あの日、俺は光でした。

太陽から宇宙を旅して、1億5000万キロメートル。

海辺で朝を待っていた、あなたの瞳に飛び込みました。



あの日、俺は風でした。

あなたが飛ばしたタンポポの、小さい命の綿帽子。

燃える夕陽が透き通る、次の春まで届けました。


あの日、俺は歌でした。

遠い砂漠のジプシーが、嘆きと共に囁いて。

あなたの心の奥底の、静かな水面に触れました。


ONE DAY

SOME DAY

AND NOW


俺は、あなたでありました。

あなたは、俺でありました。