どうやら先程見てきた、華やかなレゴンダンスで

ランケサリ姫を演じていたのが、この宿の娘さんらしい。




翌朝、散歩から帰ってくると、ちょうど学校に行く彼女と出くわした。

神が乗り移ったかのような、すばらしい踊りを見せてれた彼女。

素顔はあどけない中学生だった。


ダンスのお礼を言って、撮った写真をあげる約束をした。

英語が上手になりたいと言っていた。