沢田 としき 「ONE LOVE 2002」 


沢田さんの作品に触れたのは、15年程前、学生の頃だった。

ニューヨークを舞台にした、サックス奏者の短いマンガだった。

クールなストーリーなんだけど、沢田さんの描く絵が暖かかった。

きっと音楽が好きな人なんだろうなと思った。


「あ、この絵、好きだな」

作者を見ると沢田さんであることが、その後、何度も続いた。


「アフリカの音」という沢田さんの絵本を何度も読み返した。


知り合いが働いている下北沢の店の看板が沢田さんの描いた絵だった。

店で販売していたポストカードを買った。


単純にファンである。


そんな折り、写真を出展することになっていた

「アートな猫展」というグループ展に沢田さんの参加が決まった。

出来上がってきたDMには、沢田さんと自分の名前が載った。

不思議でもあり、嬉しくもあった。


オープニング・パーティーで話した沢田さんは

思ったとおり気さくで音楽が好きだった。


今年になって参加したアフガニスタン支援の展示「ONE LOVE展」でも

出展が一緒になり、その時の作品を譲っていただいた。


沢田としきさん、今でも、単純にファンである。


沢田さん、所蔵品展の出展を御快諾いただき、ありがとうございます!