渡辺さんの俳句傑作選


2021年 3月の俳句


マイナンバー十二桁です四月馬鹿

マイナンバーカードが今なんとなく注目を集めている。
5000円がついてくるというのに欲を刺激されて、
いきなりカードを申請する人が増えたということだ。
ほとんど忘れて今まで生活してきたのだが、
一般大衆の流れについ迎合してしまう体質のせいか、
また申請案内の郵便が届いたせいか、
いきなりやる気になって写真まで撮影してしまった。
しかし、郵便で送るまでは簡単であるのに、
その後鳥に役所まで行かなくてはならない。
行ってすぐもらえるわけでもない。
行くための予約も必要なわけ・・・。
行ってからも暗証番号だのなんだのと、
いろいろけっこう大変みたい。
ここまで聞いてしまったところで、
なんとなく気持ちが引いてしまった・・・。
なた長いトンネルに入ってしまった感じ。
トンネルを抜けると雪国だったは川端康成。
マイナンバーのトンネルを抜けると、
なにが待ってるんだろう・・・。
9月までは5000円がついてくるように、
延長されたようだ。
猛暑の中役所までいくのかと思うtこれまた腰が引けるね。
5000円がついてくるということで、
大挙して申請者が増えるというのも、
なんともいじましいというかなんというか・・・。
それにしても申請者が増えれば増えるほど、
個人情報が危険にさらされるというのは確かにある。
情報が抜かれて困るという層ではないが、
なんだか気持ちの悪さはあるね。
登録者が増えるのを、
虎視眈々と待ってるのがいるんだろうな。
国民のほとんどの情報が取り放題となればそりゃ狙うわな。
5000円キャンペーンが終わってからにしようかな。
なんだか行く気になってる自分も怖いね。
国が国民全体を管理する日も近いのかな。
そう考えると結構怖い制度であることは確か・・・。
こういうことは知らないうちに進行してるんですよね。
気が付いたときは「あれま・・・」っていう感じで(*^。^*)
一枚のカードで個人のことがすべてわかってしまうんだからなぁ・・・。







あたたかや帝国ホテルのプラモデル

帝国ホテルというとなんだかいかめしい雰囲気がありますね。
一度この帝国ホテルでの結婚式に招待、
されて行ったことがある。
帝国ホテル経験はこの一度だけ・・・。
早々出入りできるような場所でもない。
中に入ってみるとなかなか豪華で、
やはり帝国ホテルだなっていう、
なんとも言えない納得感があった。
あんまりジロジロ見まわすのもなんだなとは思いつつ、
まあ、じっくり見渡してみました。
今となっては大半が思い出せない・・・。
それだk時間の経過があったということですが、
早々行けるところでもないから、
よく見ておこうと思ったわりには、
残念な記憶になってしまっている・・・。
だんだん過去のことが薄らいでくるというのは、
あの世に近づいてる証拠ともいえるんですよね。
そんなこともちょっと考えたりして、
いきなり寂しい気分になったりする。
帝国ホテルも建て替えるという話になってるようだ。
各関係企業との打ち合わせということらしいですが、
なかなかすごい企業の名前が並んでるんですね。
どういうふうに建て替えるかは、
なかなか大変じゃないですかね。
あんまり現代的にしてしまうと、
帝国ホテルといってもなんだか重みがなくなる。
だからといってたいして変わらなければ新鮮味もないわけで、
ここのところのさじ加減が難しそう・・・。
テクノ風になったらおもしろいなって思うのですが、
威厳を前面に出そうとするだろうからこれはないな・・・。
2036年にお目見えするようなのですが、
こちらがそこまで生きてるかどうかってのがある。





ネット詐欺どうにか躱す春の宵

ネットを使った詐欺というのはなくならないですねぇ・・・。
以前に細かくは忘れましたが、
なんかの支払いができてないというメールが来て、
どうせ迷惑メールのたぐいだろうと無視してたら、
今度は無視をしてると裁判沙汰になるぞと、
さらに脅してきた。
これも無視をしてると、
ほとんど怒鳴り散らすようなメールが来た。
いついつまでに支払いがないと、
裁判所から連絡が来るということだ。
それでも無視していて、
いきなりその気にになる寸前のところで、
メールに書いてある電話番号に電話をしてみた。
社長らしきおじさんが出て、
「使われましたか・・・」という指して驚くふうでもないお返事。
「無視しててかまわないんじゃないですか」というお言葉。
それならと無視し続けたら脅しメールは来なくなった。
この時はまだあまりこういうことに慣れてなかったので、
思わず相手の術中にはまりそうになった。
今現在もとにかく毎日のように来る。
しかし、すべてそく削除。
こういうメールは発信元のアドレスを見ると、
まずまともなことではない。
今はコロナの影響か、
とにかくこういう詐欺まがいのメールが多い。
楽天とかアマゾンを語ってくるメールが多いね。
時代を反映してるよなぁ・・・。
支払いに関しての内容がほぼ全部。
支払いなんて文字が入ってるとつい本気になるじゃない。
そこの心理をついてくるんですよね。
特に高齢になるとそういうことに敏感じゃないかと思う。
そこををついてくるんですね。
危ない！危ない！！(*ﾉωﾉ)
今日もメールを確認すると、ある、ある、ある・・・。
簡単にこういうメールも出せるから、
こういう詐欺メールが成功すると対費用効果絶大なんですね。
ま、無くなりはしないですね。





ピアニカで唱歌奏でる春の暮

ピアニカなんてちょっと懐かしいなぁ・・・。
吹きながら鍵盤を押して奏でる楽器。
これが出た時はなんとも面白い楽器だなと思った。
ハーモニカと違って目で見て音が出せる。
子供でも簡単に演奏できるんですよね。
楽器とはほぼ縁のない大人でも、
少し練習すればとりあえずメロディーにはなるんですよね。
出た時ほどではないですが、
今でも根強いものがあります。
ハーモニカ世代より少し上くらいかな・・・。
この楽器のいいところは、
メロディーを奏でるのはもちろんのこと、
和音が出せるってことなんですね。
複雑なことは無理っぽいですが、
簡単なコードは吹けるんですね。
目で見てるので意外と簡単にできます。
メロディーにコードをつけて合奏ができる。
メロディーはリコーダーでもいいんですね。
楽しく合奏ができるのはいいですね。
ハーモニカで唱歌というと、
昭和も古めの世代ですが、
もう少し世代が上がったところには、
ピアニカが存在するんですね。
ハーモニカで唱歌というと、
昭和も第一世代かな。
ギターは第二世代かもしれない。
ピアニカというと第三世代という気もする。
それにしてもハーモニカにしてもピアニカにしても、
考えた人ってすごいですね。
特にピアニカは小さな子供から大の大人まで幅広い。
廃れることのない楽器の一にまで来た感じがする・・・。





東北のお座敷列車山笑う

お座敷なんて単語が出てくると、
昭和も初期の人類は「芸者ワルツ」
なんて歌を思い出すかもしれない。
♪あなたのリードでしまだも揺れる～♪
なんて歌を知ってるのはほんとうにまったく昭和初期・・・。
さだまさしなんかはこの歌が好きだと言っていた気がする。
なんともはやって気がしますが・・・。
お座敷列車なんて乗ったこともないですが、
テレビでやっていたのを見たことはあります。
今はお座敷列車より屋形船のほうがメジャーかもしれない。
去年コロナで名をはせましたが・・・。
なんともビックリポンの話でしたね。
屋形船を運営してる人たちも、
驚天動地だっただろうなぁ・・・。
お座敷列車もコロナの影響は受けてるんですよね。
狭い場所での飲食はリスクがあるんですね。
でも列車に揺られながら、
移り変わる景色を見たり見なかったりで、
飲食するのはいいですね。
居酒屋は動かないけど、
列車は動いて景色を変えていきますからね。
酒が飲めなくても結構楽しめます。
居酒屋で酒が飲めないと、
ほとんど地獄の忍耐になりますからね。
今は東北に限らず全国的には走ってるようですね。
ただ個人で企画することはできずに、
やはり大手旅行会社の企画ということになります。
当然と言えば当然なんですが、
こういうものって仕組みがよく分からないところもあるじゃないですか、
話は聞くけど実際はとなると知らない人がほとんど・・・。
ふつうのお座敷と違って小さな子供から古希の人まで、
ワイワイ楽しく行けるところがこの列車のいいところ。
料亭のお座敷なんて言うと、
もう決まった人しか行けないですからね。
こういう遊園地的な発想のものって貴重って気がする。
今はコロナで難しそうだけど・・・(*ﾉωﾉ)





主催者吟

歯科女医のドリルの迫る春の雷

思い出は辛さも楽し桜咲く

見上げれば若葉まぶしき山の道

五フレット響くギターや春日差し

懐かしの青春映画杏咲く


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