ある昭和の作曲家が浅草の料理屋で酒を飲んでいた。
すると、どこからか聞いたことのあるメロディーが聞こえてきた。
自分の作った曲を、チンドン屋が演奏していたのであった。
その時、彼は震えがくるほどの喜びを感じたと言う。
「自分のメロディーが大衆の血となり肉となったのだ」
ネオちんどん「かぼちゃ商会」は
新しいスタイルのチンドン屋だ。
路上での演奏を中心に、ライヴもやるし
オリジナル曲のCDも出す。
楽器の構成も従来のチンドン屋とは、かなり違う。
そんな、かぼちゃ商会が沖縄の路上での
演奏経験を血として肉として作った曲がある。
「沖縄恋唄」
想像もできない悲しみを通過した上で
おおらかに笑っていられる強さ。
いつの間にか無くしてしまった
大切なものがたくさん散らばっている特別な場所。
音楽によってひとびとがひとつになる。
そんな沖縄へ向けたラブ・ソングである。
おおきな愛に満ちている。 |
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