出会いの記



                     第一回
                      兼古昌明


 私のギターとの出会いは、これまでに3回あります。

初めての出会いは、30年前くらいの中学3年の春までさかのぼります、

それは、母親の祖母に貰ったお小遣いで買った5000円のクラシックギターでした、

当時、NHK教育テレビで「ギターを弾こう」という番組をやっていて、

番組の最後に演奏される「禁じられた遊び」にとても興味を惹かれました。

今も同じだと思いますが、テレビの影響というのは大きく、

子供の時に流行った番組を見て「私もやってみたい」とか「あんなふうに私もなりたい」

と、思うことはよくありますよね、

私もその一人で、あの荘村清志さんの前髪をたらしながらの絶妙な演奏には

ずいぶん憧れたものでした、

また、日曜の午後に放送していた土井まさるの番組で、

一般の視聴者が参加して歌か何かを上手にやると最後に白いギターがもらえるというのがあって、

「あれが欲しいなー」と心底思っていました。

当時はフォークソング全盛の時代で、今の40代後半から50台の方は、

一度はギターを手にしたのではないでしょうか?

 ギターを買ってからは、「禁じられた遊び」の他「明星」という芸能月刊誌の付録に載っていた

フォークギター入門を見て、フォークソングの練習をしていたように覚えています。

ただ、正式の習ったわけでもなく気晴らしのちょっと弾く程度で、とても他人に「弾けます!!」

などと言える腕前ではありませんでした(今もあまり変わっていませんが・・・・・)。

 そんなわけで、いつのまにか飽きてしまったようです。

中学時代の趣味はもっぱら将棋で「将棋世界」という専門誌を買って、棋譜の研究をするほどでした、

日曜日にNHKで放映されていた早差し対局を見るのが好きで、中原 誠名人のファンでもありました。

 また、スポーツは柔道部に所属していて三年生の時に主将をつとめていました、

ちなみに柔道を始めたきっかけは「柔道一直線」という番組の影響です。

 こんなふうに振り返ってみると、自分もずいぶんミーハーだなと思ってしまいます。

今、野村ギター教室に子供の頃から習いに来ている人たちと比べると雲泥の差があります、

当時から習っていればよかったとも感じます、

もっとも私の生まれたところは丹波の山の中で、

サルやイノシシはいても、ギターの先生がいるわけもないほどの田舎でした、

横浜市 青葉区のような文化的な場所に住める、今の私の子供達は恵まれているなーと思います、

とにかく、私のギタ−との最初はこんな感じでした、

次回は、出会いの第2回目を書こうかと思っています。


                
                     
初めてギターを手にした頃



                         
メニューへ




                          
topへ