百人一首替え歌健康法







31、朝ぼらけ 有明の月と みるまでに
            吉野の里に ふれる白雪      

                   坂上是則






 吉野といえば昔から桜と雪が愛でられていたのです。
夜明けに降る雪の白さを月の光と見まがうばかりに美しい、
と感じてそのまま詠んだもの。
白雪で体言止になっているところに、
吉野の里に対する憧憬の気持ちが色濃く込められています。
 
 作者は征夷大将軍、坂上田村麻呂の子孫ですが、
文人として大成し、あた蹴鞠の名手としても知られる多才な人。
古今集の撰者になるほど、
歌も優れていたのに生没年が分からないのが残念です。








30”朝ぼらけ 有明の月を みる頃に 
           無呼吸ありと 告げられにけり    
                   
                    呼吸之少将







 明け方早く目がさめたとき、
妻に呼吸がおかしいと告げられました。
今話題になっている無呼吸症候群という病気がふと頭に浮かびました。
新幹線の運転手がオーバーランし、結局この病気と診断され、
俄かに注目されたものです。

 この病気、肥満体の人が罹りやすく、
睡眠が不十分になるため、日中眠いなどの症状が現れるとのこと。
思い当たることばかりです。
早速、専門外来を訪問し、検査をうけて診断が確定しました。
現在寝る前に装置をつけて治療していますが、
結構調子よくなってきました。







                               
メニューへ



                                topへ