古い本棚から薄い冊子を抜く。 開くと「ゲッターロボ」の楽譜だった。 作詞者の名前に見覚えがある。 そこには落語とハムスターが好きな後輩の名前が書かれている。 あいつが書いたのか。 よく歌ってたのに知らなかった。 若い命が 真っ赤に燃えて ゲッタースパーク 空高く 見たか合体 ゲッターロボだ (中略) ゲッツ! ゲッツ! ゲッター ゲッターロボ! あのダンディーのギャグは私の詩のパクリなんです! 後輩が訪ねてきて叫んだ。