元気ですか。

   タイ5日目です。曜日や日にちの感覚がなくなってます。
   島の時間に完全になじんだようです。

   今日はナトン・タウンからチャウエン・ビーチに移動しました。
   チャウエンは島の東側の観光客が集まる人気のビーチです。

   約1時間、テンソウに乗っての移動です。
   テンソウとはトラックを改良して、客を荷台に乗せる島のタクシーです。
   現地の青年と白人の太ったバックパッカーが一緒でした。

   気持ちよく晴れました。

   海岸線を風を感じながらのドライブです。
   時々椰子の木にかくれながら、光の粒子が踊る真っ青な海が見えてます。
   イヤホンでウクレレを使ったやさしい音楽を聞きました。
   途中でパンの入ったビニール袋を持った、現地の女の子が乗ってきました。

   涙が出てきました。

   なぜだか涙が出てくるのです。
   ただ涙が出てくるのです。
   自分でも説明の出来ない涙です。
   何かに感動した訳でもないし。
   悲しいことがあった訳でもないし。

   周りのひとに見られないようにサングラスをかけました。

   チャウエンは観光客も多くにぎやかでした。

   いくつかの部屋を見せてもらい、キングス・バンガローに宿を決めました。
   自分はいつも、かなりひどい適当な英語で、部屋の交渉をしています。
   
   ここのフロントの女の子には、いちいち言葉の間違いを直されました。
   まだ二十歳くらいの現地の娘なのですが、腰に手をやり、まったくしょうがないな
   といった仕草で発音や単語の間違いを指摘します。
   「OK OK OK」と彼女が教えてくれた、正しい英語を繰り返すと
   満足そうにうなずきます。

   ちっくしょう。
   明日は「おはーっ」と奇襲をかけてやる。

   夜のビーチで流れ星を見ました。

   ではでは。