えー、年末の話題をぶり返すようですが、わたしもこちらでの皆さんのやりとりをROMしていていろいろと考えさせられました。で、少し思った事など書かせてください。
まず、わたしはその元になった映画を見ていないので、果たして「盗作」と言える程なのかどうかわかりませんが、少なくとも、作家というのは故意でなくとも盗作に近い事をしてしまう可能性があると思います。
一つは以前に読んだ作品が無意識の中に残っていて、自分の作った話と思って書いてみたら、以前に読んだ話だったという例。(これは今回は違いますね)←唐突ですが、ヘレンケラーが実はこれをやっています。
もう一つは、他の作品を読み(あるいは見て)そこからヒントを得て、自分の作品を書く場合。
昔、新聞の新刊の広告で「○○先生が××という作品を読んでインスピレーションを得て書いた小説です」という文を見かけて「プロでもこういう事があるんだな」と思った事があります。作家は常にネタを求めるものだし、読者にしてみれば、××と多少似た点があっても、面白い作品が読めればそれにこしたことはないでしょう。
わたしは先生は故意に盗作をなさる方ではないと思っています。が、いろんな方の文を読んでいると、おそらく例の映画を見てヒントを得たのではないかという気がします。そして自分なりにオリジナルの作品に仕上げようとしたところが、思ったほどオリジナルにはならなかった。そんな具合ではなかったかと推測しています。
ただ、プロという立場上、(同人誌ではなく商業誌ですから)書き上げた後に自分で振り返って、オリジナルと言える作品に仕上がったかどうかの見極めは必要でしょうね。
(それとも〆切に追われてそんなゆとりもなかったんでしょうか。(^^;)
それから「訴えられる?」件ですが、規模から考えると大丈夫じゃないかな。最近、某ユリ・ゲラーなる人物が、「ポケモンに、ユンゲラーというスプーンを持ったエスパーポケモンがいる」と言う理由で任天堂を訴えるそうですが、これとてポケモンのゲームが出てユンゲラーが生まれてからもう何年もたってるんです。で、最近アメリカですごいブームになったから、訴える事になった次第と思います。(サワムラーとエビワラーはどうするんでしょうね。(^^;)
あと、書こうとして書き忘れた事。
上村さんもトールキン読んでるんですね!わたしもトールキン関係の本は集めていますよ。ちなみに挿し絵ではアラン・リーの絵が一番好きです。(^^) そうそう、今年の夏頃(かな)指輪物語が映画になります。以前のようなアニメではなくCGをびしばし使った実写だそうです。楽しみですね。(^^)v
のっけから思わず熱く書き込んでしまいました。
それでは、また、よろしく〜。m(_ _)m
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