百人一首替え歌健康法
13、陸奥の しのぶもちづり 誰ゑに
乱れそめにし われならなくに
河原左大
陸奥のしのぶもちづりとは、
信夫地方の名産でしのぶ草を摺って染めた衣のこと。
その模様が乱れているので、
ほかならぬ恋の相手により自分の心が乱れてしまったと、したててある。
河原左大臣は嵯峨天皇の皇子で、多くの別荘を抱え贅沢な生活をした趣味人。
そんな貴族性を存分い匂わせる歌。
調べも実にきれいで、口ずさむのに最適。
百人一首を覚えて自己満足できる最たる歌なのではないでしょうか。
13”未知なりし 検査に署名 促され
乱れそめにし われならなくに
検査承知介
間接喫煙の恐さをうたった、ちょっとまじめすぎる歌。
体に優しくない検査については、
医師から必ず承諾書というのもをとらされるのが決まりになっている。
きちんと検査のリスクを説明して、
本人が納得した上で、臨むというのが本来のあるべき姿なのであります。
検査の説明をうけ、その必要性と危険性について理解したのであるが、
署名するのはなんとなく抵抗があるもの。
自己責任ということばが、まだ定着していないから、やむをえない。
そんなことなので、
ちょっぴり心が乱れてしまうのも患者の心理として無理のないものだよね。