世紀末に思う
私たちはどこから来たのだろうか。
私たちは何者なのだろうか。
私たちはどこに行くのだろうか。
こんな時代に生きていると
明日の自分さえ思い描けない時もある。
確かなことは、今、ここに存在している事実。
ちょっと膨らんだ封筒が届いた。
お守りが入っていた。
ふと、不安な気持ちであることを、漏らしてしまったから。
ジーンときた。うれしかった。
愛情は酸素。
優しい気持ちをいただいて
今、こうやって生きていられるのだと思う。
母の手を強く握って離さない子供。
惜しみない愛情とすべてを受け入れ許してくれる存在。
そんな存在が時には必要だ。
自分がそんな存在になることが出来るのだろうか。
数億年という大きな時間の流れの中
私たちはビックバンによって誕生した。
数億年という大きな時間の流れの中
やがて地球は太陽に飲み込まれる。
永遠なる者よ
やってしまった。
コピーからFAXに切り替えずにスタートボタンを。
FAXを送るはずが650枚のコピーが出来てしまった。
また、やってしまった。
定期券を持っている区間のキップを買ってしまった。
トラブルが重なりキャパシティーいっぱい。
こころのキャパシティーを広げたい。
ホット&ホットあるいはクール&クールな日々。
どんな時でもクールなあたまとホットなこころでいたい。
ホット&クールで。
ひかりだけは見失わずに
私たちは忙しすぎて立ち止まる余裕もない。
私たちは忙しすぎて微笑みかける余裕もない。
私たちは忙しすぎて忘れてきた物に気づく余裕もない。
テクノロジーの発達も時代の速度を加速する。
ゆっくりと脈打つ鼓動を感じながら生きてゆきたい。
ゆっくりと地に降ろす一歩一歩を感じながら生きてゆきたい。
ゆっくりと太陽のひかりを肌に感じながら生きてゆきたい。
限りある命
たくさんの美しい時間を過ごしたい。
たくさんの美しい風景を見たい。
たくさんの美しい気持ちに触れたい。
行動に移さないと。
走り続けないと。
ゆったりしたい思いと走り続けたい思い。
その中間くらいのスピードで
これからも生きてゆくのだろう。
ひかりだけは見失わずに
私たちには神話が必要だ。
私たちにはファンタジーが必要だ。
私たちにはヴィジョンが必要だ。
おだやかで美しい時間を積み重ねてゆきたい。
限りある命
永遠なる者よ
私たちは宇宙からやって来た。
私たちは宇宙に帰ってゆく。
私たちは星のかけらだ。
世紀末に思う