渡辺さんの俳句傑作選
2013年 1月の俳句
◇余文◇(_ _))
新年雑詠ということで10句まとめて発表となった。
ここはひとつ余計な論は持たず、
素直に鑑賞してみたい。
渡辺氏の10句に比べると、
やはり自分はいつもと同じ5句・・・。
年頭においての覚悟がいま一つ足りない。
これでいいのかと叱咤したところでやはり出てくるのは5句・・・。
5句が習慣づいてるのがいけないと思う。
思ってもそれほど反省の気分は湧いてこない・・・。
気合が足りないではないかと叱責を受けそうだ。
しかし、やはり10句は出てこない・・・。
気合が足りないのではなくてキャリアが足りないと思いたい。
こういう文章を頭に持ってきていいのか・・・。
なにごとにも真打登場の前には露払いが必要だ。
さすがに太刀持ちは必要ないが、
まあ、さっと露払いの役目くらいにはなるだろうか・・・。
くだくだ長いからさっさともう終われという声もある。
あんまり長いと「新年雑詠」を読む前に疲労してしまう恐れがある。
この辺が引き時か・・・。
渡辺氏は気が短いのだ。
と、言いながら結構長くなってしまった。
さて、読むウオーミングアップはできただろうか・・・。
戦争を知らぬ還暦年迎う
愛猫にマタタビ与え今日の春
新年や天声人語読む決意
ゆっくりと地球儀回す松の内
避難場所確かめてみる三日かな
小寒や昭和は遠く近いもの
人日の盲導犬の首輪かな
負け越しの五目並べや小正月
大寒の部屋にオカリナ響きけり
真冬日やフェイスブックを立ち上げる
句会員の句
垣根越し目見張るほどの赤き梅
庭隅でスイセンそそと咲きにけり
雪かきに八十路の腰の耐えられず
ムクドリの憎たらしきは新芽食べ
松終えて心踊りの雪が降る
主催者吟
城跡の落ち葉動きて兵走る
木枯らしや娘と映る鏡かな
元日や雀さえずり夢つづく
三日過ぎそろそろ飽きてナポリタン
雪を踏む音のみ聞きて湯浴みかな
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