出会いの記
ギターを始めた理由−3
ギターを持ってもどうしていいのか分からず、
教本を見て押さえてみても、
一本か二本の弦の音が出ればいいほうで、
力をこめてもどうにもなりませんでした。
(コリャ習わないとダメじゃないかな)という思いが湧いてきました。
楽器を習った経験はまったくなく、
習うといってもどういうものなのかまったく分かりませんでした。
ギター教室ってどこにあるのかなー・・・・・ってなことを考えていたのですが、
皆目想像がつきませんでした。
どうしようかなーと電話帳などを見ていましたが、
どこをどうということもなく眺めていました。
結局、父がいくつか通えそうな教室に問い合わせてくれました。
近くにあっても月謝が高すぎたり、イメージが違ったり、
いろいろ自分の条件となかなか合わなくてどうしようかと思っていましたが、
その中でも一番条件に合っていそうなところが野村ギター教室でした。
父が会社から電話をしてくれて、一度訪ねることになりました。
普段、自分のことは自分でということで、
ほとんど我々の行動にはタッチしない父があたってくれたので、
とりあえず一緒について訪ねて行きました。
教室は駅からすぐのところにあり階段が道路より奥にあって、
4階までトコトコ登っていきました。
階段を上って奥から二番目が教室でしたが、
看板もなく地味なものでした。
ドアベルを鳴らすと、先生が出てきて中に入れてくれました。
父は座って2〜3質問すると、私だけ残して帰ってしまいました、
仕事だと言っていました。
先生としばらくお話をしてとりあえず通うことにしました。
通わないと弾けるようになりそうもないので、とにかくです・・・・・。
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