My hometown、沖縄






                         
                               栗山正義





                            第一話





 沖縄生まれ、沖縄育ちですが、

実はあんまり沖縄のことを知りません、

この文を書くになってインターネットで沖縄のことを、

少し調べることにしました。

 すごいです!

知らないことや知らないところばっかり、

20年間もあんなに狭い島で何をしていたんだってくらい知らない、

こんなにも知らない自分にビックリしました。

 知らないことだらけのホームページを読み続けたって、

ヒントになるようなことがあるはずもなく、

沖縄という島にとりつかれてしまった他県の人たちの情報量に、

少し胸やけ気味になってしまった僕は、

パソコンの前から離れることにしました。


    ***********


 そもそも僕は自分が「沖縄人(ウチナーンチュ)」だという意識が低いです。

自分のことを沖縄人というのも少し恥ずかしいさがあるくらい・・・・・。

もちろん故郷を愛していますけど。

 母は純粋な沖縄人で石垣島という離島の生まれです、

父はというと鹿児島県の人なんです、沖縄人ではないんです、

と、なると僕はハーフです。

まあ、どっちも日本人なんですけどね、

でも、それは沖縄という島の中の子供には大問題だったのです。

分かるんですよね、違うのが・・・・・子供なりに・・・・・・。

何よりもまず顔、

沖縄の子はたいてい、浅黒い肌に、

まんまるお目々で、ハッキリした顔立ちです。

しかし、僕はまるっきり反対、

一重の目に白い肌、ピンク色のほっぺに、

パッツン前髪の坊ちゃん刈りが似合うタイプの子供でした、

子供同士でもそれは一目瞭然で、同級生に

「あんた、ないちゃーでしょ(本土の人でしょ)」なんて言われました、

だからでしょうか、

あまり方言も使いませんでした、

リスニングは問題ないんですけどね。






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