百人一首替え歌健康法





4、田子の浦に うち出でてみれば 白妙の
         富士の高嶺に 雪は降りつつ

                  山部赤人




柿本人麻呂と並び称される万葉の超有名歌人。
自然の美しさを大らかに歌う名人で、
その極め付きがこの富士賛歌。
この歌のインパクトが大きすぎて、
現代歌人は富士を読むことを遠慮しがちになったとか・・・・・。
富士山を世界遺産にしたいと願うすべての日本人が、
愛唱すべき簡潔で格調の高い歌。








4”西方に 不老の薬 ありといふ 
         車窓におはす 富士は我がもの
    
                  前不老大臣



不老不死の薬を求めて、体力や財力をいとわないのは古今東西変わらぬこと。
すべての人に平等であるのは、死という現実である。
人の成長と発展や文化の形成は時間との緊張感から生まれるものなのに、
西の方角に健康によいという話があれば、新幹線ですぐに旅立つ現代人。
その時に見る富士の勇姿に、おのが健勝を重ねてしまう邪気のなさが微笑ましい。






                               
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