出会いの記





                     






             ギターを始めた理由−6






 
アルバイトは忙しくなってきてはいましたが、

ギターの練習はとりあえず続けていました。

アルバイトが忙しくなるということはお金にもなるので、

弾けるようになったら良いギターが欲しいなということも考えていました。

最初買ったのが9800円くらいのギターで、

まあ、ほんとに初心者用という感じ・・・・。

後で分かったのですが六弦の一フレットの音は、

なんだか音になっていませんでした・・・・。


 それにしても「ちょうちょ」の段階は結構長かったように思います・・・・。

毎回注意をされながら少しづつ曲は進んでいきます。

しかし、最後の練習までは長く感じたなぁ・・・・。

毎週休むことはなく教室には通いました。

先生も「休むな!」と言っていたので、それを素直に守ったわけです。


 ある日、ようやく最後の曲まで時間内に弾きとおすことができました。

しかし、それですぐ次ということにはならず、

それからしばらくは、しっかり流れるように弾けるまで繰り返し練習しました。

押さえる左手もまだ不安定で、

すぐ崩れてしまってなかなか思うようにはなりません。


 右手の親指もなかなか一定の位置で弾くことができず、継続練習をしました。

それでも次第に油が回ってくるように、

押さえる指が出てくるようになってきました。

これは自分でもはっきり自覚が出来てうれしくなりました。

そうなると始めて先生から次の段階に進むと言われました。

次なるものは何かなと思いましたが・・・・。

 右手の人差し指と中指を交代に弾くように言われました。

これがまた最初神経を使うわけです。

先生が指定する指で弾いていくわけですが、

間違える間違える・・・・・。

とても一曲を弾きとおせるというものではありません!





       
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