渡辺さんの俳句傑作選


2021年 4月の俳句


謙譲語使うロボット四月馬鹿

今の世の中AIの話題で持ちきり。
AIというのは言わずと知れた人工頭脳だ。
いろいろなところで活用されていて、
その例を言ってみろ、と言われると口ごもってしまう。
具体的には出てこないのだ。
これが昭和生まれの辛いところと言えばそうなのかな・・・。
言われると多分、ああそうか・・・となるのだろうけど、
とりあえず家といわれると何も出てこない・・・。
少し前はロボットの話題が主役だった。
二足歩行したと言えばニュースになっていた。
ソニーの開発したアイボなんてすごい人気だ。
犬のロボットということだけれど、
なにが良いのかは残念ながらよく分からない。
金属の皮膚感で動物の代わりになるというのが、
どうもしっくりこないのです。
それでも売り切れるというから、
そういうことはなんの素のなのだろう。
AIというともう目に見えるところは、
いっきに飛び越えてしまっている。
電気ポットにも冷蔵庫にも使われているという。
洗濯機にも使われているという。
便利だと娘なんかは大喜びだ。
こちらとしては便利と言われても、
かえって不便に感じてしまう。
なにしろ取扱説明書も細かすぎて最後まで読み切れない。
最後まで読みきったころには、
最初の段階の説明をもう忘れている・・・。
結局なんだかよく分からないまま言われたことだけで動かす。
ロボットにしても時々ビルの中にいて、
こちらが近づくといきなり挨拶をしたりする。
こちらはロボットにあいさつされるというのは、
そもそも慣れてないですからね。
いきなり口ごもってしまう・・・。
そうするとそれをほろうするような一言を言ったりする。
ますますなにを言ったらいいか分からなくなり、
急いでその場を逃げる・・・。
立ち去るというより逃げるといったほうが正しい。
昭和生まれには厳しい世の中になりつつありますね。





花韮やアイドル目指す聖少女


21世紀、アイドルといわれる少女があふれている。
AKB48から始まって、
今やなんだかいつ出現したのか分からないグループが
雨後の竹の子のように沢山出てきている。
このようなグループからテレビの女子アナウンサーも誕生している。
各分野の予備軍のようにもなっている感あり・・・。
グループ卒業後も華やかに活躍してる子もいれば、
なんと警察のご厄介になってる子もいる。
まあ、生き残りをかけたサバイバル競争も、
熾烈を極めるんだろうなぁ・・・。
なんと国会議員にまで上り詰めるのもいるくらいだ。
グルーを卒業してタレントとして活躍できたとしても、
そのグループでの活躍が後に影響して、
体調を崩して芸能界引退なんて子もいるようだ。
聖少女という言葉はきれいだけど、
結構泥臭い競争をしてるんじゃなのかな。
まあ、こういうグループを一つの足掛かりにして、
スターダムにのし上がる子もいるからね。
中には大成功して老後のために、
マンションをいくつか買っているという子までいる。
こうなるとなんだか羨ましい・・・。
まあ、爺のひがみというところに落ちるんだろうな。
ただとてつもなく厳しいというのがありそうだ。
以前に芸能界に身を置いている男の子がいたが、
まだ小学生だったと思う。
舞台のオーディションを受けて受かっていた。
何千人の中から三人受かったと言っていた、
本人もびっくりしていた。
ただやはり全体にオーラがあるんですな。
このオーラというのは人工的に作り出せるものではないから、
もう生まれた時から持っているってことだよね。
こういう子はだれが見てもわかるということだ。
無理やりアイドルを目指しても、
こういう子がいる限りなかなか普通の子は難しい・・・。





リハビリは遅々と進まず麦の秋

コロナ禍が世の中を覆っている。
医療がまずひっ迫していて、
いったん重症化すると大変なことになるらしい。
らしいじゃなくて大変なことになる。
今や大阪では重症化すると入院するベッドがない状態だ。
まあ、運の世界に突入してるのです。
運が良ければ重症化しても生還できる。
自分で選択できるわけではないから、
もう仕方ないってことであきらめるしかない。
コロナ以外の患者は後回しってことにもなっているらしい。
リハビリが必要な人は命に係わるもんじゃないから、
あとで!!ということになってしまうらしい。
命にかかわる人でも後回しになってしまうらしい。
今の時代、体調管理が一番重要だと思う。
朝起きてちょっとたいちゅが重いな…と思うと、
すぐに体温計…となる。
なんだかピリピリしてるのが自分でもわかる。
大阪では老人は後回し、
みたいな話が出回っていたみたいですが、
コロナ禍の時代の姥捨て山に変わってきたということか。
お金のかかるご老人には先を急いでもらおう、
ということなんだろうな。
医療切迫の現場当事者になると、
そんな思いも浮かんでくるのだろうと思う。
まあ、リハビリというのは後回しになっていくと思う。
リハビリがうけられないという話も現実にあるようだ。
ワクチンもいつどうなるのか分からない昨今、
リハビリはご自分で…と、
思ったほうが解決は早そうだ。
今はとにかくどこマテにならないということを、
しっかり肝に銘じておくべきだろう。
7月までに老人の二回接種を終えるという、
菅総理の言うことを真に受けてはいけません。
あくまでも政治家の言うことだと思って、
聞いてないといけません・・・・(*ノωノ)





春の宵電子ブックで漫画読む

本屋さんが次々姿を消していきますね。
身近にはもう一軒もなくなってしまった。
今や本一冊買うのも電車に乗っていかないと、
買うことができなくなった。
少し時間があったりすると以前は、
まず本屋となった・・・。
少しの時間でも立ち読みしてると、
いい本にあたったりするのだ。
そういう日常の本屋が身近から消えると、
ちょっと早くついてしまったりした時の時間を、
どう過ごすか・・・。
なにもないってことになる。
そうするといきなり時刻表が大事になってkる。
目的地にできるだけ時間ぴったりに行こうかと思う。
とにかく冬なんて寒いから外で待つことなんかできない。
公費を飲むなんてことも考えるが、
そこまで早く行こうとも思わない。
そうなると時間にシビアになる。
なんだか気持ちに余裕がなくなりますな・・・。
なぜこれほどまでに本屋さんが消えてしまったのか、
一番の原因は電子図書があると思う。
お見本を持って歩くよりタブレットかなんかに、
本を丸ごと入れてしまえば、
読みたいときにどの本でも読める。
これは便利に決まっている。
最近カメラ雑誌も次々消えていっている。
これはもう言わなくてもわかりますね。
もうインターネットでいくらでも検索できるのですよ。
少々のことはプロが解説している。
重い本を見なくても簡単にわかってしまう。
歴史のある日本カメラもなくなってしまうそうだ。
月間カメラマンも姿を消した。
ニコン一眼レフカメラから撤退をした・・・。
まあ、厳しい話ばかりだ。
もう一眼レフでじっくり写真を撮るというのはなくなって、
スマホでパチリで終わり・・・。
なんだか味もへったくれもなくなってきてますね。
昭和の人間の味と思える世界はどんどん衰退して、
いかに簡潔にしていくかが今の流れですね。
紙の文化は消えていくのみってことでもあるのかな・・・。
自分は紙派なんですけど・・・( `ー´)ノ





春愁を隠す化粧の念入りに

なんだか森会長の事件があってから、
主要なところが全部女性に入れ替わりましたね。
都知事はまあ、小池さん、
これは前からそうなんですが、
オリンピックの大臣が丸川さん、
会長が橋本さん・・・。
いずれ劣らぬ才女ってことでしょうか・・・。
この中で化粧が濃いのは小池さんかなぁ・・・。
お歳ってこともあると思いますが、
なかなかの厚化粧・・・。
三人が並ぶとどうもその辺は目立ちますね。
小池さんは若いころ竹村健一といっしょにテレビに出ていた。
なかなか可愛い顔をして、
鋭いことを言っていた記憶がある。
その後どんどん頭角を現してきて、
国会議員になってしまった。
丸川さんはテレビ朝日のアナウンサーだったんですね。
出ているところをテレビで見たことがある。
安部さんの一言で政界進出。
どんな実績があるのか分からないうちに大臣ですよ。
この人は夫婦で議員じゃないですかね。
橋本さんはもう誰でも知っているオリンピック選手。
この中では一番知名度が高いんじゃないかな。
まあ、とにかくそろったのですが、
三人並んで揃うと、
やはり小池さん夏化粧が目を弾きますね。
丸川さんは普通・・・。
橋本さんもそもそもアスリートだから、
あまり化粧に頓着してる雰囲気はないのかな。
小池さんはそもそもの美貌がったから、
やはり見た目を気にするんじゃないですかね。
丸川大臣と並んだときはやはりちょっと濃いかなと・・・。
オリンピックという春愁を隠すには、
やはり顔色の悪いところは見せられない。
まあ、かなり今の状況は憂いのレベルは高いと言える。
すっぴんでテレビなんかに出たら、
地獄絵図にもなりかねない。
まあ、だんだん厚くなっていくんだろうな・・・。
丸川大臣は化粧の具合もなんだ薄い感じがしますね・・・。
今のテレビは鮮明度が違うから、
女性は大変ですね・・・。
なんだか小池知事にそこはかとなく同情してしまうね。





主催者吟


錦鯉触れて悠揚シャガの花

城跡の土塁カタクリ越えて咲く

心地よき酔い覚め楽し初夏の風

春愁やそろそろ詰みか園児追う

酔い覚めて駅の眩しき夏の月



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