百人一首替え歌健康法
21、今来むと 言ひしばかりに 長月の
有明の月を 待ち出でつるかな
素性法師
女性の立場で詠んだ歌。
すぐに行くという男の言葉を信じて、
秋の夜長を今か今かと待っていたら、
とうとう夜明けの月を見る事になってしまったとの意。
妻問い婚の風習を考えれば、この切ない女心は、
当時そこかしこでみられたに違いないもの。
待ち出でつるかなが、八音破調になっており、
そこに嘆きの感情が増幅され、わびしさも一入と言う感じになります。
素性法師は僧正遍照の子で、古今集の代表的歌人。
出家の身での恋歌を作ったのは、いかにもお遊びと思えるのだが、
そこがまたユニークなところかも。
21”今来ると いわれてまちし 救急車
つきしころには 元気人なり
救命救急法師
あまりに激しく腹痛が出現し、
119番したものの救急車が着いたころにはケロリというのも、よくある仕方ない話。
格好がつかないので、少し大げさに痛みを訴え、
後悔しながら病院へ向かうなんていうことになる。
ある統計によると、救急車を使う人の半分以上は、
結果的には軽症なのだそうだから、喜ばしいというべき。
でも救急車をタクシー代わりに使う不届きものがいて、
ついにお咎めをうけたという話もありました。そんなのは言語道断。
本物の急患が首尾よく搬送されるためには、
救急車の出動は絶対的に不足しているのが現状。
そんな仕事を代替するビジネスが、今後、台頭してくるという噂もあります。