出会いの記





                     






             ギターを始めた理由−1





 私がギターを弾けるようになりたいと思ったのは、

高校受験のころです。


 そもそもは、小学生のころから音楽にはあまり興味がなく、

中学生になってもそれほどの関心はありませんでした、

流行のバンドの演奏が聞こえても、

むしろやかましいと思うほどでした。

まあ、興味は湧きませんでした。

しかし、中学一年生になって、

ジュークの歌う「紙ヒコーキ曇り空」を聞いて、

(良い曲だなー・・・・・・・)と、なんとなく思いました、

しかしその当時の自分は、CDウォークマンも持っていなくて、

CDを買っても自分で聞くことが出来ませんでした。

しかし、特別そのことを不便とも思わず、

友達の家に行った時に聞かせてもらうくらいで満足していました、

なんとなくそういうもんだで済んでいたのだと思います。

欲しいなということは思いましたが、どうも買ってもらえそうにもありませんでした。


 そんな状態でしたがジュークの曲はドンドン好きになっていったと思います。

感性にピッタリ合ったのだと思います。


 三年生になって受験という二文字が見えてきました、

誰にでも巡ってくることなんですけども、

日に日にそのプレッシャーは大きくなっていきました。

当然というか、弱い自分というのか・・・・・、

ジュークにのめりこんでいきました。

要するに、今の状況から逃げたかったんですね、

もうこの歳くらいになると、こんな気持ちというのは親に話すということもありませんから、

ジュークの音楽の中だけに自分を埋没させたのかもしれません。

とりあえず勉強は出来たほうだったので、

なかなかレベルの高い高校に入ることが出来ました。






                     
メニューへ





                      topへ