高円寺の阿波踊りに参加した。
今年で13年目の参加になる。
お囃子が少なかったので、締太鼓をたくさん叩いたが
踊りもしっかり踊った。全身が筋肉痛。

所属しているのは「花の木連」といって
新宿のゴールデン街にある飲み屋さんの連。

高円寺の阿波踊りは年々、「サンバ・カーニバル?」と
間違うほどの派手な連が多くなっているが
花の木連はオーソドックスなスタイルを守っている。

地味ではあるが、祇園祭りにも通じる
日本的な品と情緒のあるところが気に入っている。
きちっと統制のとれたおんな踊りと
いかにも飲んべえな個性あふれるおとこ踊り。
半纏はあの滝田ゆうさんのデザイン。

花の木連のメンバーは全国から集まる。

鳥取からやってくるOさんは以前、フルートの勉強をしながら
花の木のカウンターに入っていた人。
今は結婚をしていて実家のメガネ屋さんを継いでいる。
毎年、鳥取から親子4人でやって来る。
Oさんは笛でお囃子に参加し、6歳と4歳になる娘さんが踊る。
毎年、いい親子だなあと思う。

13年も続けていると小さかった子供がいつの間にか大人になってたり
それぞれの人生も就職や結婚や転職やいろいろなことがある。

この季節に年に一度、おなじみのそして懐かしい顔を見て
元気そうだとうれしくなる。
ほかの方々もおなじ気持ちのようで
打ち上げが終わって別れるときには
「また来年。良いお年を」と声を掛け合う。

                       2000年8月30日











         
photo by 5*SEASON