百人一首替え歌健康法
12、天つ風 雲の通い路 吹き閉ぢよ
をとめの姿 しばしとどめむ
僧正遍照
新嘗祭の時に、宮中で催される少女たちの踊り。
その舞姫たちを空から降りてきた天女にみたてている。
あまりに美しいにで、天上に返したくなくなり、
天へ帰る道を閉ざしてほいしと歌ったのである。
仁明天皇に愛されたが、帝の崩御にともない、悲しみのあまり出家してしまった人。
修業の甲斐あって、後に高僧といわれるほどになり、
六歌仙の仲間入りもはたした。
12”雨の日の ジムの通い路 夢にみる
痩躯な姿 しばしとどめむ
痩身夢見中将
満体をなんとかしようと、通いはじめたスポーツクラブ。
仕事帰り、疲れた体に鞭うち、心の疲労を癒すため、
体を酷使しようなどと思ったりする。
酒の誘惑を断るも、それなりの苦労がいるのである。
雨の日はちょっとつらいものがあるけれど、
通う道すがらスリムになった体型をたっぷり想像する。
そんなふうに自分を鼓舞しながら、健気にも努力をする自分の姿がなんともいえず微笑ましい。
夢はかならず実現する事を信じましょう。