夜が深くなり店のシャッターが閉められた。

店内にはサンバが大音量で流れている。

それにあわせて、たくさんの人々が上下にジャンプしている。

「もっとかっこよく踊ってくれよ」と思っている。


カウンターにはドリンクを求める人々。

自分もカイピリーニャを一杯飲みたい。

先程までカウンターにいた男は、奥の部屋で寝てしまっている。

「勝手にカウンターに入ってドリンクを出してしまおうか」と思っている。