思い出・・・・
井上英二
ギターとの初めての出会いPARTV〜(2)〜
2005年10月記
バンドで合わせる基本はリズム、
当たり前ですが、その頃はその実現の仕方がわからなかった。
ただ合わせるだけではなく、リズムに絡ませる部分は、
経験していかないとわからなかったです。
まずはリズムにノレるようにするということで、
喫茶店に入ったら流れている曲に合わせてリズムをとる、
ということをしていましたね。
貧乏ゆすりじゃないですが、
テーブルの下でこっそりと足と手でリズムをとる練習をしていました。
8ビート,16ビート,4ビートと。。。
その友人は、ボーカル志望で、私はギーターがうまくなりたくて、
二人で私のアパートで良く練習しました。
最初に練習したのは、
「サザンオールスターズ」の「いとしのエリー」でした。
バラード系はスローで簡単かと思いましたがとんでもない。
微妙なためるリズムで刻まないと全然雰囲気がでない、
リズムギターをしらなかった者にとっては難しい技でした。
最初は右手でカッティングするのに力が入るから、
ギターの弦もブチブチ切っていました。
勿体無いから切れた弦を張りなおして限界まで使っていましたね。
「ドゥービーブラザーズ」の
「リッスン・トゥー・ザ・ミュージック」のリズムギーターを、
カッコ良く弾けるようになるのが目標でした。
ピックの持ち方や右手首のローリングの仕方、
自分に合う奏法を模索してひたすら弾いていた時期が思いだされます。
どうしたら力が入らずに滑らかに早くカッティングできるのか、
メトロノームに合わせて、
ロックンロールのスリーコードを1日中弾いていたのがこの時期でした。
基本練習に明け暮れる中、
大学2年になってからやっと4本目のギターにめぐり会います。
バイト代も貯まったところでグレコのSGも限界にきていたので、
新しいギターを買うことに決めました。
友人がストラトキャスターだったので、
違う音の方がいいかとレスポールモデルに決めました。
ロックやるにはレスポールだろうという勝手な思いもありまして。
お茶ノ水の石橋楽器に行って購入したギターは、
フェルナンデスの「BURNYレスポールモデル」です。
当時(28年前)で8万円ぐらいでしたでしょうか。
下手くそだったので弾き比べても良くわからず、
サンバーストタイプのデザインに惹かれて選びました。
でも、今までの生涯で一番弾きこんだギターがこのBURNYです。
さて、新しいギターも手に入れて、
メンバーも2人から5人へと、
バンドで演奏するチャンスがきたところでPARTWへ続きます。